都賀駅から徒歩5分くらいのところにある不思議なお店に行きました。
その名も、「中国小麦粉料理専門店 恵泉」です。とにかく不思議なお店なのです。
http://www.komugikeisen.com/
http://www.komugikeisen.com/info.html
http://ameblo.jp/komugikeisen/
このお店は、いわゆる中国料理店なのですが、そこらにあるような中国レストランじゃないですよ。なんと、小麦粉にとことんこだわった、しかも薄味で、健康志向のレストランなのです。なので、メニューも、かなり独特。知らない料理名がずらりと並んでいます。もちろん、中国料理定番のものから、僕ら日本人に親しみやすいものまで、いろいろとあり、なかなか楽しめるお店なんじゃないかな、と思います。
今回はいろいろと食べてみました☆
こちらはチャーハンなのですが、ちょっと珍しい「しば漬けチャーハン」です。しば漬けがたっぷり入ったぱらぱらチャーハンですね。このぱらぱら具合はたまりませんね。尋常じゃないくらいにぱらぱらなチャーハンでした。僕はファットでオイリーなチャーハンが好きなのであれですけど、通常は「ぱらぱらなチャーハン」の方が難しいっていいますよね。なので、通の方には納得のチャーハンになっているように思います。しば漬けがほんといいアクセントになっていました。食感がいいですよね。この食感にやられました。
なお、こちらには、自家製のおおぶりのワンタンが二つ入っているスープがついています。この薄口感がたまりませんね。濃い味になれた僕の身体をやさしくほぐしてくれる感じでした。淡いスープのよさを感じるやさしくてソフトなスープでした。
で、こちらが、この上のチャーハンに添えられていた山椒の実ですね。こういうそのままの山椒を食べるのって、なかなかないことですから、味わって食べました。かなり刺激的な味ですね。山椒ってこんな味わいだったんだ、と改めて思いました。いわゆる花椒とは違って、辛さや痺れはあんまりないんです。ただ、風味はかなり強烈でした。こういう山椒の実がさりげなく出てくるところも、さすが、こだわりのお店!って感じですよね。
続けて、こちらが、当店自慢のオリジナル一品料理。その名も、「盒子」(ほーず)と申します。これは、ニラ、玉子、春雨を包み込んだ焼餅ですね。小麦粉記事で、表面を焼き上げた野菜たっぷりの点心でした。なお、盒子とは、中国語で「ケース、入れ物」という意味らしく、そのまま野菜を入れたケースみたいな食べ物でしたね。
中身はこんな感じですね。見た目はかなりイケイケな感じですが、ニラがぎゅっとつまっていて、ヘルシーです。しかも、味も薄味で、ニラの風味を存分に味わえます。醤油等はつけずに、そのまま食べるニラ饅頭ですね。これは旨かった! 僕、単純に、これ好きです。
そして、こちらが「黒豚焼きそば」です。野菜たっぷりで、薄味。それでいて、旨みたっぷりという、なんとも上品で、食べ応えのある焼きそばでした。こちらは、基本的に「かた焼きそば」ですね。ぱりぱりっという食感がたまらない揚げた中華麺に、野菜炒めがどかっとのる中国の定番麺料理です。
http://www.yakisobarakuen.com/teiban/kata.html
このサイトを読むと、もっとかた焼きそばについて語りたくなってきます。
鶏麺屋どーちにはまって以来、折に触れて食べている唐揚げです。こちらのは「若鶏の唐揚げ」ということで、お肉が柔らかくて弾力性が強くありました。衣は薄味ですが、肉汁がたっぷりで、とっても品よく美味しいです。ジャンクさにかけますが、それもまた好き好き。ケンタッキーに代表されるジャンクな唐揚げではない唐揚げが好きな人にはうってつけの逸品だと思いました。僕も、たまにはこういうさっぱりとしたヘルシーな唐揚げが食べたくなります☆
最後はやっぱり餃子! こちらの餃子は野菜がぎっしりたっぷりどっさりです。やはり醤油は使わずに、食べるみたいです。うーん、こういう時に醤油を欲するところが、日本人なんでしょうね。無性に醤油が欲しくなりました。
けれど、餃子とは思わずに、中国の点心だと思って食べると、これがなんとも優雅な気持ちになります。日中いろいろとありますが、中国料理っていうのは、本当に素晴らしいんだなぁと改めて実感しました。
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どの料理も丁寧に作られていて、しかも、どれも適度にマニアック。いわゆる普通の中華料理に飽きた人は是非このお店に行ってもらいたいなぁと思います。また、大勢で来ても楽しいと思います。お店の雰囲気もよいです。お店もきれいですし、店員さんの対応もとても丁寧でした。
それにしても、独特な雰囲気をもったお店でしたね。ホント、不思議でした。