とんでもない死亡消費税
「しんぶん赤旗」日刊紙29日付で「死亡消費税」の記事が掲載されました。6月3日の社会保障制度改革国民会議の第13回会合で、飛び出したとんでもない話です。委員で東京大学大学院伊藤元重教授が提出した文書で「高齢者医療費をカバーする目的での死亡消費税の導入」が明記されています。消費税は1989年強行導入時から「ゆりかごから墓場まで」生きている限りかかる税金として、天下の悪税と言われているものです。それでも不足だとして、亡くなった方に鞭打つ徴税の発想は、ここでも言いたい放題は、安倍政権下での大きな特徴ではないでしょうか。そして、こうしたことを安倍政権はやりかねない怖さがあります。2011年3月1日、民間シンクタンクの主催で開かれた討論会で、「消費しないから消費税を払わなくて、遺産が残る」「死んだ方にかけるわけですから、高齢者負担でもなんでもない」と言い放つ姿に、安倍政権が目指している方向が見えます。庶民のくらしを顧みない政治は、変えなくてはなりません。