日本で最も人気の高いご当地ラーメンである喜多方ラーメン。
ラーメンを目的とした観光客で活気をもちつづけている喜多方だが、
観光客と現地の人の間には大きな隔たりがある。
いわゆる「人気の喜多方ラーメン店」には、地元の人は行かない。
けれど、これだけラーメン文化が定着した町だけに、
地元の人のラーメンへの関心は一入であろう。
そんな地元の人に絶大な支持を受けているのが「はせ川」だ。
もちろん地元の人のみならず、
全国のラーメンフリークの人たちの支持も絶大!
ただ、このお店、まずアクセスがとにかく大変だ。
喜多方市内から車で15分くらいかな。
しかも、ちょっと歩けば田園風景という秘境的な場所にあるのだ。
(厳密には秘境ではないのだが、気持ち的にってことで)
11時ジャストくらいにお店に着いたのだが、
その時点で、既に待ち人15人以上。
店内は広くて30人以上はかるく座れるというのに・・・
ただ、行列はしなくてもよくて、
ファミレスみたいに順番を紙に書いて待つだけ。
お店の人曰く、「行列は大変でしょ。わざわざここまで来て・・・」。。。
全くです!!
メニューはかなり多様。味噌やしおやタンメンもあるし・・・
でも、今回はお初ということで、「ラーメン」(醤油)を注文!
(*チャーシューメンや極太メンマメンにしとけばよかった・・・)
(*塩ラーメンもすごく美味しそうなんですが・・・)
こちらのラーメンは、他店よりも煮干しの風味を強く打ち出した味だった。
恐らくこの煮干しの風味を強めたところにポイントがあるな。
味はかなり淡白、というかライト。鶏オンリー?!
鶏+煮干しという感じで、かなりすっきりとしたスープになっていた。
が、しかし、スープの表面にはかなりの量の油が浮いている。
津軽ラーメンよりも、油分がかなり多く使われているようにみえる。
なので、首都圏に住むわれわれにとってみればやはり好みの味なのだ。
当然、喜多方のラーメンなのだが、東京ラーメンとの親和性を感じる。
現在、強い煮干し風味のラーメンが都内を中心に勢いづいている。
そういう意味でも、このお店への関心が強いのかもしれない。
喜多方で最もクセのある煮干し醤油ラーメンのお店と言ったところかな。