秋田からGO!ひろさんの駆け歩き

見たまま聞いたままの日常

入札連続不調

2013年08月24日 | 活動報告

   事業費の増額は市民負担に直結

 7月の新庁舎入札辞退に続き今回も公募参加ゼロになりました。市長は21日、記者会見で「設計変更は考えていない。年内には方向性を示したい」と、3度目の入札を実施する考えを表明しました。しかし、2度も入札不調になった原因には一言も触れず、予定価格や参加資格を再考するとしていますが、果たして市民に理解が得られると思っているのでしょうか。7月の私のブログでも指摘した通り、市の予定価格の積算根拠、そして業者側の見積価格の正当性がいまだ見えてきません。こうした中、さらなる建設に関わる総事業費の拡大が懸念されます。県内では、潟上市がやはり新庁舎建設で、当初概算事業費を約10億円を上回る51億4千万円となっています。また、山形県酒田市では、秋田市同様に2度の入札不調を受け22日、3回目の入札を9月10日に行うことを決め、当初予定価格から約6億4600万円増額の約40億877万円としました。各地でのそうした事態も考えると、秋田市の総事業予算130億円を上回るとすれば、そのつけは市民が負わなければなりません。

ゼロからの見直しを

 秋田市は、この推進するうえで「合併特例債の期限」を持ち出し、さらに二回目の入札に至っては「来年4月からの消費税増税の影響を避けるため」の口実を付け加えながら進めてきました。今の時点では、合併特例債の期限は延び、消費税増税が実施されれば確実にその影響が及びます。いまこそ、ゼロからの見直しを行い、市民の声を再度聞くだけの勇気が市長には必要と考えます。

 

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願い

2013年08月17日 | 雑感

 長男夫婦と次男が帰省し、家族で岩手県立美術館「いわさきちひろ展」を見てきました。没後40年経て、いまなおたくさんの人々に愛されている画家の一人です。ここでは134点が紹介され、初めて原画を鑑賞できました。なんとさわやかで、やわらかで、鮮やかな作品でしょうか。描かれている子どもたちのしぐさが、雑多な日常のなかでの安らぎを与えてくれるようです。

愛と平和

 子どもたちへの愛があふれる作品が続きましたが、絵本「戦火のなかの子どもたち」の原画では、それまでのタッチがかわりました。悲しくきびしく描かれた母親や子どもの目です。1973年ちひろの晩年に描かれたものですが、ベトナム戦争を題材にした絵本です。いつも戦争の犠牲者は、一般の人々です。ここに描かれた母と子は静かに、そして強く訴えていました。青春時代に自ら戦争を体験したちひろの言葉「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」の願い、いま一度かみしめなければと思いながら会場を後にした一日でした。

 

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ブラック受賞

2013年08月12日 | 雑感

授賞式

 「ブラック企業大賞2013」の授賞式が11日、東京都内で行われたことが13日の「しんぶん赤旗」日刊紙で報道されました。同賞は、NPO、弁護士や労働組合役員、ジャーナリストらでつくる実行委員会が昨年から実施しています。

 栄えある(企業にとって)?大賞ほか受賞企業

 大賞:ワタミフードサービス(株) 業界賞:アパレル業界・クロスカンパニー(株)

 特別賞:国立大学法人東北大学 教育的指導賞:(株)ベネッセコーポレーション 

2年連続受賞、そして国会議員当選と・・

 ワタミは昨年の市民賞に続く大賞を獲得です。2008年に入社2カ月の女性社員が月141時間の残業を強いられ過労自殺に追い込まれました。しかし、創業者の渡辺美樹氏は、自民党公認で参院比例代表として当選していますが、いまだに遺族にも会わず、謝罪も拒否。他の受賞企業も、同様に若者を使い捨てる労働実態が同様です。そうした堂々の受賞とは、他に先駆けたブラックぶりを示したものです。ちなみに昨年の大賞は、東京電力でした。受賞ノミネート対象企業なしの社会をつくらなければなりません。

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ブラック企業根絶を

2013年08月09日 | 日本共産党の紹介

ブラック企業根絶を

  日本共産党議員団は7日、「ブラック企業・雇用対策チーム」を発足させました。日本共産党は、国会で真っ先に「ブラック企業問題」を取り上げ,その違法性を追求してきました。また、これまでも政府に対して、ブラック企業根絶の対策を提起し、政治の責任をも追及してきました。

ブラック企業追求第一弾

「しんぶん赤旗」8月11日号は、ブラック企業連続追求の第一弾としてUNIQLO=ユニクロの実態と、元社員の生々し証言が掲載    されています。企業利益のためには、将来ある若者を使いつぶすという日本社会にとっての大問題として一面トップで追求。若者を使いつぶす一方で、会長兼社長の柳井正氏の年収は4億円、アベノミクスで増やした保有株式の時価総額は、8月5日時点で約1兆6843円で、昨年11月から約8742億円も増加。

若者の将来を奪うな

  過大な仕事を与え、長時間労働とパワーハラスメント。こうした中、過酷勤務の末にうつ病を発症し「退職」という形で放り出される若者たち。厚労省は8日、ブラック企業4000社を立ち入り調査を行うことになりましたが、世論と日本共産党の追求に押されたものです。若者を使い捨てる企業に未来はありません。日本の未来にとっても同様です。非正規雇用の増大、派遣労働の拡大や、低賃金では、若者の将来を奪うことであり絶対に許されません。赤旗編集局では、広くブラック企業の情報を募集しています。ぜひ、その実態をお知らせください。電子メール(hensyukoe@jcp.or.jp)FAX03-3350-9531

 

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三ざるTPP

2013年08月01日 | 雑感

「見せ猿・聞かせ猿・言わせ猿」の守秘契約

   長雨が続き、西日本や関東でのゲリラ豪雨の被害が続いています。この秋田でも7月の総雨量は、記録に残るほどの天候です。6月の記録的な晴天少雨から一転しての長雨ですから、農作物特に野菜の被害が心配されます。

 さて31日、県内JAなどで構成する団体の主催で「TPP反対」集会が開かれました。この集会で、自民党国会議員は「重点5品目を守り抜くなど、スタンスを変えてはいけない」との発言が紹介されましたが、ずいぶん後退した姿勢に変化したものです。それともこれまで反対のポーズをとって来たのでしょうか。昨年の総選挙では「聖域なき関税手撤廃なら反対」と、これもまたずいぶん回りくどい言い回しで有権者に訴えたものでしたが・・・。

  初めてTPP交渉参加したのが7月23日。交渉参加にあたって第一の条件は、「守秘契約」の絶対化です。ですから交渉の内容はもちろん、各交渉参加国の発言や主張も外には出せないものです。ましてや、安倍首相が「重点5品目を守る」と声高に叫んだところで、国民にはまったく知らせられないのがTPPでの交渉です。日光東照宮の三猿の意味合いとは違いますが、TPPの三猿“見せざる、聞かせざる、言わせざる”では、完全撤退しかありません。

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