宮沢賢治の物語「オッペルと象」から。
白象がオッペルという稲扱機械工場の主人に
こきつかわれて働かされるというお話です。
白象は巨体なのに
なぜ小屋から自分で
途中で逃げ出さなかったのでしょう。
働き疲れて窓から見える月に
気弱になって
Goodbye Santa Maria と語りかけます。
白象を助けてくれたのはお月さま。
物語の最後はハッピーエンドです。
お月さまは白象に
「おや、何だって?さよならだ?」
と笑って助けてくれました。
ちょっと悲しそうな絵ですが
宮沢賢治の
生き物たちのこころが揺れる
シニカルでユーモアを含んだ
物語の一片を描いてみました。
「Goodbye Santa Maria」
Pen Acrylic 410x318mm
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