20代前半に僕が過ごした「ボーデン湖」。
ボーデン湖と聞くと、当時の思い出があふれ出てきます(苦笑)
ここで過ごした日々が、僕の人生の中で最もキラキラしていた時期…。
そのボーデン湖の「入口」にあたるのが、ラドルフツェル。
本来であれば、このラドルフツェルで、美しいボーデン湖を眺める予定でしたが…
滞在時間は2時間弱(電車のダイヤの変更により…)
のんびり湖を眺めるというわけにはいきませんでした(;;)
…
今回のドイツ本土での食事はここが最後となるため…
南ドイツの「シュヴァ―ベン料理」を楽しみたいなぁと思い、、、
ラドルフツェル駅から徒歩数分の場所にあります、
Omas Küche im Liesele
にやってきました!!
20年ぶりの再会となったタニャと娘さんと一緒に♪
…
Omaはおばあちゃん、Kücheは台所。
つまりは、「おばあちゃんの台所」となります。
南ドイツの郷土料理を専門としたお店なので、ここに行こうぞ、と。
Googleがあれば、何でも検索できるな、、、(;´・ω・)
さくっと見つけられちゃう。。。
コンスタンツに住むタニャも知らなかったお店。
アーリンガー家のお店、っぽいです。
1991年創業ってことで、30年くらいの老舗店ですかね。
(超老舗ってわけでもないっぽいですね)
地元の名店なのか、とっても混んでいました。
それだけ、美味しいっていうことかな!?
英語のメニュー表もありました。
やっぱり、南ドイツの伝統的な料理を出すお店みたい。
よしよし♪
前菜的なものも全部、南ドイツ・シュヴァーベン風。
これは期待できそうです。
ドイツ風餃子と言われる「マウルタッシェン」もあったぞ~。
これは、是非学生たちに食べてもらいたい!
マウルタッシェンもまた、南ドイツで欠かせない伝統的なお料理。
で、なんと言っても、目的は唯一つ!!
ラーメンフリークの僕が心から愛するドイツ風パスタ!
このブログを見てくれている人なら、もうお分かりでしょう♪
Feine Käsespätzle
訳せば、「上質なケーゼシュペッツレ」!?
feinには「上質な」「高級な」「上級の」といった意味があるので、、、
値段もかなりいい感じ(=高い)です。
また、「少なめ」を希望すれば、少なめにもしてくれます。
色々と「分かっている」お店ですね~\(^o^)/
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、ラドルフツェルの南ドイツ料理店の自信作、
ケーゼシュペッツレです!!
ひゃー、美味しそうだ、、、
ここまで、エレガント?なケーゼシュペッツレは人生初かも!?
シュヴァーベン地方で食べる本格ケーゼシュペッツレ。
こんがり焼けたシュペッツレ(パスタ)がとてつもなく美味しそう…(;;)
こんがり焼けたチーズとシュペッツレ、、、
そこに、フライドオニオンがばさっと乗っています。
なんだ、この素敵過ぎるヴィジュアルは、、、(;´・ω・)
卵とチーズとシュペッツレが見事に重なり合っています。
チーズの風味がとても強くて、失神しそうなほど、、、
あまりこういう本格チーズに慣れていない学生たちは少し困惑していました。
(その後、「しばらくチーズは見たくない」とつぶやいておりました)
そう、日本で普段食べるチーズは、チーズじゃない、、、
(日本のチーズは、どれもホント臭みが足りないんだ…)
これくらいじゃないと、、、って。。。
それくらい、本格チーズをたっぷり使ったシュペッツレでした。
シュペッツレ自体、もちもちで弾力性があって、食べ応え抜群。
これこそが、チーズを使った麺料理ですよーって。。。
…
日本でも、イタリア風~と言って、チーズを使ったラーメンや汁なし麺を出すお店が多々ありますけど、これくらい強い香りというか風味がなければ、やる意味ってない気もします。
チーズラーメンとか、トマトラーメンとか、イタリアンラーメンとか、手軽に出せそうですけど、こっちに来ると、「そう簡単にできるものでもないなぁ」って強く思わされました。
それくらい、重みのある味わいのシュペッツレでした。
そして、こちらが、マウルタッシェンです!!
いわゆる「ラビオリ」に似たものですが、「ドイツ風餃子」と言われています。
餃子マニアの人なら、当然チェックしますよね。。。
スープに入れて食べるタイプのも多いですが、、、
本場シュヴァーベン地方では、ソースで食べる方が主流です。
もちもちっとした皮に包まれた肉料理、って感じです。
ここのマウルタッシェン、重みがあって、厚みがあって、ボリューミーだったなぁ。
一つだけでも、かなりお腹にたまります。そして、旨い!
ソースも牛肉系のソースで、旨みがたっぷりでした。
やっぱり、ドイツの料理はシュヴァーベンに限るなぁ、、、と。。。
そして、こちらが、これまたドイツの名物、
Jägerschnitzel(イェガーシュニッツェル)
です!!
キノコクリームソースかけのカツレツ&シュペッツレです。
シュニッツェル&シュペッツレ
ああ、もう、この組み合わせはたまらない、、、(;;)
イメージ的には、ドイツ風カツカレーライス、かな(苦笑)
カツレツ+キノコソース+ドイツ風パスタ、ですからね。
日本的に適合させるなら、やっぱりカツカレーライスだ!!
だから、日本人に合わないわけがないんです!!
あと、このお店では、「サラダバー」もあったんです。
こりゃ、いいわー!!(;;)
もちろん味は、ドイツ仕立て♪♪
どれも本当に美味しくて、且つ異国の味わい。
サラダ一つとってみても、味って全然違うんだなぁ~、と。
僕のは、こんな感じに♪
こればかりは、なかなか言葉にしにくくて、、、
全体的には、酸味のある味わい??
でも、甘さもあって、また少ししょっぱさもあって、、、
異国でしか味わえない素朴なサラダって感じでした。
タニャの娘さんとうちの学生と、、、
2時間弱の短い時間でしたが、楽しい交流の時間となりました。
この子は、アフリカ(のどこかの国)のパパとタニャのお子さん。
いわゆる黒人と白人のハーフさん。
お顔はママのタニャに似てるなぁ~~(;´・ω・)
見た目的にはうちの学生と変わらないけど、なんと15歳!(;´・ω・)
めっちゃ、大人っぽくて驚きました。
が、しゃべると、かわいい15歳の女の子でした(n*´ω`*n)
うちの学生に負けず劣らずのシャイな子で、見ていて面白かったなぁ。
ママはとってもおしゃべりで元気なイタリア人なんだけどね~♪
ママの20年来の旧友の「僕」を、興味深そうに眺めていたのが印象的でした。
はるか異国の東洋人の僕を見て、彼女はなにをどう思ったんだろうなぁ…。
でも、「ママの古くからのお友達」って見てるんだろうな(苦笑)
お店の前はこんな感じでした。
ラドルフツェルは有名な観光地ではないので、とても静かでした。
僕的には、「ラドルフツェル」というと「ああ、コンスタンツに着くぞ~」って。
馴染みのある駅だけに、感慨深いものがありました。
…あれから、もう22年かーって、、、
うちの学生たちがまだ生まれる前の話だ、、、苦笑
…
ともかく、とっても素敵なお店に出会えて、幸せでした。
またいつか、ここで美味しい南ドイツ料理を楽しみたいなぁ~。。。