きっと喜んでくれているでしょう。
遂に発表になりました。
X japanの復活ライブの日程です。
3月28日、30日の東京ドーム2days。
さすがX japan、復活もでっかくやるみたい。
X JAPAN3月に再結成ライブ
97年大みそかに解散したロックバンドX JAPANが3月28、30日に東京ドームで再結成ライブを行うことが15日、分かった。解散ライブも同会場。約10年ぶりのライブ始動も東京ドームを選んだ。
メンバーのhideさん(享年33)が死去して10回目の命日となる5月2日に、東京・味の素スタジアムで追悼ライブを行い、夏からはアジアツアーに入る。X JAPANは今年、完全復活する。
5月2日も味の素スタジアムでライブを行う、と。
(なんとなんと、LUNA SEAも出演するとか・・・)
ホント、最近すごいことになっている。デランジェに始まり、LUNA SEAに続いて、X japanの復活。。。 V系誕生時期のビッグネームがどんどん復活を果たしている。その背景にあるものは何か?
一つに、やはり欧米のV系ムーブメントがあると僕は確信している。アニメ文化との調和をはかったV系ミュージックは、ドイツを中心にして一気に広まった。本ブログでも随時その一部を紹介してきた。
yoshikiに光を与えたのは、彼が当時から描いていた「世界」の方だった。皮肉なことに、Xは解散後に世界中で注目されることになった。hideの死も海外に広まる中でレジェンドとなっていった。X解散から10年。この10年の間に、V系を取り巻く環境は著しく変わった。進化の末の「栄光」と「衰退」と「リバイバル」。一つの現象(シンドローム)が文化(カルチャー)となっていく10年だったようにも思う。(ドイツ語のウィキペディアのX japanの項目はこちら)
V系ムーブメントのグローバル化なんて、10年前の欧州では絶対に考えられなかった。V系フリークの僕がドイツに住んでいたとき、V系の話題が一度としてメディアに登場したこともなかった。もちろんアニメの普及は当時からあったが、J-ROCKが海外で流布するとは微塵も思わなかった。(こんな雑誌がドイツで発売されていた)
国内では、98年以降、一気にクールダウンしていき、有名バンドたちは次々に解散していった。
だが、ネットの普及と共に(特に2000年以降)、V系(J-ROCK/J-POP)は海外で確実な支持を得るにいたった。もともとアジアでは、LUNA SEAをはじめ、数々のアーチストがライブを行い、成功させてきていた。それが、一気に欧米に広がった形となった。(昨年、日本に来た欧州外国人旅行者の数はめちゃめちゃ増加した!) ムックやディスパや蜉蝣やディルアングレイなど、ネオV系と呼ばれるアーチストが次々に欧米公演を実現させていく。世界がV系に手を差し伸べたのだ。
つまり、今回の復活の背景には、世界からの後押しがあってのことだった、と考えられそうなのである。きっとyoshikiも背中で世界のムーブメントを直に感じていることだろう。(もちろんバンドマンたちの経済的理由もあって、と邪念を働かせることも容易にできるだろうが、もともと音楽産業はビジネスなのだから、それを突っ込んでも無意味と僕は考える)
今回の復活劇は、これまでのバンド復活とは意味合いを異にしている。一連の復活は、「新たな挑戦の幕開け」なのである。10年前、Xが果たせなかった世界進出はまさに今から始まるのだ。また、音楽の流行は著しく流動する。ワールドワイドのV系をただの一過性のムーブメントに終わらせないためにも、Xの課せられた任務はとても大きい。
今回の復活ライブにはおそらく多くの外国人ファンもかけつけるだろう。かつては日本国内のファンがほぼ99パーセントであっただろう。だが、今回以後は世界各国のファンの注目を浴びることになる。もちろん海外メディアもほっておくわけがない。
デビュー前からファンだった僕としては、こういうサクセスストーリーはまるで小説を観ているようでドキドキする。V系文化はこのXの復活をもってようやく完成されるのかもしれない。破壊の後の創造は、やはりX自身の手によって始められなければならないのかもしれない。
【過去ログ】
X japan復活に関するFLASHの記事はこちら
yoshikiがまだ復活について悩んでいた頃の記事はこちら
toshiのことが週刊朝日に掲載され、うわさが流れ始めた頃の記事はこちら
サンデー毎日で復活が囁かれていた頃の記事はこちら
週刊現代の記事で復活話がちらりと出ていました
海外のメディアでのV系の紹介記事はこちら(kei訳)
あるドイツ人の女の子からの手紙(kei訳)