この数週間、本当に本当に忙しくて、自分のライブレポさえ書けないくらいでした。
さて。
もう2週間以上前の話になりますが、去る11月20日(水)に、稲毛のK's Dreamでライブを行いました。
K'sは、THE SLUT BANKSのライブで毎回使われる会場で、その縁から、「千葉のファーストライブはK'sにしよう」と決めていました。
本来、このK's Dreamにどんな意味や願いが込められているのか、知りませんが(今度聞こうっと!)、僕の中では勝手に、「Keiの夢」と訳させてもらい、自分の夢に向かうライブハウスなんだ、と勝手に解釈させてもらっています。
僕の夢・・・
他のどんな夢が叶っても、やっぱ、僕はバンドでいけるところまでいきたいって思ってます。事実、それはとても難しいことで、バンドをやるってことは、本当に大変なんです。お金もかかります。時間も取られます。ファン一人つくるのに、どれだけの労力が必要か。しかも、ちょっと売れたって、バンドが崩壊する火種は無数にあります。ちょっと売れて、空中分解するバンドは星の数ほど。そして、売れても、その先の保障はなーんにもなくて、一度人気に陰りが出れば、その後再ブレイクする可能性は1%あるかどうか・・・。
個人プレイであれば、地味に続けることはできるでしょう(それとてとてもとても大変なことです)。でも、バンドですから、複数の人の意思や感情が交錯します。技術的にも個々人に差異があり、そこで上下関係もできます。個人的には、バンドは、カップルや夫婦と同じくらい、いや、もしかしたらそれよりもはるかに難しいのでは、と思います。
それに、この歳になって、改めて夢を追う、というのも本当に無茶です・・・。でもね、捨てきれない想いっていうのが、ずっとあるんです。これまで、たくさん自分の曲・詞を書いてきました。やっぱりね、正直、自分の曲を、歌詞を聴いてもらいたいって思うんです。面白いもんで、どんな曲であっても、やっぱ自分の曲なんです。自分の子みたいなもんなんです。素直に、聴いてもらいたい、そう思うんです。眠っている曲の数は、未完成の曲を含めて、200曲以上、、、(苦笑)
単純に、「聴いてもらいたい」、「自分の詞や曲で、誰かの心を動かせたら・・・」って思うし、それをみんなで実現するバンドの楽しみは言葉にはできません。「売れる」「売れない」じゃなくて、単純に、自分たちの「音」を聴いてもらいたい、ただ、それだけなんです。もちろん「お金目当て」ではなくて、一つの芸術活動として。(ヘタクソドラマーなんで、偉そうには言えませんが、、、)
まだ、幸い、気持ちは元気なので、「もう一回だけ、頑張ってみよう」って思っています。それが、今のNEIN!というバンドです。そして、いいメンバー=戦友とも出会えました。年齢も、性別も、生き様も、価値観も全然違う5人だけど、ひとつだけ、「みんな、音楽が大好きで仕方ない」、という共通点はあります。祐師匠は、「言葉を超えて愛し合おうぜ」って言います。僕は、それを借りて、「言葉も、年齢も、性別も、障害あるなしも、世代も、国も超えて、愛し合おうぜ」って叫びたいです(苦笑)。それが、僕の原点だったりもします。ノーマライゼーション→インテグレーション→インクルージョン(包摂)、です。
どこまでいけるか、やれるか、分からないけど、動き出しました。結成から半年が経ち・・・
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稲毛K's Dreamのライブは、僕が16歳の時に作った「GATE」という曲で始まりました。
NEIN!の「顔」ともいえるASUKAの拡声器の声は、もう、自分的には震えました。カッコイイなぁって(*´∀`*)。
GATEは、自分が曲を作り始めた頃の一曲で、「V系ショートソング」です。まー、わかる人が聞けば、「ZI:KILLじゃん」ってなると思いますが…。でも、僕的には、本当に愛着のある一曲で、自分的には本当に「カッコいい」って思う曲なんです。1分ちょっとの曲なんですけど…
で、続けて、「トーキョーコンフリクト」。この曲は、今年できた新曲ですね。歌詞はボーカルが高校時代に書いたもので、それに僕が曲をのせました。テーマが、「東京タワーの葛藤」、というなんとも斬新な内容で、それを、僕の中では、THE SLUT BANKS風の曲で表現してみました。でも、できあがったら、なんとも、SILVER ROSE風になってしまった、という(これまた、知っている人なら、「あー…」って感じなんでしょうけど…)。バンドサウンドとしてはまだまだとっても荒くて未完成なんですが、これを上手く演奏することができたら、すごいカッコいい一曲になると思います。まだまだ、です(゜ロ゜)。
ハードな曲を2曲演奏したあと、MCをはさんで、これまた僕が18歳くらいの時に作った「SONGS FOR XXX」。今から20年前の曲!?ってことになりますね、、、(;´д`)。シンプルなミドルテンポのゆったりとした曲で、これもまだ上手く再現できてませんが、時代を超えたいい曲になると思うので、今後も演奏できたら、と思っています。バンドの練習曲としても機能しています(これが再現できなきゃ、もっと難しい曲なんてできませんので…)
そして、我がNEIN!のみんなで作った初のバンドオリジナル曲の「RAINY, TWO ROMANCE」。この曲は、デモテープを作らないで、みんなでスタジオで完成させた本当のバンド編曲の曲。80年代歌謡曲の雰囲気を出しつつ、ギターはハードロック、ドラムはBUCK-TICK?!、ピアノはクラシカル?、という。懐かしくて、新しさもある、本当に「いいなぁ」って思える一曲になりました。これは是非、ライブハウスで聴いてもらいたい一曲です。綺麗です☆彡
ライブ後半は、勢いある曲で。「SUPPLE MIND」です。この曲は、前のJ-BUSTERSでもやってた曲で、2008年?くらいに作った曲です。「本当の恋に逢いたい」というピュアな気持ちを歌にしてみました。この曲は、うちの学生との「恋バナ」がモチーフになっています。きっと話してくれた元学生は、そんなこと思いもしないでしょうけど…。早くなったり、遅くなったり、と大変な曲です(*´∀`*)。この曲は、もー、ギターのSHOのピロピロを聴いて!っていう曲です。エンディングのギターソロが半端なくカッコいいですから!
ラストは、僕の人生の代表曲?の「WILL」。この曲は、GATEよりも古いので、作ったのは15歳の時かな…。23年前の曲…苦笑。なのに、ライブ後のアンケートでは、一番人気の曲でした。本当に、時代を超えて愛される曲なんだなぁってしみじみ思いました。今でも、この曲の歌詞には、共感しています。今もなんか似たようなことを考えてるな、と(;´д`)。これもまた、キーボードが入って、すごい壮大な曲になっています。是非ライブで、聴き入ってほしいですね。
さらに、この日は最後の出番ということで、「アンコール」を自ら牽引し、実現しました☆彡。アンコール曲は、未完成の「DA DI LU」。完全書き下ろしの新曲です。この曲は、僕が長年欧州のダンスビートを聴いてきたので、それを生かしたヨーロッパっぽいV系ダンスロックになっています。僕的には、かなりお気に入りで、むちゃくちゃ好きな一曲なんです。歌詞の内容は、、、まだ、ここでは言わないでおくことにします。今の自分だから書けるすごい内容なんですけどね、、、 ただ、体を揺らしてもらえれば、と思っています。
そんなライブでした。
まだまだへっぽこバンドではあるけれど、本当に自分の中で「いいじゃん!」って思えるライブになりました。すごい楽しかったです。ただただ楽しかった。嬉しかった。生きててよかった、って思えました。メンバーはみんな反省モードでしたが、ごめんなさい、僕はもうウルウルしてました。「またライブができた!、憧れのK'sでできた!、無事にやり終えた!」、と。(もちろんその後、ライブの動画をみて、恐ろしいほどに反省することになるのですが…)
バンドって、ライブって、本当にいいですね。なんか、「生きているんだ」って肌で実感できますね。
そう実感できたのも、多くの人が聴きに来てくれたからだと本当に思っています。まー、そんなに動員だけでみれば多くはないんですが、僕の中では、「ありがとう」とただただ言いたいです。これからは、徐々に来てくれる人も減ってくるでしょう。厳しい現実が待ち受けているでしょう。ファン一人作るのが、こんなにも大変なのか、とみんな実感することになるでしょう。でも、忘れないでほしいのは、バンドがやれている、そのことへの感謝と愛情です。バンドは一人じゃできません。今のNEIN!は、この5人でNEIN!です。一人でも欠けたら、成り立たない、そう思っています。もちろん、聴きに来てくれている人あってのライブです。その全てに感謝の気持ちを忘れないで、次に進んでいければ、と。
もっともっと言いたいことはあるけど、この辺で。。。
それから、この日、対バン相手にもとても恵まれました。JAXX、HARUKAさん、そしてこの日の主役の松本から千葉にやってきてくれたボヲイズラブの皆さん、本当にみんな素敵な人たちばかりで、それにも感動しました。これまでも色んな人達と対バンしてきたけど、こんなに「いいなぁ」って思える対バン相手はいないくらいで、、、。素敵すぎました。。。 いつかまたどこかで一緒にやらせてもらいたい、と思える素敵なアーチストたちでした。
さて。
僕らは次のライブに向けて、ただしっかりと練習するのみです。
次回のライブは、2014年1月4日(土)、K's Dreamです。
よかったら、是非是非見に来てください!!!
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へっぽこドラマー、頑張ってます。
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でも、本当に、バンドが今やれてるんですね、、、(´;ω;`)
それだけで、僕は本当に幸せです。謙遜でもなんでもなく、僕はただただバンドがやりたいだけなんです。
それに、自画自賛になっちゃいますが、本当にいいメンバーなんです。。。
決して「巧いバンド」じゃないです。でも、「熱いバンド」だと思います。
巧さは求めつつも、でも、一番大事な「熱さ」をもっともっともって、少しでも長くやれたらって願っています。
なんか、後ろ向きな終わり方ですけど、本当にそうなんです。バンドって、自分の意思で動いてませんから。バンドそのものが実体っていうか。生き物なんですよね。その生き物であるNEIN!を、みんなでどう育てていくか。それに尽きると思います。
その成長していく姿を、みんなに見てもらえたら、本当に嬉しいです!