Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■D■Neo culture■聴きどころ満載の自信作!

最近、ラーメンの記事も多くて、論文も〆切り直前で、V系のレポが書けてない。。。

最近買ったアルバムの中でも最高級のクオリティーを誇るアルバム。全曲シングルカットできそうなほど。音質もいいし、演奏技術も素晴らしいし、ボーカルの歌はホント美しいし、かっこいいし、Dの世界観が溢れている。さらに特記すべきは、その音楽の多様性だ。和風テイストのロックもあれば、オリエンタル風のサウンドもある。さらに、エスニックな感じのおどろおどろしい旋律もある。一言で言い表すのがすごく難しいアルバムなのだ。だが、多様ではあるものの、そこにDというバンドの統一性も確立されており、今後いったいどうなってしまうのか、期待とわずかな不安を感じずにはいられなかった。

1.Follow
2.SIGNAL
3.薔薇色の日々
4.桜花咲きそめにけり
5.Scwarzschild
6.Glacial melt
7.Marine snow
8.Canon Del Colca
9.Graveless
10.空に咲む花、水に棲み地に宿る。
11.久遠
12.Dearest you

このアルバムは、Dにとっても会心の一撃だろう。すごい。最後までリスナーをひきつけるほどにレベルの高い楽曲を届けてくれる。これだけいいバンドは滅多にそういないと断言できそうだ。

ただ、現代社会では、音楽に対する関心、CDを購入することへの関心は極めて低くなってきている。音楽界の危機が叫ばれて久しい。

うちの学生たちと話していても、音楽のこと、ロックのことが話題になることはほとんどないし、話題になったとしても、ヴィジュアル系の話となると本当に本当に限られてくる。さらに、そのヴィジュアル系好きな子と話していても、すでに特定のバンドのファンとあって、新しいV系バンドへの関心もそれほど高くなかったりする。いいバンドが出てきても、それを受け入れるための土台が崩れつつあるのかもしれない。

Dは本当に素晴らしいバンドだと思う。だけど、それに対して、リスナー層はかなり限定されてきているし、耳にする機会も本当に限られてきている。こういうブログで書いても全然力はないけれど、それでも書いておきたい。もっと音楽に気を向けてもらいたい。特にDの場合、メンバーのキャリアは充分だと思うが、そのキャリアゆえに、どの層をターゲットにしているのかが今一見えてこない。僕ら30代のV系ファンなら納得のバンドだが、その30代は仕事や家庭など、人生の中で最も忙しい時期に入っている。20代後半はLUNA SEA世代だと思うが、ここはターゲットになりそう。20代前半はラルクやGLAY世代なので、ここもなんとかなりそうだけど、V系離れも激しい世代。10代となると、若手のぴちぴちしたバンドのファンになる傾向が強いだろうし、Dの音楽的な魅力に気づけるかどうか分からない。

追記:音楽界の危機的状況は、音楽業界そのものが招いたという部分もあると思う。いいバンドが育たない環境っていうのもあると思う。V系に詳しい評論家でも、特定の売れているバンドに目を向けがちだし、流行が終わればすぐにカットしてしまう。もちろん一部のいい雑誌ではしっかり音楽そのものに目を向けているが、それが一般ではなさそうだ。V系を論じている論者も、表面的な部分での議論が先行していて、V系の奥底まで視野に入れている人はあまりみかけないように思う。V系を論じる学者においては、それこそXとLUNA SEAとラルクとグレイとマリスくらいしか聴いていないんじゃないか、と思うくらいに精通していないように思うが、、、

コメント一覧

kei
みみさん!

お返事遅れてホントすみません、、(汗) 水曜日~土曜日までは本当にハードでして、、せっかくコメントいただいているのに、、

Dのライブだと当日券出るんですか?!?!21日Zeepか~ 行けたらホントに行っちゃおうかなと思います。生で聴きたいです(今日もまったりDを聴いてました~)

今度、鹿鳴館でVersaillesのライブありますよね?年末、、、これ見てみようかな~と。出来たらでっかい会場で聴いてみたいような。またライブ情報あったら教えてください。Dよりも生で観たいかも。

NoGoDは評判いいですよね。人格ラヂオは聴いたことないです、、HPチェックしてみますね。前に、HIZAKI grace projectは薦められたことがあるんです。Versaillesを聴いて納得しました。Juka、Kayaは前々から気にはなっていましたが、、、

僕もまだまだです! とりあえずNoGoDをチェックしてみます。今後のV系を考える上でも重要なバンドだと思いますので!

ありがとうございます。どんどんでしゃばっていただいて(苦笑)色々と教えてください!!

みみ
こちらこそお返事ありがとうございます!
Keiさんのブログのお陰でデランジェなどにも興味が出てきたんですよー。

Dはファンクラブがあるので、一般発売に回る枚数が少なくなって最近は即完が多いみたいなのですが、当日券という手もありますしね!
12月21日のZeppTokyoは確実に出ると思います♪

ベルサイユは発売一週間以内ならまだ取れる範囲だと思うので、そんなに大変ではありませんよ!


他に「もっと評価を受けてもいい」と私が思えるバンドは、新興宗教楽団NoGoD、人格ラヂオですね。
どちらも個性的で、歌が上手だと思います。
あとVersaillesとさほどメンバーは変わりませんがHIZAKI grace projectもギターを前面に押し出した感じでKeiさんも気に入ると思います♪

あとVersaillesと同じ事務所に所属しているJukaやKayaはバンド色がやや薄いですがオススメです。

・・・でしゃばってすみませんでした笑

kei
みみさん

こんにちわ。コメントありがとうございます!! いつも読んでくださり、ホントありがとうございます。

10代の方から意見が聴けることはとても嬉しいことです。「10代でも素晴らしい音楽の魅力に気づける子は確かにいるんだということ」は、十分に伝わりました。僕としてもとても嬉しいことです。

Dやヴェルサイユのライブは行きたいですね~~ ただ最近は、チケットぴあとかに並ぶのも、電話をかけまくるのも、億劫でしてないのが現状です(汗)チケットとるのもたいへんじゃないですか。Dとかヴェルサイユはチケット取るのたいへんですか?

「今のヴィジュアル系バンドに音楽的な魅力を見出したファン」がたくさんいてくれる、ということをちょっとでも知れて、安心、っていうか、嬉しく思いました。ありがとうございます。

ほかに、評価を受けてもいいバンドってありますか?教えていただけると嬉しいです。一応フールズやショックスは読んでいるんですけど、、、

みみ
はじめまして
毎日ブログを拝見させていただいていています。
福祉やドイツの事、さらにラーメン、ヴィジュアル系と多方面のことについて書かれていますが、なかでもヴィジュアル系のCDのレビューが私は特に好きで、毎回楽しませていただいてます♪

私はギリギリ10代ですが、DやVersaillesが大好きです。
なのでこの2つのバンドのレビューが続けてアップされていたのを見てなんだかとても嬉しくなりました。

確かにライヴに足を運んでいて思うのは年齢層ですね。
Keiさんの仰る"若手のぴちぴちしたバンド"のファンの方々よりは年齢層は明らかに高いです。多少肩身の狭い思いもします。
でもだんだんと10代の子達も増えてきているように感じます。(オマケに男性や外国の方のファンも)

ですから昔の(といったら失礼かもしれませんが)ⅩやLUNA SEAのような素晴らしいバンドにたくさんのファンがついたように、今のヴィジュアル系バンドに音楽的な魅力を見出したファンがちゃんと居るという事を知ってほしいと思い、コメントさせていただきました。

この2つのバンドだけではなく、もっと多くの人に評価を受けてもいいんじゃないかと思われるバンドはたくさんいると思います。
私はヴィジュアル系のルーツに詳しいわけでもないし、生まれたときからヴィジュアル系の音源を聞いていたわけでもありません。
だからこんなことを言って馬鹿にされるかもしれませんが、このジャンルに無限の可能性や、他のジャンルにはない魅力を感じています。
だから大好きです。

何が言いたいのかよく解らなくなってきてしまっていますが・・・10代でも素晴らしい音楽の魅力に気づける子は確かにいるんだということを伝えたかったのです。

あと、もし機会があればDやVersaillesのライヴにも足を運んで見てください。楽しいですよ!


・・・長文そして乱文失礼いたしました。
コメントに不都合な点があれば削除していただいても結構ですので・・・

それではこれからもブログの更新、楽しみにしております。
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