北ドイツのまさに「中心」にあるのが、ハノーファーという街です。
ベルリン、ハンブルク、ケルン、フランクフルトのちょうど間にある街で、
ドイツを旅したことのある人なら、通ったことはあるのでは??
ニーダーザクセン州の州都でもあります。
人口は、50万人強で、わりと大きな街です。
思想家・哲学者のハンナ・アーレントの出身地ということでも知られてます。
2000年には万国博覧会が行われていて、僕も当時博覧会に行きましたねー。
…
ただ、ラーメンとなると、ハノーファーは「不毛地帯」でした。
(ドイツで、ラーメン不毛地帯というのも、ちょっとあれですけど…(;´・ω・))
ハノーファー規模の都市なら、ラーメン店の一つくらいあってもいいんだけど、、、
…と思っていたら、なんと、2017年11月に、ラーメン店が登場していたんです。
ハノーファー初となる「新店」!!!
その名も、
KENIBO RAMEN-BAR
であります!!
しかし、、、
まず、ケニボーって何だ!?
ケンボー=ケン坊なら想像できるんだけど、、、
ケニボーって、、、(;´・ω・)
ひょっとしたら、ケニーという人が店主さんで、そこに「坊」を付けたのかも?!
KENIBO RAMEN-BARって書いてあります。
遂に、ハノーファーにもラーメン店が登場かー、、、(;´・ω・)
凄い時代になったもんだなぁ、、、
いったい、どんなラーメンを出しているんだろう!?
ワクワクが止まりません。
ドイツ語で「ニューオープン」って書いてあります。
まだオープンして1か月のお店であります。
ドイツで、新店巡り(!?)、幸せであります。
メニューです!
一ページ目には、「ラーメンとはなんぞや」。
ドイツ語の勉強にもなるかも!?
麺については、「自家製」「毎日卵と小麦粉で作ってフレッシュ」だそうです。
スープは、豚骨を何時間も炊いて作っている、とのこと。
自家製麺に、豚骨スープかー、、、(;´・ω・)
凄いなぁ。。。
ドイツのハノーファーで、自家製麺のラーメン店、、、
なんか、書いていて、変な気持ちになります。
しかも!!!
なんか、不思議で魅力的なメニューがずらり!!!
チャーシュー醤油餃子ラーメンに、
チキンテリヤキラーメンに、
バーベキューポークラーメン!!
さらには、「チャーシュー醤油うどん」までもが、、、
まさに、RAMEN IN EUROって感じですね。
僕の中では、チキンテリヤキラーメンか、バーベキューポークラーメンか。
どっちにしようか、、、(;´・ω・)
うどんメニューも5つ並んでいました。
更に、トッピングもあって、「にんにくトッピング」もありました!
ドイツ語でにんにくは、「Knoblauch」です。
にんにくトッピングは、60セント。90円くらいかな。
「のり」トッピングまでも用意されていて、、、
まさに、グローバル時代のラーメン店ならでは!という感じがします。
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、バーベキューポークラーメン+ニンニクトッピングです!!
アルファベット表記だと、
BBQ PORK RAMEN
です!!
一杯、9,50€。1300円くらいかな。
こっちでは、わりと良心的な価格、ですかね、、、(;´・ω・)
…
いやー、もはや、日本人の手を離れた感のあるラーメンになっています。
チンゲン菜ともやし(生)とバーベキューボーク。
シンプルながらに、しっかりとしたヴィジュアルのラーメンです。
ニンニクは生で、スライスされているものでした。
いいじゃないですか~~~。
ただ、バーベキューポークは、小さめのものが三枚のみ。
ちと、寂しいかなぁ、、、、
面白いのは、ラーメンの器を支えている台みたいな板。
真ん中じゃなくて、右に寄せているのが、なんともモダンというか、なんというか。
ラーメンじゃなくて、RAMENは、世界的には「スタイリッシュでアーバンなフード」。
オシャレな感じが全面に出ていました。
こういうスタイリッシュなお店のスタイリッシュなラーメンなら、1000円超え、いけるんだろうな。
昔ながらの中華そばで1000円はないけど、最先端的なラーメンであれば1000円でもいける。
単純にそういうことなんだろうな、と。
変な感じだけど、思い切りヨーロピアンなラーメンを作って、それを1000円とか2000円とかで出す、みたいな。
でも、それも難しいかもなぁ。。。
ドイツでだって、2000円するケバブとか、2000円を超えるカリーブルストなんて、誰も買わないだろうし。
日本ではB級グルメの代表とされるラーメン。
それを2000円で売ることは、やっぱり難しいのかもしれないな、、、
いずれにしても、ハノーファーでは「モダンでアーバンなフード」なんだなぁ、と。
zoom up!
にんにく、わりとたっぷり入っていて、嬉しいですねー。
こっちのラーメンって、にんにくや生姜の味がほとんどないんですよね。
日本のラーメンって、実はにんにくと生姜に頼っているところも多々あって。
にんにくと生姜と化学調味料。
この三アイテムをどこまで認知させるか。
ラーメンの行く末を左右させる問題かもしれません。
スープは、うーん、「まだまだこれから」って感じ、ですかね。
豚骨を長時間炊き出したようなスープじゃないな、まだ。
auskochenって感じじゃない、、、(;´・ω・)
でも、、、
かつて食べてきた恐ろしく不味いラーメンでもない。
ちゃんと食べられるし、最後まで食べ切れる。
かつてよりもはるかに美味しくはなってきています!
麺はこんな感じで、、、
こちらも、日本の麺とはやっぱり違うものだなぁ、、、と。
でも、異国の地、ハノーファーで、自家製麺でこれだけやれるというのは「あっぱれ」!
日本の麺よりも、ボソボソした感じ? で、水気も少ない感じ!?
若干、イタリアのパスタに近い感じの麺だったように思いました。
この麺に合ったスープを、どこまで進化=深化させられるかが今後のカギかな、とも。
たかがラーメン、されどラーメン。
日本の国民食だったラーメンは、今や、世界規模のRAMENに大変化中です。
ラーメンからRAMENへ。
若くてセンスのよさそうなドイツの若者(カップル多め)が集まっていました。
既に、大人気店になっていますよ。
安くてカジュアルでポップでヘルシー。
ハノーファーの若者たちの心もつかみつつあるように見えました。
ちなみに、毎週日曜日は「ラーメンデー」らしいです。
一杯、なんと7,50€。
安くて、美味しくて、ヘルシーなオリエンタルフード。
今後、どこまで広まっていくか。
間違いなくドイツでは、ラーメン店は、決して減ることなく、増え続けています。
もう、僕でさえ、新店を追えないくらいに、日々ラーメン店が生まれていますからね。
日本人系のお店も、また非日本人系のお店もしかりで。
今後、こっちでどんな独自の発展を遂げることか。
KENIBO RAMEN-BARは、ハノーファーのメイン通りの一角にありました。
まさに、街の中心のストリートですよ。
それだけ、ラーメンに、オシャレな、ファッショナブルなものを見いだしているんでしょうね。
さらに、「エビフライ」もあったり、、、
「タンタン(麺)」もあったり、、、
平日のランチでは、「チャーシュー味噌」が6,90€。
安いですねー。
(日本円で1000円以下くらい!?)
ドイツでも、ラーメンはコスパのよいフードとして広まりつつありそうです。
さてさて、どうなることやら。
クリスマスシーズンとあって、クリスマスツリーも綺麗でした♪
日本人には、あまりよく知られていないハノーファーですが、、、
ここも、なかなか素敵な街であります。
まぁ、ドイツに初めて行く日本人にオススメはしませんが、、、
でも、とても周りやすいコンパクトなシティーであります。
ハノーファーに来たなら、是非一度KENIBO RAMEN-BARにもお立ち寄りを!!
ラーメン好きなら楽しめると思います♪★!