久しぶりの土気エリア。
8年ぶりの「中島亭(旧樹幸)」でこくまろ醤油を堪能した後…
続いて向かったのは、
千乃家
という2023年8月創業のお店でした。
千乃家と書いて「せんのや」と読むそうです。
このお店は、「泡系鶏白湯ラーメン」が売りの鶏白湯系のラーメン店みたいです。
土気駅からだと徒歩で14分くらいのお店になるかな?!
9月初めの猛暑の中、駅から歩いてめちゃめちゃしんどかったですね(;´・ω・)。
店頭に立てられているメニュー看板です。
なるほど、鶏白湯しおがメインのお店なのかな?!
ランチ時に来たので、ランチセットメニューも注文できそうです。
鶏白湯系だけじゃなくて、淡麗系やまぜそばなんかもあったりしますね👆
…
店内に入ると、なんか居酒屋風というか、居酒屋の居ぬきのお店っぽいです。
まだ創業1年の若いお店とあって、店内はわりと活気があります。
店主さんらしき人はいなくて、スタッフさん?が頑張っていました。
お店の雰囲気、お店の規模、スタッフの数、メニュー構成、色々考えると、ここはどこかの会社が経営しているお店なのかな?!って思いました(→その後、確認したら、やっぱり会社が経営しているお店みたいです)。
今後、多店舗展開していきそうな感じのお店であります😊
卓上のメニュー表です。
このお店、すごく嬉しいことに、どのメニューにも「ハーフ」があるんですね。
連食している僕的には、とってもありがたいメニューであります。
初めての人には「鶏白湯しお」がおススメです、とのことでした。
うん、下調べ通りであります。
ノーマルの鶏白湯しお(&しょうゆ)は950円で、アンダー1000円になっています。
辛くち(1000円)も気になるところですが、まぁ、まずは基本で。
淡麗系の「清湯しお・しょうゆ」もありました。こちらは900円か。
まぜそばもありますが、こちらは1100円と少しお高くなっています。
追い飯セット(180円)も用意されています。まぁ、そんな珍しくはないけど…。
それから、ランチセットメニューですね。
選べる丼ものセットというのがあり、2種のミニ丼をチョイスすることができます。
①特製炙り丼(並390円、小360円)
②豚そぼろ丼(並390円、小360円)
ですね。
まぁ、同価格ならまずは①の特製炙り丼ですよね?!
「タルタルとの相性が最高!」という言葉にやられてしまいます。
餃子もあり、またおつまみもの?も用意されています。
夜は、土気エリアの人の呑み処にもなってそうですね。
🍺呑んで、🍖つまんで、🍜で〆る。
お酒のメニューも結構色々とありました。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
鶏白湯しお(ハーフ)
+特製炙り丼(小360円)
であります!
おおお~、なかなか洗練されたスタイリッシュなヴィジュアルの一杯です。
レンゲの添え方がなんともオシャレというかなんというか。
そんなに「泡系!!」って感じじゃないですけど、泡は浮いていますね。
チャーシュー、キクラゲ、ネギ、糸唐辛子、海苔が付いています。
で、こちらが「特製炙り丼」からのアングルになります。
鶏豚両方の細切れチャーシューとタルタルソースが乗ったミニ丼ですね。
鶏白湯ラーメンより、こっちのミニ丼が気になって気になって…💦
麺はこんな感じです。
うん、とても綺麗な中細麺かな?!
少しウェイブがかかったストレート麺って感じかな?!
もそもそっとした感じなのが、なんか鶏白湯ラーメン用っぽいですね。
…
スープを飲んで、麺を啜って食べると、、、
「おおお、これは王道の、ストレートで普通の鶏白湯味のラーメンだ!!」
って思いました。
あまりクセはなくて、まろやかでクリーミーで(コーン🌽)ポタージュ風のスープです。これまで色んな所で食べてきた「鶏白湯ラーメン」とそんなに変わらない感じ?!?! 錦爽鶏を使った鶏白湯スープなんですって。
あんまり「スープガンガン炊いてます!」っていう主張はないスープで、とても控えめというか、ちょっと大人しい感じの鶏白湯スープになっていたかな…。強烈なインパクトやパンチがあるっていうタイプのスープじゃなくて、平均化されて洗練されて一般化されたような味わいの鶏白湯スープでした。
なんとも、聴くところによると、こちらのお店の(社長さんじゃなくて)店長さんがかつて鶏白湯ラーメンを出すお店で働いていたとかで、そのご縁?で、鶏白湯ラーメンを提供するお店になったんですって。千葉のお店とかって言ってたかな?!(でも、「まるは」ではないみたい…)
なるほど、、、
控えめ&大人しめなスープに対して、チャーシューはとっても立派で派手派手した。
ここのチャーシューはホント、お世辞抜きでとても美味しい印象的なチャーシュでしたね。
ソフトな食感で、もっちりしていて、弾力性もあって、臭みは一切なし。
ローストポークみたいな感じで、また食べたいなぁって思いました。
メンマはこんな感じでした。
このメンマもちょっと面白い感じでした。
いわゆる穂先メンマっぽいんですが、なんか他店とはちょっと違う感じで。
このメンマも、千乃家のラーメンの一つのアクセントになっていますね~。
…
そして、、、
特製炙り丼
です!!✨
こちらは、鶏豚の🍖がいっぱいのタルタル丼ですね。
これ、タルタルソース? タルタルエッグ?!
茹で卵を刻んだものっぽいのが入っているから「タルタルエッグ」かな?!
zoom up!
炙りチャーシューとタルタルのカップリング丼、いいですね~。
こっちはもうホント、「激ウマ~!」って感じが、ガツガツ喰らいました。
スモーキーな鶏チャーシューに、しっとりとした豚チャーシュー。
この千乃家って、チャーシュー、ホントに美味しいなぁ。
そこにタルタルソースですからね、好きな人にはたまりませんよ。
この美味しさなら、「ミニラーメン+炙りチャーシュータルタル丼(大)」とか出してもいいかも!?
鶏チャーシューも柔らかくて食べやすくて、ご飯によく合いました💓
…
鶏白湯しおと特製炙り丼を食べて思ったのは、正直に言うと、「鶏白湯ラーメン店」としてはちょっと厳しいかもしれないけど、ラーメン「も」食べられる居酒屋&レストランとして、地元に根付くんじゃないかな、ってことでした。
まだ全部食べてないから、何も言えないんですけど、看板の「鶏白湯しお」を食べた限り、そんなにマニアックでもないし、またかといって、万人向けのポピュラーで分かりやすい味でもなかったかな、と(そもそも鶏白湯って好き嫌いがはっきりでちゃう系統のラーメンでもあるので…)。
でも、「特製炙り丼」はお見事だったし、美味しくて面白かったし、未来を感じましたね😊
あと、鶏白湯だと、駅前の「中華そば麺処大椎亭」と被っちゃうんですよね。(被ってもいいんですけど、差異化は結構難しいかなぁ、って)
***
というわけで、、、
JR外房線土気駅エリアにできた「千乃家」の初レポをお届けいたしました。
創業2年目に入る若いお店ですが、今のところ、そんなに話題になっていないかな!?っていうのが僕の印象です。
っていうか、そもそも「鶏白湯ラーメン」って今、どうなんだろうなって…。
前に千葉駅前に「鶏そば七星」というお店(2012年創業~閉店)があって、その時代はわりと鶏白湯ラーメンが千葉でも好まれていた気がします。10年代の千葉ではかなり愛されたラーメンだったような…。他にも「まるは」「並木商事」「粋や」「てい司゛」…etc.色んなお店が出ましたよね?!
もっと遡れば、成田の巨匠「麺や福一」の別ブランド「鶏の骨」(2008年~)がありますよね。僕もその当時、鶏の骨の鶏白湯ラーメンにいたく感動しました。
(更に遡れば、2001年創業の「まる玉」がありますよね。僕はそれこそ2002年~04年頃に両国店によく行っていました。まる玉の鶏白湯ラーメンは、もうホント吸い込まれるような美味しさで、すごく好きだったのを覚えています)。
ただ、10年代後半~20年代になり、「鶏白湯ラーメン」ってそんなに話題にならなくなった気がします。その一方で、10年代中盤から関西エリアで「鶏白湯ラーメン」がぐわっと広まり、「泡系鶏白湯」が一つの大きなブランドになったとも思います。関西で食べる泡系鶏白湯は、かなりかなり美味しかった記憶があります。
こうした背景を考えると、相当研究してガチで作り込まないと、鶏白湯ラーメンの未来ってそんなに明るくないんじゃないかな?!って懸念します。
ちょっとやそっとの片手間でできるラーメンではないって言うか…。相当、研究して、相当、味の精度を高めていかないと、二郎系ラーメンや家系ラーメンに太刀打ちできないんじゃないかなって思うんですね。
ちょっと色々書いちゃいましたが、鶏白湯ラーメンが好きだからこそ、色々と思うところがあって色々書きました。
鶏白湯ラーメンもまた、二郎系や家系が何度もリバイバルしているように、再注目される時代が来ると思います。その時代を呼び起こすためにも、鶏白湯ラーメンを出しているお店こそが、今こそ「創意工夫」を意識して、新しい時代の新しい鶏白湯ラーメンを創っていってもらいたいものであります。
あと、ここの会計システムがちょっと面白かったです。
券売機はなくて、注文後にレシートが配布されるんですが、、、
そのレシートにバーコードが書いてあって、それを自分でかざして、会計するんです。
店員さんと接触することなく、一人で勝手に会計を済ませて、お店を出るんです。
これ、人手不足の飲食業界で、今後どんどん広まっていきそうな予感です。
もちろん電子決済もOKで、キャッシュレス対応の支払いシステムになっていました。
冷やし系のラーメンも出ていました。
冷やし中華も「ラーメン屋さんの冷やし中華!」って感じで、、、
こっちを食べようかな、っていう誘惑もとても強かったです(苦笑)。
辛口まぜそばっていうのも気になるなぁ~。
鶏白湯しょうゆも、いつか食べてみたいなぁ、、、
錦爽鶏を使用したクリーミーな鶏白湯ラーメン。
しょうゆの方は、「道南産真昆布の旨みを凝縮」ですって。
場所はこんな感じです。
ちょっと、土気駅から離れているんですよね、、、。
でも、ここは(実家のある鎌取同様)車社会だから、こんなもんかなぁ‥とも。
この道を少し行くと、前にレポしたことのある「龍園」があります。
ここの「タンタンメン」、ぶっ飛んでたなぁ~~。
龍園~千乃家の連食っていうのも悪くないかもしれませんね👆
…
鶏白湯ラーメンもしっかり商品化されていますよね。
五木商品の鶏白湯ラーメン。あんまインスタントの鶏白湯って食べたことないなぁ。
これはちょっと期待してもいいかも?!