カルマンフィルター、転倒に巻き込まれるもなんとか4着

2025年03月09日 美浦ＴＣ在厩

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3月9日(日)中山･障害未勝利戦(ダート2880ｍ)に59kg草野騎手で出走し、馬体重は前走から+8kgの498kgでした。
レースでは、まずまずのスタートから押していくも、後方3番手のポジションとなりました。最初の坂を下って上り、外からポジションを上げていきます。向正面の竹柵を6番手でジャンプ。前3頭とは離れた位置を追走しました。3･4コーナーの生垣を5･6番手の外で飛越。前で1番人気馬が落馬し、4番手に浮上します。外の馬と併せる形で前との差を詰めていくも、ふたたび坂を駆け上がったところで6番手にまで後退してしまいました。ラストの障害で落馬がありましたが、なんとか回避して4番手に。そのまま直線へと向いたものの、前との差を詰めることはできませんでした。勝ち馬とは1.9秒差の4着でゴールしています。

「出脚はつかなかったものの、道中はハミを取って走れていました。終盤ではソルドラードが早めに上がってきたため、楽に行かせるわけにもいかないと思い、本馬も連れて進出させました。しかし、最終障害でのアクシデントの影響がとても大きかったです。カラ馬にブツかりましたが、馬がよく避けてくれました。それだけに、最後も無理はさせられなかったです。スムーズならばグッと来れそうな手応えは残っていました。無事に運べれば、次も楽しみです」(草野騎手)

「危なかったですね…。巻き込まれなかったことは良かったです。道中は集中力を保っていたようで、進め方という点では収穫があったのではないかと思います。カラ馬にブツかっていたとのことですから、このあとの状態をしっかりとチェックしておきます」(石井助手)

【レポートの転載につき、G1サラブレッドクラブの許可をいただいております】

パドックではいつも通りのカルマンフィルター。

今日は+8kgで少し増えてましたが、2ヶ月待っただけあって順調そのものでした。

レースは少し後ろからになってしまいましたが、1.2番人気の馬を見ながら外外を回っていました。

最初の周回で1人気が落馬。

その後はカラ馬となり、芦毛の馬体を目印にするような形で進みました。

最後の直線前の飛越で事故が起きてしまい、４頭が落馬または転倒。

すぐ後ろにいたカルマンフィルターは内側に入っており『あの事故でよくぞ避けた』というレベルのミラクルな回避でなんとか無事でしたが、すでに脚を使ってしまい、カラ馬にもブツかったようでラストの脚を繰り出すことはできませんでした。

上からレースを見てましたが、一瞬何が起こったかわからないくらい何頭もが巻き込まれた事故でラドラーダなどは自分で走って帰ってきましたが、その場で起き上がれなかった馬もいるようで無事を願います。

また、騎手たちも5人が落馬しており改めて命と隣り合わせの仕事に感謝します。

カルマンフィルターはレポートの通り、少なくとも見た目は大丈夫そう。

レース後も草野太郎騎手が乗って普通に戻ってきましたし、運が強いなと思います。

クラブの馬もいたので多くの方が心配されるレースになりましたね。

まずは全員が無事なことを願っています。

そしてカルマンフィルターは、今日何故か7番人気(直前で4番人気まで浮上)でしたが、この手応えなら次走こそやれそうです。

向正面でも負けなくなってきて、本当に頑張れていると思います。

次のレースも期待をしています！

↓3/9中山競馬場