僕がかつてから渋谷で重宝しているラーメン屋さんが、ここ「あじろう」。とりたててすごいラーメンがあるっていうわけでもなく、ここでしか食べられないような究極のオリジナルがあるわけじゃない。また、この系統のラーメン(魚介系つけ麺)だったら、渋谷駅すぐのところにある『やすべえ』がある。あじろうは、やすべえよりも後発組であるし、やすべえよりも立地条件は良くない。なのに、僕はこのお店がお気に入りなのだ。*ちなみに、このあじろうの隣りに、「牡励湯」があった。牡励湯は残念ながら先月閉店してしまった。この牡励湯についてはまた改めて書いてみたい。
上の写真は、先月から新たに登場している『塩つけ麺』(680円)だ。このあじろうは、コンスタントに、色々とユニークなラーメンを提供している。人気が高かったら、ここの定番メニューとなる。消えたラーメンも結構食べたな。さて、ここの『塩つけ麺』。あいかわらず、魚介薫る旨味に包まれたスープであった。醤油の臭いはなく、塩ダレがよくスープに馴染んでいた。まあ、新しい味ではないんだが。でも、すごく食べやすくて、味の濃さもいい塩梅で、さすがあじろう!って感じであった。スープの底には、半熟煮玉子半分、チャーシュー細切れ4,5個、メンマが沈んでいる。なお、先月から、麺を変えたそうだ。たしかに、麺が結構太目の平打ち麺になっていて、かなりの弾力感があった。麺だけ食べても美味い。
そんな僕のお気に入りのあじろう、あれこれしているうちに、結構な人気店になっているのだ。土曜の昼前だというのに、どんどんお客さんが入ってくる。老若男女問わず、だ。女性一人の客も結構多い。・・・で、あいかわらず、券売機の使い方は謎に包まれている。今日も、後から入ってきたお客さん(おばちゃん)が券売機の使い方が分からず困り果てていた。店員さんに尋ねようとする。ところが、ここの店員さん、アジアからきた方で、日本語が(言っちゃわるいが)それほど上手じゃないのだ。だから、そのおばちゃんは二重に困ってしまうのだ。「これ、どう使うの?」、「ん?そこ、お金入れて! 押して!」、「どこよ・・・」・・・ そんな微妙なコミュニケーションを見るのもひとつの楽しみ、かな。
いずれにしても、大好きなラーメン屋さんなのだ。あじろう、ガンバレ!