オークランド、最後の日の夕方、
今回、僕が最も行きたい!と思っていた、
Ichiban Ramen Original
にやって来ました!!
日本語名だと「一番ラーメン」になります。
ここは、おそらくオークランドで最も古いラーメン店かと思われます。
1989年というと、もう今から34年も前のこと…。
まだ、日本に、武蔵も青葉もくじら軒もなかった頃のことです(!)
そんな時代から、日本のはるかかなたのオークランドでラーメン店として存在し続けている貴重なお店ですね。
まだ、ネットも広まっていない時代で、ラーメンもグローバル化されていない時代です。
そんな時代からずっと続いている一番ラーメン、、、
前回、「行けばよかった…」と後悔していたお店でもあります。
暖簾に書かれた「ラーメン」の文字がまぶしく輝いています。
場所は、ハーバーの近くで、高級ホテルが立ち並んでいます。
観光客が多く集まるスポットに、ぽつんとラーメン屋さんが…って。
中に入ると、、、
どーんっと日本語!!
店主さんは、50代くらいの人だったかな?!
店員さんも日本人で、日本語対応OKのお店でした。
いったいどんなお店なんでしょう?!
こちらがメインのラーメンたちです。
醤油ラーメンと味噌ラーメンが主力メニューかな?!
これを見ると、いわゆる「地獄ラーメン」が売りのお店みたいです。
地獄ラーメン=激辛ラーメン、ですね。
なんか、このネーミングがまた90年代以前を感じさせます。
僕が気になったのは、
①Teriyaki Chicken Ramen($20)
②Yakiniku Ramen($20)
です。
Yakiniku Ramenにも(牛肉らしいので)惹かれたのですが、、、
でも、海外じゃないと、「Teriyaki Ramen」ってなかなか食べられませんよね?!
なら、海外じゃないと食べられない一杯がいいなぁ、、、って。
Toppingsです!!(複数形!)
これは、…英語の勉強にもなりそうですね👆
メンマって、Banboo Shootって言うんだ…
今回は、そのまま普通にいきます。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、創業30年の一番ラーメンのオリジナル、
Teriyaki Ramen
です!!
そこそこクリアなスープに、テリヤキチキンが乗っています。
ネギ、胡麻、海苔も添えられています。
これで、20ドル=2000円くらいですか、、、
「おー、20ドルか、高くないなぁ」って思う自分がいました…。
なんか、今回、ラーメンの価格の固定観念が壊れてきたような…💦
zoom up!
なかなかとても美味しそうなヴィジュアルのスープですが…
スープを一口飲むと、、
「ん?! んんんん?!?! 味がしない…?!Σ(・□・;)」
って思いました。
僕の味覚が壊れてしまったのか?!?!
でも、なんどスープを飲んでも、味がしないんです。
卓上にあった「塩」を舐めたら、ちゃんと味はしました。
でも、神経を研ぎ澄まして、再度スープを飲んだら、「味」はある気がしました。
イメージ的には、つけ麺の「割りスープ」の味のような、、、(鶏の出汁そのもののような?)
最初の一口目は、すごくスープが熱くて、そこはよかったんですけど、、、
…
なんか、久々に「海外のラーメン」を食べた気持ちになりましたね。
それこそ、90年代末~00年代に、僕が海外でラーメンを食べ始めた頃に食べていた「海外のラーメンの味」…。
00年代以降、ラーメンのグローバル化によって、日本のラーメンに近いタイプのラーメンが世界中で食べられるようになっていくわけですが、、、
でも、ここのスープは、それこそ30年以上前から海外で出しているラーメンのスープ。
その名残があってもおかしくはありません。
ちょっと久々に、こういう「THE 海外のラーメン!」っていうのを食べた気がしました。
麺はこんな感じです。
麺は、かなりしっかりしていて、日本で食べる麺とかなり近い感じでしたね。
中細麺になるのかな?? のど越しのよい麺ですね。
量もそこそこしっかりある感じでしたね👆
ニュージーランドのラーメンの麺って、どこもクオリティー高いなぁ…
しかし、スープが、、、💦
で、こちらがメインの「テリヤキチキン」です!!
このテリヤキチキン、とても美味しいチキンではありますが、、、
テリヤキソースはいったいどこへ?!?!
スープにテリヤキソースが反映されているかというと、そうでもなくて…
どこがテリヤキなんだろう???って、、、💦
鶏肉自体は、鶏皮多めで、すっごくよかったです(鶏皮フェチなもんで…)
創業30年のラーメン店なんで、卓上調味料もばっちり。
塩、胡椒、唐辛子粉、ラー油…
色々あります。
味がすごく弱いので、ラー油を入れたんですけど、、、
それでも、味がすごく弱いので、「タレ」を頂きました。
タレを加えると、そこそこ味はするようになりましたが、、、
なんか、「ラーメンのスープ」にならないんですよね、、、
不思議だ、、、とっても、不思議だ、、、
どう味を調整しても、僕らの知るラーメンの味にならない、、、
これは、Teriyaki Ramenだからか、それともこれがここの味なのか?!?
最後の最後まで、???って感じでした。
***
というわけで、、、
オークランドでおそらく最も古いラーメン店『Ichiban Ramen Original』のレポでした。
いや~、すっごく不思議な食経験になりましたね~~~。
久々に、こういう「THE海外のラーメン!」っていうのを食べた気もします。
ホントに、最後の最後まで「?」が消えなかったもの、、、
日本のラーメン店のラーメンに慣れたラーメン好きの人には食べてもらいたいかも?!
こういうラーメンを食べることで、きっと日本のラーメンの見方も変わるんだろうなって。
…
あと、改めて思いましたよ。
日本って、どのお店のラーメンも「マジで安くてうまいよ」って、、、
こっちのラーメンって、どんな味のラーメンであっても、2000円くらいは取りますからね。
こっちからしてみれば、「異国の名物料理」だから、2000円くらいして当然なのかもしれないけど…
でも、さすがに、2000円でこの味…って思わざるを得ないというか…(それは、このお店だけではない話です!)
僕自身の考えも変わった気がします。
「ラーメンで1000円を超えるのはナンセンスだ!」って思ったけど、「いやいや、これだけの味を作っているラーメンなら、1000円なんて超えてもいいよ」って。
世界的にも「物価」は上がっているわけで、ラーメン一杯1000円以下で、っていうのは、なんか、もう「食べ手側の都合」の問題でしかないよな、、、って。
こっちに来て、こっちのラーメンを食べて、僕的には「1000円の壁問題」は解決しました(苦笑)
安いラーメンを否定することはしないけど、1000円でも、1500円でも、2000円でも、仕方ないよなっていう風に認識するようにします。
2000円のラーメンが目の前にあったら、「オークランドのラーメンの平均価格」くらいに思うようにします。
それで、すっごく美味しいなら、もうそれはそれで「Great!」って感じですよ。
(僕もこれまでに2000円くらいのラーメンを食べてきましたが、2000円レベルになると、もうとんでもないラーメンが出てきますからね、、、)
500円のラーメンがあってもいいし、3000円のラーメンがあってもよくて、、、。
いくらが妥当か、っていう話じゃなくて、このお店のこのラーメンはこのくらいが妥当だよな、って考えるようにしていきたいと思います。個別対応ですね👆
更には、Seafood Tonkotsu Ramenや、Tonkotsu Chashu Ramenも売っていました。
こっちはなんか、チャーシューメンはそこまで高くならないんですね。
いや、日本と同じくらいの「価格の上がり方」になっている気がします。
お得なランチセットも出ていました。
Bだと、ラーメンとミニカレーで$15=1500円。
これはお得かもしれないなぁ~~(こっちでは!)
オークランドだと、どんなに安いお店でも$13~15はしますね。
外食は総じて、「高いなぁ」という印象です。
でも、スーパーに行くと、日本と同じか、安いなぁって感じです。
ペットボトル大型の水でも、一本99円くらいで売ってましたからね👆
このエリアは、ホントエレガントというか、リッチな人たちが歩いてそうでした。
そんな場所に、創業30年の老舗ラーメン店がぽつんと立っているんですから。
面白いなぁって思いますね。
こちらは、ハーバー側です。
この先を行くと、すぐに港に到着します。
場所的にも良好ですし、そんなに怖さもないし、安心して来られる場所かな?
こんなところですね。
高級な「JWマリオット・ホテル・オークランド」の目の前にあります。
聖パトリック大聖堂(Cathedral of St Patrick & St Joseph)も近くにあります。
オークランドともそろそろお別れです。
最後のラーメンは食べました。
これにて、オークランドのラーメンレポはおしまいです!!
(クリスマスイブの日にこの記事をアップしたかった!!( ´艸`))
…
この一連の記事を見て、「僕も(私も)ニュージーランドに行こうかな」って思ってもらえたら幸いです。
コロナ・パンデミックの影響もあってか、海外志向の若者が減った気がします。
若者が海外に出る、っていうのは、すごく大事だなことだと強く思います。
僕なんか、もういいんですよ、ぶっちゃけ…。
それより、未来ある若者こそ、海外に飛び出て、「日本国内のフレーム」を壊してほしいなぁって思います。
海外に出ることで、「日本の中で見える世界」が違って見えるようになるんです。
海外を知ることも大事ですが、日本内部でしか通用しない「常識」や「見方」をひっくり返す、ということこそ、最も大事なことだと思うんです。
だいたい、こっちでは、「クリスマス=夏」ですからね(苦笑)。
ぽかぽかの陽気の中で過ごすクリスマスシーズン。
日本人には、すっごく違和感、ありますよ(笑)