カヌー選手のドーピング違反で思う事

カヌー競技でライバル選手の飲み物にドーピング違反薬物を混入するという事件がありました。
以前から海外の大会ではこういう事もあるからという事はJADAやJBBFの講習会で耳にした事はりましたが、ドーピング検査の行われる競技の選手にとっては国内の大会でこういう事が行われる可能性があるという事を考えさせられてしまう大きな事件です。
今まではドーピングの陽性になった選手から「うっかりドーピング」なんて言葉がありましたが、言い逃れの理由が増えてしまったような気がします。

ボディビルも同じですが、競技と関係の無い事で有名になってしまう事はデメリットしかありません。
オリンピックを目指すようなレベルでやっている選手ならば、その競技の為にどれだけの努力をして、どれだけの時間やお金を費やし、多くの物を犠牲にしてきただろうことは想像がつきますし、どんな手を使ってでも勝ちたいという気持ちは理解できない訳ではありませんが、その競技にすべてをかけている選手が自分だけが勝ちたいという勝手な都合でその競技全体を潰してしまうという事まで考えが及ばない事には残念でなりません。

選手の自白により容疑をかけられていた選手が救済される事だけが救いですが、日本のスポーツ界にとても大きな傷跡を残した事件だと思います。