今日は出張で下総中山へ!
下総中山といえば、「どうだぬき」と「喜平」の二店が有名。
かつて何度か喜平に足を運んだが、すべてダメだった。
今回、4度目の訪問だったが、なんと今日も「臨時休業」だった(汗)
ホントこのお店には縁がないなぁ・・・(涙)
ま、これくらいのことで凹んでいたらフリークなんてやってられない。
気を取り直して、今日の本命、「菜」へと向かった。
菜は誰もが認める千葉の超有名店。
千葉のラーメンフリークなら誰でも食べているラーメン店で、
石神本の常連店でもある。
創業は2001年9月ってことなので、
創業7年半くらい。そんなに古くはないお店だ。
ここのご主人の大塚さんは元フレンチのコックさんで、
調理技術についてはかなりの実力者とのこと。
今日は平日の昼間ということもあって、
行列はなく、すぐに座ることができた。
店内はそれほど広くなく、座席は10席ほど。
平日の昼間は狙い時なのかな?!
メニューは半端ない・・・
醤油、塩、濃口かつお、濃口にぼし、
塩かつお、塩にぼし、白味噌、赤味噌、麦味噌、
それぞれラーメンとつけ麺・・・
いったいどれを頼んだらいいのか・・・(あ然)
とりあえず評判の「塩ラーメン」を注文することにした。
それから、「濃口にぼしつけ麺」も注文した。
塩ラーメンは、こちらオリジナルの四角い器に盛られてやってきた。
見た目的にすごい・・・ 美しい。
見ているだけで幸せになれてしまった・・・(汗)
スープは、完全無化調と謳っており、
非常にさっぱりとしていながらも、
超深みのある味わいになっていた。
とにかく「深い」の一言に尽きよう。
これだけ深いスープは久々って感じだった。
麺は昨年から自家製麺に変わっているようで、
これまたとても上品なストレート平打ち麺になっていた。
ツルツルっていう食感がすごく印象的だった。
それにとどまらず、チャーシューもすごい。
低温で長時間かけて作るチャーシューは、
ものすごく独特で、とにかく「すごい」の一言。
これ以上にない極上のお肉だった。
玉子も、まぁ総豊ほどではないが、
かなりハイクオリティーの逸品だった。
結構やわらかめで黄身は超トロトロ。
味もしっかり沁みていました☆
その後、続けて濃口にぼしつけ麺を注文。
こちらもやはりあっさりとしたスープになっていた。
煮干しのラーメンは結構色んなところにあるけれど、
ここほど煮干しの味がストレートに感じるスープってないんじゃないかな。
素材の味を最大限に引き出している、っていうか、
煮干しそのものの味をそのまま感じる味わいになっていた。
醤油と煮干しがすごく鮮明に感じられて、
まさに「濃口煮干し」の名にふさわしいスープになっていた。
スープは現在鶏スープのみらしく、
豚骨に頼らないサラサラスープであった。
こちらのつけ麺には、ラーメンと同じサイズのチャーシューの他に、
柵切りにしたチャーシューがたくさん入っている。
これがまた嬉しい。
麺は太い麺で、かなりもちもちっとしていて、
噛み心地満点だった。
いや~、文句のつけようのない匠の一杯になっていた。
このお店が近所にあったら、100%常連さんになっていただろうな。
この界隈に住んでいる人にちょっぴり嫉妬してしまった・・・(汗)
ちょっと他のお店とは比べ物にならないくらいのレベルで、
バンドで言えば、シャムシェイドみたいな・・・(分かりにくいか・・)
真似しようと思っても、真似できない水準に達しているように見えた。
菜
市川市南八幡2-4-17
℡は非公開
月火OFF
11:00-15:00/18:00-20:00
<付記>
菜は誰もが認める超人気有名ラーメン店。
恐らく数え切れないほどのラーメンフリークがやってきたことだろう。
それと同時に、たくさんの一見さんがやってきたに違いない。
一見さんは一回来るだけで、何度も来ることはない。
一回食べただけで、いろんなことをネット等で語る。
感覚的な話になっちゃうが、
ここはそういう一見さんがあまり歓迎されないように感じた。
たくさんのお客さんをみている店主さんだからこそ、
一見さんへの警戒心も強いのかな、と。
そして、常連さんへの感謝の気持ちみたいなものも感じた。
有名店になればなるほど、一見さんがどんどん増えていく。
だが、一見さんはやっぱり一見さんに過ぎない。
お店を支えるのは、やはり常に来てくれるお客さんなのだ。
そういうことを考えさせられた一時であった。