the studs待望のファーストフルアルバムが遂にリリースされた。これはV系ファンなら絶対に聴くべき驚愕のアルバムとまず言っておきたい。
メンバーのそれぞれのキャリアが十二分に繁栄されている作品で、どの曲も深みと奥行きをもっている。大佑の皮相的なシャウトボイスは健在。aieの作曲センスは超絶妙。yukinoのベースはアルバム全体でうまく効果を発揮しているし、響のドラミングもシンプルながらに味がある。メンバー全員の個性がぶつかりあっている強烈なアルバムといえるだろう。
01:intro
なんかBUCK-TICKを彷彿させるシンプルかつ緊張感のあるタイトなイントロ。
02:and hate
結構意外な二曲目。渋さがすごく伝わってくるのと同時にオルタナティブなテイストがどっぷり。
03:虹の色
以前の記事を参照されたい。
04:dread
ディープでヘビーなサウンドが魅力。
05:unsightly stupid(※通常盤のみ収録)
06:漂流の花
07:ある朝
the studsの中でも一番ポップ?! ロマンティック・パンクって感じかな?
08:灼熱は零度
既に発表曲だが、こういう地味な曲でもthe studsの魅力を感じさせるのはさすが。
09:gaze
文句なしにカッコイイ。ハイスピードチューンだ!
10:警鐘
グルーブばっちり。サビのリズムはもう絶品。
11:advance insane
なんだか黒夢チック?! Aメロのギター・カッティングはもう耳がとろけてしまいそう。迫力もあるし、メロディアスだし、お見事な一曲と言いたい。
12:missing vain
ラストの一曲にふさわしいダイナミックなメロウな一曲。
13:outro(※通常盤のみ収録)
aieのギターセンスがすごい光るアウトロだ。the studsがただのV系バンドじゃないことをしっかりと最後に示したといえるだろう。カッコイイ!