Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

カニバリズムの怜のこと。

わんこさんのブログを読んでビックリ!

カニバリズムのボーカル怜がうつ病で入院…バンド活動休止

 3人組ロックバンド、カニバリズムのボーカル、怜=りょう(25)が、強度のうつ病で先月20日に都内の専門病院に緊急入院していたことが11日、分かった。

 関係者によると、怜は昨年9月ごろから専門医に相談し、投薬療法を続けていたが、回復の兆しが見られないため入院。治療は長期となりそうで、22日からの東名阪ツアーは中止を検討。バンド活動も休止となる。

 同バンドは平成18年9月に「リトリ」でメジャーデビュー。これまで3枚のシングルを出し、ファン層も徐々に広がっていただけに所属レコード会社は大きな期待を寄せていた。が、9日に20階から飛び降りた西村真悟衆院議員(59)=無所属=の長男(26)の原因が、強いうつ病とされていることもあり、慎重になり活動を休止することにした。

 メンバーのうつ病が原因で休止するケースは異例。今後の活動に関しては、医師、所属事務所、所属レコード会社でこれから話し合うという。

引用元


怜は25歳。病が顕在化して、厳しくなる年齢だ。僕は精神科医ではないのでなんとも言えないが、上の文章を読む限り、相当深刻だということは察する。うつ病を治したり、支援したりすることはできないが、うつ病がどれほど深刻でたいへんな病気か、ということはある程度理解している(つもり)。

バンドマンだからどうとは言うつもりはない。誰にでも起こりうることだから。たまたま怜というボーカリストだってことだから。

うつだけに限らず、精神の病は、治療(?!)にとても時間がかかる。もしかしたらずっとということもあり得る。病院に行ったからといって、万事OKというわけでもない。薬物に対する問題点も多々指摘されている。かといって、放置しておくことも本人にとっても周囲にとってもとても辛い。

レコード会社も事務所も非常に苦悩したと推測する。でも、結果として「休止」というのは間違った選択ではないと思った。本人たちにとってみれば、「なぜ?」と問うかもしれない。けれど、病気であることを隠して本人がダメになるよりは、しっかりと病と向き合って、未来を切り開いていってもらいたい。

ファンの人たちもさぞかし心配だろう。実際、今後どうなるのかはきっと誰も分からないだろう。医師でさえも分からないはず。うつ病はまだ医学的に完全に解明された病ではないからだ。「治るかもしれないし、治らないかもしれない」。いや、そもそも「治る」という定義そのものがうつ病においては疑わしいのだ。いわゆる病気の完治というような意味ニュアンスはこの病気には通用しない。それがまた患者さんや家族の方を苦しめる。

ただ、逆に言えば、ここからが本当の意味での怜の人生の始まりなのかもしれない。たとえボーカリストというステータスは失ったとしても、人間であることを失うことはない。人間であることを失わないことが最大の課題であるはず。

このバンドのサウンドはとてもユニークで個性的だ。いつかまたこのシーンに戻ってきたとき、また新たな創造へと向かうことができるだろう。

心から応援したい、見守りたいと思う。

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