この日は、出張を終えた後、ユーカリが丘に向かいました。
目的は唯一つ!!
魚介醤油らーめん和屋
です!!
海空土創業20周年ということで、どうしても和屋にも行きたかったんです。
海空土の歴史を考えると、和屋の大久保さんを外して考えることはできません。
なんといっても、海空土の楠田さんの一番弟子ですからね!!
>この井出隊長さんの記事で大久保店主のことがよく分かります!
と、同時に、本日9月17日は、らーめん和屋創業12周年でもあるのです!
2周年の日が「9月17日」ってなっているので、間違いないかな、と!!
…
大久保さんが海空土で修業している時、僕自身、何度も色々とお話しているんです。
当時の楠田さんはとってもおっかなくて(苦笑)、お弟子さん(和屋の店主さん)にもとても厳しかったのを覚えています。当時、「厳しい修業に耐えて頑張っておられるなぁ」って思ったものです。今の楠田さんは全然そんなことはないですけど…💦
僕自身、楠田さんが怖かったので(苦笑)、楠田さんのいない夜の時間帯に海空土によく行きました。そうすると、大久保さんがお一人で切り盛りされていて、大久保さんの「夢」も聞いたりしていました。「今度、ユーカリが丘にお店を出すんです」と教えてくれたことは、今でもよく覚えています。
しかしですね~、車のない僕には、ユーカリが丘はとにかく敷居が高いんです💦。しかも、ユーカリが丘駅からも徒歩で結構距離があるんです。ちょうど都賀駅から海空土までの距離くらい、離れているんです。
気づけば、最後に和屋に来てから、今月でちょうど10年…なんです💦💦
(10年前、我が亡き父と一緒に来たんだ…😢)
2周年記念の時に来て以来で、12周年記念の前日に来たっていうのがもう…😂
10年ぶりの「らーめん和屋」、そりゃもうワクワクのドキドキですよ💓
ユーカリが丘駅から徒歩で9分くらいですかね。
駅から右方向にま~~~っすぐ行くと、到着します。簡単😊
もう10年経ってるから、僕のことなんて覚えてないよなぁ~…と思いつつ…
お店に入ると、大久保さんと目が合いました。どうしよう…苦笑
と思ったら、大久保さんの方から近づいてきて、話しかけてくれました。なんと、覚えてくれていたんです。しかも、「keiさん」じゃなくて、「海空土の時の…」って(苦笑)。それでいいんです。海空土に来るときは、昔からブロガーじゃなくて、近所のお客さんとして来てましたからね。
券売機です。
10年ぶりなので、大久保さんに何を食べたらいいかお尋ねしたら、即答で「スペシャルらーめん」と教えてくれました。
となれば、スペシャルしかないですね(n*´ω`*n)
スペシャルの内容は、うん、ホントスペシャルです🎵
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、10年ぶりとなる和屋の大久保さんイチオシの
スペシャルらーめん
です!!✨
岩のりは「別皿」になっていますね。
こちらが、スペシャルらーめんでありますが、、、
なんと、ここまで、全然違うヴィジュアルのラーメンになっていたか…
海空土っぽさは、もはやもう何も残っていない?!?!
なんか、成田のcloverあたりに来たような???
チャーシューも、「海空土感」がない??!!
10年経つと、ここまでラーメンも変わってしまうのか?!
でも、どこか、海空土っぽさを感じなくもないような、、、
zoom up!
まずは、スープを飲まなくっちゃ、、、
緊張しながら、スープを一口飲みますと、、、、
「むむむ?! これは、海空土のスープとは全くの別物? ここまで違うスープになっちゃったのか? いや、でも、そんなことはない。大久保さんが海空土で学んだ味をすべて放棄するとは思えない。しかし、、、この味はいったい、、、。海空土のあの突き刺すような煮干しの味がしていない。いや、してなくはない。でも、この味は、煮干しだけで出るものじゃないぞ… うおおおお、、、、。この10年でいったい何が起こったんだ?! この味はいったいなんなんだ? 分からない、、、おお、神よ、、、ジーザス!!!(´;ω;`)」
みたいな言葉が脳内を駆け巡りました(苦笑)
最初の感覚としては、、、すごく言い方があれなんですけど、海空土のスープよりもfuzzyな味わいというか、モザイク模様というか、「こもっている」というか、、、。「unclearさ」をまず感じました。(悪い意味ではなく、感覚的に…と)
きのこ類か、貝類か、乾物を数種入れているのか…。「煮干し!」っていうところから、「複雑な味わい」に移行しているような感じでした。
大久保さんに尋ねると、「貝類を足したんですよ。アサリとか…」って教えてくれました。「あ、あ、アサリ?!」Σ(・□・;)。それに、醤油ダレの方もかなり変えたみたいです。(これは、後によく分かりました)
スープの味わいって、食材一つ加えるだけで、かなり変わるんですよね。煮干しだけとか、鰹節だけとかだと、すごく分かりやすくて、伝わりやすいんですが、そこに何か(例えば、それこそアサリとか、アゴ出汁とか、昆布とか、あと野菜とか)を加えるだけで、味ががらりと変わってしまうんです。動物系スープと魚介スープを合わせるよりも(同類系の方が)味が変わる気がします。
でも、、、
途中から、なんか「感覚」が変わってくるんです。スープの味が徐々にクリアになっていくんです。ぼやけていた視界が広がっていくような、、、なんだ、この感覚は?!
麺はこんな感じです。
今は、【三河屋製麺】の麺を使っているみたいですね。海空土は山田食品の麺を使っていますが、和屋は三河屋製麺の麺になっているんですね。
この三河屋の麺もいいですね。海空土のスープにも合いますよ、これは(n*´ω`*n)
麺の量も、海空土よりも少し多い気がします。
…
トッピングも、かなりマニアックというか、変わった感じになっています。
ほうれん草にも感じる小松菜?に、茎わかめ?!
更には、お吸い物とかに使われる「おぼろ昆布(とろろ昆布)」?!
(僕、おぼろ昆布、好きなんです…)
それに、紫キャベツのかいわれ(スプラウト、サンゴかいわれ)まで入っているじゃないですか…
味だけじゃなくて、ヴィジュアルへのこだわりも凄いですね、、、
チャーシューも、凄かったなぁ、、、
これはもう海空土のチャーシューではない、和屋のチャーシューになっていますよ。
海空土のチャーシューと低温調理チャーシューの間くらいかな??
そしてそして、、、
岩のりを投入します!!
海空土のラーメンには「岩のり」がめちゃめちゃ合います。
同じように、和屋のラーメンにも「岩のり」はすごく会っています!
根本的には、同じベース上のラーメンですからね、ええ。
味玉もなんか凄かったです。
それこそ、13年くらい前の海空土の味玉みたいでした(苦笑)
…
最終的には、すごくクリアな味わいのスープに感じられるようになっていました。
なんだ、このマジックみたいなスープは、、、?!?!
そして、最後に(大久保さんにお願いして)割りスープをお願いしました(僕が海空土の割りスープ好きだったことも覚えてくれているっぽかったです…妄想)。
このスープを飲んで、またまた「えええええ?!?!?!」って驚いたんです。
「割りスープだと、海空土のテイストが強く残っている!!!」って。
貝や野菜が加わっているので、「同じ味」ではありません(12年前の創業時は海空土の味をリアルに再現していました)。でも、この割りスープだけで飲むと、海空土に近い「とんでもなく美味しい無化調のダシスープ」だったんです。
ってことは、今の和屋の味を決めているのは、スープストック(寸胴)じゃなくて、醤油ダレってこと?!?! なんだか、狐につままれているような気持ちになりました。
いったい醤油ダレに何を加えているのか。どうして、最初食べた時にあんなにFuzzyさを感じたのか。それが、どうして最後はあんなにクリアなスープになったのか?!?! 昆布故の作用なのか?!(僕の体調故だったのか??)
それに、海空土と同じように、チャーシューの上に「なると」がしっかり乗っていました。
こんなこだわりもあるみたいです。
味は変わっても、その精神、スピリットは変わっていない、そう強く思いましたね。
それに、海空土自身がず~~っと変わり続けているお店ですからね。そういう意味では、「味が変わり続けるお店」であることこそが、真の海空土マインドなんだと思いますね。
***
というわけで、、、
実に10年ぶりとなり、また12周年を迎えた【らーめん和屋】の実食レポをお伝えいたしました!!
いや~、もう驚きと衝撃の嵐、嵐でしたよ、、、。
海空土で学んだ味をベースに、この12年で「自分の味」にたどり着きつつあるような。
でも、この今のスープが「和屋の完成した味」ではないかな、とも思いますね。
まだまだ、この味の続きがあるように思えるというか、なんというか。
なんか、「この先の未来」がなんとなく見えてきたような?!…
あ、らんちばさんのシールを発見💓
すごくいいところに貼ってもらっていますね~。
らんちばさんの「ホーム」となるお店がここ和屋ですからね✨
この文章は、まだ和屋のスープが海空土寄りのスープを出していた時の記事かな?!
今の和屋のスープは、単純に「煮干しスープ」とは言えないスープになっていますもんね。
この今の味は、言葉にするがのすごく難しい味のような気しかしません(難解な味?!?!)
大胆に言えば、まさに「魚介醤油スープ」という言葉が一番ぴったりくるかも?!
こちらは、卓上のメニュー表です!!
ちょい足しセット(100円)って何だ?!?!(;^ω^)
…
場所はこんな感じです!
…
最後に、海空土時代のことをお話しました。
大久保さんは僕にこう仰っていました。
「海空土で修業する前、会社が倒産してしまって、楠田さんに助けてもらったんです。だから、海空土がなければ、楠田さんと出会わなければ、今の僕はないですね。そして、もうラーメンしかない、って決めたんです」、と。
そんな大久保さんは、やっぱり「楠田さんの一番弟子」ということの誇りというか、プライドというか、責任を感じているようにも見えました。
大久保さんと話していると、それこそ13年くらい前に、楠田さんのいない海空土(笑)で、あれやこれやとお話した時のことを思い出します。
…でも、それでも、なんか大久保さんのエッセンシャルな部分は変わってないかなって💓
らーめん和屋、創業12周年、おめでとうございます!!!✨
そして、あと数日で、海空土創業20周年であります!!!✨
店頭には、こんな餃子の自動販売機が置いてありました!!
和屋の餃子、すごく評判なんですってね!!
駐車場もしっかりあります!!
電車でも、車でも、アクセス可能になっています。
みなさまも是非、12年の歴史をもつ和屋に行ってみてくださいませ!!