秋田商工会議所主催:「IRセミナー」
バラ色の将来か?
3月18日、「秋田版IR~創出セミナー」が開かれ、“経済効果5152億円”とする試算発表がされました。3人の講師がIR=特定複合型リゾートの魅力がふんだんに盛り込まれたお話です。秋田商工会議所のIR構想推進委員会の佐野元彦委員長は最後に登壇し、年間来訪者数1350万人、直接雇用は1万5千人の試算を示しました。また、“特定”とはその核にカジノがあるからだと強調。まさに秋田県は、バラ色に輝く将来?かと思いましたが、はてな?の疑問が頭に持ち上がりました。
一大争点に!
昨年国会では議員立法案が提出され、この通常国会でその行方が注視されています。しかし、「きれいなバラには棘がある」とでも言いましょうか、賭博そのものの合法化とその先にある環境破壊、ギャンブル依存症の弊害・・・。そして、不労所得とハイリスクの拡大は本来の地域経済の活性化とは相いれないものではないでしょうか。巨大な利益を庶民から吸い上げるカジノ。一時の経済効果はあるものの、地域が荒廃したら将来に禍根を残すものではないでしょうか。誘致合戦が全国で始まっていて、横浜市など自治体は、カジノ関連調査予算を提案しています。カジノ誘致には、自治体が申請母体となりますが、秋田市の動きによっては市民・県民の一大争点になるでしょう!