Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

日の丸食堂@倉吉(鳥取)昭和33年創業、老舗のあっさり牛骨ラーメン!

神戸~岡山~出雲を経て、遂に念願の鳥取県倉吉へ!!

地方・ご当地ラーメンフリークとしては、なんとしても行きたかった地域です。

『鳥取牛骨ラーメン』は、僕の知る限り、この数年で有名になった感があります。
ご当地ラーメン~B級グルメブームの流れの中で、注目されるに至りました。
町おこし的な要素もみてとれるかと思います。

勝浦タンタンメンと近い発展形態かなと思われます。
勝タン同様、もともと限定された地域で普通に食べられていたものですが、
その味が他にない要素をもっていて、それを町のアピールに用いられている、という。

そして、HPですね。勝タン同様、HPのアピールが凄いんです。

鳥取牛骨ラーメン応麺団のサイトはこちら
主体は、社団法人鳥取県観光連盟のようです。

ですが、別記事で書きますが、この鳥取牛骨ラーメンには重大な問題があるように思います。
それはまた後ほど。。。

***

さて、一軒目は、念願の香味徳!となるはずだったのですが、
まさかまさかの臨時休業、、、 …泣きましたよ。。。
(さらにレストラン三日月にもふられました)

というわけで、一軒目は、老舗の日の丸食堂へ。

日の丸食堂は、倉吉の中でもかなり古い老舗の食堂です。
ラーメン屋さんっていうわけではないのですが、ラーメンでも有名です。
創業昭和33年ということで、47年の歴史をもっています。

店内は、もう昭和の食堂そのもの、そのまんま。
年配のご夫婦お二人で切り盛りされていました。

メニューも食堂ということで色々ありますが、
まずはラーメンです。一杯なんと500円!!

おばちゃん曰く、「牛骨をつかった普通のラーメンですよ」とのこと。

そのラーメンは、シンプルでレトロな昔ながらの中華そばでした。
さらに、食堂らしく、小皿に和えものとサラダが用意されていました。
これで500円は、お手頃すぎます。安いです。素敵です。

スープは、まさに牛骨スープならではの味わいでした。
厳密にいえば、牛骨+鶏ガラらしいのですが、牛骨の味わいが伝わってきます。
シンプルな牛骨のあっさりラーメン、これは食べ甲斐があります。

麺は中太の素朴な縮れ麺。縮れ具合はそんなに強くないです。
ぼそぼそとした食感が口に残っています。

このラーメンに対しては、美味しいとか不味いとか、そういう次元で捉えるべきではないです。
倉吉という地域で、昔から、素朴に食べられているラーメンなのですから。
いわゆる「外からのフレーム」でこのラーメンを語るべきではない、と。

そのことを強く意識し、確認した上で、書いておきたいのは、
この日の丸食堂のラーメンを「鳥取牛骨ラーメン」の一つに入れるのはどうかと思うんです。
「鳥取牛骨ラーメン」というくくりは、それこそ町おこしのために作られた入れ物です。
その入れ物に、ここのラーメンを入れることは、僕的には違和感があります。

たしかに、牛骨ラーメンではあるんですが、いわゆる外部の人間向けの味ではない。
外部の人間に向けてアピールするようなラーメンじゃないと思うんです。
それこそ、ひっそりと地元に根づく町の食堂なんです。

歴史や伝統や文化といったものがしっかりと保たれているんです。
だからこそ、あまり安易に町おこしのためにこのお店を利用すべきではない、と思うんです。

このお店の周辺は、かつてはきっとにぎわっていた町なのでしょう。
メインストリートになっている場所ですからね。
でも、今は人がほとんど通らない静かな町になっています。
町も人間の人生と同じように、成熟して、落ち着いて、静かに老いていくのかもしれません。

なんか、色々と考えさせられるヒトトキでした。

ちなみに、こちらまでは市内バスで15分くらいですかね。
お店の前にバス停があったので、バスでの移動も楽ちんです。
が、6時台にはバスがなくなってしまうので、注意ですね。

地理的に、香味徳、レストラン三日月との連食も可能です!

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