秋田からGO!ひろさんの駆け歩き

見たまま聞いたままの日常

武道必修

2012年04月04日 | 雑感
 安全対策第一に 新年度から中学校では、新たに男女とも武道が必修になります。柔道・剣道・相撲から選択となっていますが、文科省の調査では中学校の6割以上が柔道を選択するとみています。
 さて、この武道の必修はいつ決まったのか?実は途中で政権を投げ出した自民党安倍政権時代の2006年の「教育基本法改正」からです。「美しい日本」をスローガンに、「伝統や文化の尊重」を謳い、「憲法改正」まで視野に入れた安倍政権でした。武道自体否定するものではありませんが、武道必修=戦前、戦中の「愛国心教育」につなげようとの狙いが見え隠れするところに?が生じます。
 08年には改訂学習指導要綱で体育の授業に武道・ダンスをいれ、武道も選択の一つにして、今度は“必修”としました。ところが保護者から子どもの安全について心配の声があがり、現場教員からも指導への不安の声が多数上がっています。それというのも柔道は他のスポーツと比べ危険度が非常に高く、自己死亡率も同様の結果となっているからです。
 秋田市でも指導者の確保が大きな課題であることは間違いありません。安全対策が何より最優先されなければなりません。ましてや一部に言われる警察官OBを指導者への起用など論外です。
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