オーストラリア、滞在二日目!
今日は午後から、registrationなので、まずは、、、
専門店としては唯一となる(と思われる)ラーメン店に行きました。
かなり新しいお店のようでした。
なかなかいい感じのストリートにありまして、
日本のラーメン屋さんでは味わえないような解放感のあるカウンターで、
それほそれは美味しい豚骨醤油系のラーメンを頂きました。
おそらく自家製麺だと思われますが、これはちょっとあれでしたけど…(・_・;)
まぁ、詳しくはまた後ほど。。。
で、
こんなディズニーランドみたいなところを通って、
学会の会場となっているホテルに向かいます。
このエリアでは「最高級ホテル」っぽいです。
(なので、お金のない僕はちょっと離れた超格安ホテルに宿泊しています)
国際学会なんて、普通、行かないもんなぁ…。
世の中には、お金持ちの学者さんもい~~~~っぱいいるんですよね。
でも、いいんです。
僕の野望は、死ぬまで「下剋上」。
「下剋上精神」だけで、生きて死んでいければ、と(苦笑)
(つまり、上には立たぬ、と。否、立てぬ、と(苦笑))
registrationを無事に終えて、初日の公開シンポジウムへ。
今回の学会はアジア~オーストラリアの教育哲学系の学会。
今回の会のテーマは、「誕生と死と再生」。
(なので、「赤ちゃんポスト」でも発表すればよかった)
まぁ、これは会全体のテーマなので、今回のシンポジウムにはあまり関係ありません。
オーストラリアの教育学者を中心に5人の先生たちが話題提供し、
その後、フロアとの「質疑応答」となりました。
凄いのは、5人の先生が1時間(一人12分ほど?)話した後、
同じだけ、つまり1時間、質疑応答が続いたんです。
これには、驚きました。
しかも、それが足りないくらいに質問がでてくるんだから、凄い…。
テーマは、Why teach philosophy and ethics in schools?
なぜ哲学や倫理を学校で教えるのか?
面白いテーマだなぁと、、、。
提案者の中には、幼児に哲学を教えている実践者もいて、英語が分からないながらも、頑張って聴きました。
「生きる目的とは何か」「君の人生にとって価値とは何か」「友情とは何か」「よい子とは何か」…
いろんなテーマがあると思いますが、それを学校や幼稚園でどう教えていくか。これは面白い(考えるべき)テーマだなぁ、と思いました。
中には、ワークショップをしている人もいて、子どもたちに「批判的思考」(critical thinking)をどう教えるべきかを語る人もいました。っていうか、みんな、critical thinkingのことを話していました。(そうだよなぁ、と思う自分と、まだそこ?と思う自分がいました)
あるいは「民主主義」「人権」「平和」「平等」なんかも…。
日本も「道徳の教科化」で話題になっているテーマかと思います。が、哲学をきちっと学んでいない人が道徳を教えるとどうなるのかなぁ、と。
一般の教師たちは「答えること」については得意だけど、「問うこと」についてはあまり得意とはいえない気がします。「問うこと」にも、それなりの基礎があります。その部分を誰がどうするのか?
哲学を学んでいない教師や保育士が、「問うことの意味」をどう考えるのか。僕的にも、かなり刺激的でした。
個人的には、サンドラ・リンチさんのスピーチに感銘を受けました。
シンポジウムの後は、学会参加している日本人&台湾人の大食事会。
台湾の教育学者(大学院生含む)たちとの食事会。
みんな英語がお上手で、いやー、面白かったです。
台湾の教育事情についても色々と聞けました。
僕が「アジアの学び論」について熱く英語で語ったら、ほぼすべて否定され…苦笑
でも、そこが微妙に難しくて、、、
その学者先生自体が「欧米の教育学」を前提として考えているなら、アジアの学び論は「間違っている」になる。
「欧米の教育学」をエポケーする、というか、いちど括弧にくくると、アジアの学び論が見えてくる。
見えてこないものについては、語ることはできない。
その辺のむずかしさがあるなぁ、と思わされました。
まぁ、それはさておき、
ジャジャーン!!!
遂に遂に、OG BEEFのステーキ(300g)を食べることができました!!
何気に、最近、ステーキにはまってて、、、
今回、どうしても本場オーストラリアでステーキが食べたかったんですよねー。
これが、もう、絶叫するほどに美味しくて、感動しました。
柔らかいのなんの。お肉の質感が全然違う!!!!
これで、3000円ちょっと。
3000円なので、まぁ、こんなもんかもしれないけど、お肉のフレッシュさを感じました。
とにかく柔らかくて、ふわっとしていて、もちっとしていて、、、
感動の300gでした!!
***
そして、古ホテルの狭い狭い部屋に戻り、、、
オーストラリアのビールコレクション♪
オーストラリア産のビールを並べて、見つめるだけで幸せ♪
これを飲んで、次の日のために寝よう、、、
…
と思っていたら、、、
ホテルの「共同台所」のところで、オーストラリア人二人組に声をかけられ…
真夜中の3時くらいまで、色んな話をしました。
僕とUさんと、オーストラリア二人組の四人で…。
一人の女性は、小学校の教員をしている人で、子どもも3人いる20代の子でした。
彼女に赤ちゃんポストのことを聴くと、雑誌で記事を読んだことはあるけど、オーストラリアに赤ちゃんポストができた、という話は聞いたことがない、ということでした。
現地の人とこうやって、分け隔てなく話せた、という意味では、このホテルにしてよかったかな、とちょっと思いました。
せっかくオーストラリアに来たら、現地の人とおしゃべりしたいし、語り合いたいものです。
そういう意味では、目的達成、かな。
学会だと、世界各国の人としゃべるけど、現地の人はほとんどいないわけで、、、(ニューカッスル大学の先生とはしゃべれたけど…)
でも、僕は、「現地の普通の人」との「対話」も、やっぱ大事にしたいなぁ、と。
面白い経験になりました。