ボッフムの中でも一番レストラン等が集まっているエリアにひっそりと佇んでいるのが、こちらのsa-iです。一応、正式名称は、「sa-i-SUSHI &NOODLE SOUP」という名前です。こちらのメニューには、しっかりと「Ramen」の文字が書いてあります。わりと新しいお店らしく、我が永遠の師匠ウーベ先生曰く、この一年くらいの間にできたお店のようです。隣のお店は、ボッフム一のカリーヴルスト専門店で、すごい人が集まっています(ボッフムはカリーヴルストで有名な街でもあります)。
ここで、見つけたのが、なんとなんと「Ramen mit Kaese(チーズ入りラーメン)」です。おお、遂にドイツでチーズ味のラーメンを発見しました。
こちらのラーメンは、味噌ベースのスープに、チーズがたっぷり入っているラーメンでした。これは、旨い。インスタントっぽさもない。麺は乾麺だけど、スープは、かなり深い味わいになっていました。店主のおばちゃんに、「これ、美味しいですね!」と言うと、おばちゃんは少しにこっと笑って、「そう?! 麺はインスタントの麺を使っているけど、スープは全部オリジナルよ。どこかの味を真似たわけじゃないわ。こっちの人はチーズが好きでしょう。だから、チーズに合うヌードルスープは作れないかなと思って、これを作ったのよ(笑)」、と答えてくれた。最初、ツンツンした人かと思ったけど、すごくいいおばちゃんでした。
まさに、味噌チーズラーメンでした。麺は残念だったけど、それは仕方ない。それに、インスタント麺は、僕ら日本人にとってはおなじみの麺であるわけだし。スープがとにかく抜群で美味しかった。結構濃厚で、トロトロとまではいかないまでも、かなり濃厚さがありました。日本の「濃厚スープ」とはけた違いではありますが、それでも、こっちのラーメンとしては、かなり濃いめの設定になっていました。
チーズがスープに溶けて、とっても優しくマイルドなスープに変わっていきます。味噌チーズラーメン、こんなマニアックなラーメンも、こっちで生まれつつあります。このお店はいいなぁ。なんかアットホーム。ドイツの中でもかなりアットホーム。それに、「狭い」(笑)。これまでドイツで食べてきたどのお店よりも狭かったです。カウンターのみで、4人座ったら、満員ですね。外にテラスがあるので、もっと入れますが、店内は4人が限界かな、という。激セマ店舗で食べるドイツ風味噌チーズラーメン、いかがでしょう?! これは、おススメしたいですね。