Nonsection Radical

撮影と本の空間

4月16日 変わらぬ視線

2022年04月16日 | Weblog
昨日来の雨は曇天と続き、予想外に暗さと寒さを残したので予定変更。
在本彌生さんの写真展「Treasure Hunting -IZARI-」も明日4/17までなので下北沢のGreat Booksに向かう。
開場は12時からなので勤務明けから時間があるが、撮影していれば時間は過ぎるしと下北沢をぶらぶら。
今回はちょっとまともなカメラとレンズを持ち出してテスト撮影となったが、もうコンデジで十分だわカメラ重いわと弱音を吐き続けて徘徊。
早々にどうでも良くなって置きピンでチラファインダー(しっかりとファインダーを覗かない)で適当に撮影するのが小気味よい。
ニコンのDL18-50が発売されていたら、もうこれで十分と思ったろうにと。
GR21希望。
予定通り時間は過ぎるがシモキタは人の往来が半端でなくなり危険を感じるほど。
危険とはもちろんコロナに関しての事。
無関心の人があふれると本当に危ない。
意外となにも大したものを売っていない街が良いのかもと思う。
サービスを売るというか雰囲気を売るというか。

在本さんの写真を久しぶりに見たが、相変わらずだなぁと。
興味に向かう視線が初々しいまま。
でも世間で勘違いする「素直な」とは違う。
普通の人が向けない景色に、ものに、人に興味を抱き、興味の元を写し出す”変な子”(笑)。
「わたしの獣たち」買って帰る。

帰宅後爆睡。
勤務明けの朝に撮影して帰宅爆睡。
このパターンが続きそう。
ただし疲れで歩行は伸びず、頭は働かず。
相変わらず腎臓のあたりが痛いまま。
写真の”加工”はいつになるやらカメラに眠ったまま。
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4月13日 徹夜明けの夏日

2022年04月13日 | Weblog
5連勤の徹夜明けでようやく撮影に。
ここ連日気温が高く、朝の段階で既に20℃を超え、日が登ると共に気温も急上昇。
自由が丘エリアの撮影も今日で最後にと頑張ろうと思うが、暑さと眠気と腰の痛みとで苦行。
昼過ぎまでに26000歩。68GB。
帰宅後爆睡。

エッセイというジャンルは、本来ならさまざまな事柄に対して開かれている世界のはずなのだが、需要と供給の関係か専門的な分野での読み物というのがなかなかお目にかかる事ができない。
もちろん探せば出てくるのだろうが情報を得る機会も状況次第だ。
そういう中で素人にも楽しめる中身のエッセイに出会えると思考の世界が広がる。
現在読み始めているのが潜水やヨットに関わるエッセイで、雑誌「舵」において1980年代に人気を博した連載「きゃびん夜話」田辺英蔵著である。
古本文庫サイズで購入したのだが、戦後からバブルの時代を経ての日本の海洋レジャーにまつわる一端を垣間見る事ができる話が深く楽しくほろ苦く読む事ができる。
ほろ苦くというのは、今現在においても日本には海洋レジャーというものが根付かず、シロートか金持ちの道楽、わずかな”ホンモノ”だけの小さな世界でしかない状況があるからだ。
そういう中で語られてきた物語を素人読者にも理解できて、かつ楽しめる話にまとめられたのが本書である。
エッセイは語り口、話の中身を味わうものだが、意外に読者層は狭く、話は広がらないのだが、本書は例えて言えば日経新聞の連載的な立ち位置になるのだろうか。
海洋レジャー雑誌の連載で専門性もあり、それでも広く読者を外に求める気概も感じられ、話題も各方面へと広がる。
そういうエッセイや連載物が以前は雑誌等にあったのだが、タダでしか文章を読まない人が増えた時代にはないものねだりとなってしまった。

仕事先の同年配の人が精密検査を受けるというので、最近痩せて元気がなかったので心配。
人の心配をしている場合かと言われるだろうが、同類愛憐むというし。
来月はCT検査だが、状況が良くなっているとは思えないほど実は体力も落ちて息も切れ疲れやすい状況となっている。
まあ何があってもそういう事だから精神で
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4月7日 はぐれ者の勘違い

2022年04月07日 | Weblog
勤務明けに街に出て今日も動画撮影。
撮り続けている同じ街も今日を最後にしたいと思ったが・・・。
歩き疲れた時がちょうどお昼前。
休憩と腹ごしらえを兼ねようとお店を探すが、どこも既に満席状態。
何だよと思う気持ちがやる気を削いで、疲れたから帰ろうと。
電車で移動して午後1時過ぎ。
再びお店を探すが、既にお昼時は過ぎているはずなのに長っ尻の客がお店を占領して入れず。
ホント仕事しなくなったよなぁみんなここ数年。
ダラダラ時間を潰しているだけの人がすごく増えた。
さっさと嫌な仕事は終えて遊ぼうという感じじゃなくて、嫌だからグズグズ過ごして1日を終えるという感じ。
結局つまらないお店で牛丼をかき込んで終了。
まったくなぁと思いつつ帰宅して爆睡。
そして目覚めてふと考えると、そもそも労働者の昼休み時間に自分も昼飯を食べようとした事がそもそもの間違いだったじゃないか。
昼飯時間が決まった労働者と同じ動きをするのは、自分のような(平日昼間から動画を撮って遊んでいるような)世間のはぐれ者にとって間違った事だったと気づいた。
世間のあいた隙間にコソコソと生息するから居場所があるのに、表舞台に現れたのが勘違いの始まりであった。
そこんところを勘違いしていた事に思い当たって本日は終了。

明日から連続勤務。
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4月5日 思い切りの悪さ

2022年04月05日 | Weblog
連日の雨がやんで撮影日和かと思ったが行く気がしない。
原因はわかっている。
街並み撮影に飽きたのだ。
でもとりあえず2日ごとに公開しているからストックを作らないと、との思いが余計に焦燥感を生む。
結果、写真を撮りに行く事さえも後ろめたさを感じて、結局どこにも出かけず、それでもしなければならない事は家にはあって、それをこなしていると1日が終わる。
手を広げすぎているのは自覚している。
もう老人だし、病気持ちだし、先がないのも理解している。
その中で何をするのか本当は決めていなければならない頃合いなのだ。
しかしそこに生来の貧乏性が現れて、あれやこれやと踏ん切りがつかないまま時間を過ごしている。
そろそろタイムリミットな感じがするので活動を再構築しないと。

パソコンに向かうとニャンコは膝の上に乗ってくる。
月の半分は家にいないのでこういう時間が大切なのだ。
ニャンコもお歳だし先がないのは同じ境遇。

ロシアのウクライナ侵攻の時間が経過し、報道に対するとらえ方が変わってきた。
まあ多くが海外からの入手映像なのだが、そこに「情報戦」とする考え方をする人がいて、ハッキリ言うとフェイク映像が混じっていると思っている人がいる。
実際にそういう事もあるのだろうが、だからと言って「だからすべてがウソ」と結論づけるのが理解できない。
基本押さえておく事は、ロシアがウクライナに侵攻しているという事実だけだ。
その結果、さまざまな戦いが繰り広げられ、多くの人が傷つき死んでいる。ウクライナ人もロシア人も。
それはロシアがウクライナから出ていくまで続くということだ。
それ以外の情報は真偽がどうであれ、現在は関係ない。
なぜなら私たちは海外から情報を買っている立場で、自らが取材に赴いて報じているわけではないからだ。
まあたとえ報じても信じたい事しか信じない人がいる事にかわりはないが。
snsに”戦前”のウクライナの映像をアップするという動きがあり、楽しかった日々を映し出している。
ノスタルジーではなく生きた証なのが胸を打つ。
こういう時の映像って強いよなぁ。
そう思うとまた撮影に行かなければと思ってしまう。
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4月1日 自由な無常

2022年04月01日 | Weblog
24時間勤務明けに都内某所へ動画撮影。
このエリアは比較的高額所得者が多いらしく、身なりの整った人や情報を得て遊びに来る若者が多いようだ。
そんな街並みを撮影して歩いていると、ぶつぶつと喋りながら歩くおばさんがいる。
「どうしてこんなに来るんだろうね、田舎者が!」
苦笑しながら「きっとここが田舎だからですよ。本当の都会は無機質で人が来ないですから」と心でつぶやく。
確かにこのエリアを歩く人はお金を持っていそうで、自分に価値があると自覚して生活しているのだろう。
一方で、そんな価値観もウクライナのようにミサイルが飛んでくれば吹っ飛んでしまい、自負する価値など微塵も感じられない空間が生まれるのだと思うと無常を感じる。
そんな時には一目散で逃げれば、などと思っているだろうが、それはウクライナの人々だって同じで、実際にはもっとハイソな層の連中しか逃げることなど出来ないのは認識の違いなのだろう。
巷に流れるウクライナにも攻め込まれる原因が、などという事なら、日頃から日本にも攻め込まれる恨みをかう言動が飛び交っているしなあと思ったりする。
他人の不幸を見て我が幸福がほんのわずかな幸運によって成り立っているのだなと感じると心が暗くなった。

昨日3/31はワンちゃんが死んだ日。
もういつ死んだかも覚えていない。
そうやって自分が持つ記憶も少しずつ消えていき、死と共に消滅するのだ。
アンハッピーな気分の4月の始まり。
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