今夜は、昔のボランティア仲間で、「闘う車椅子の男」のI氏と共に、
ラーメンを食べに行くことになった。
I氏とは色々と一緒に食べ歩いているのだが、
今回は、ちょっと遠出をして「梨の花」へと行くことにした。
(彼は車をもっているので、車じゃないと行けないところがいいな、と思い)
梨の花は二回目。前回はなんともコメントのしようがなかったので、
その真価を確かめるための再訪でもあった。
梨の花は本当にすごいお店なのか、
それとも一過性の話題のお店に過ぎないのか。
(その真意を見極めるためには何度か来店しなければならない!)
都賀からだと本当に分かりやすくて、行きやすい。
御成街道をひたすら真っ直ぐ進めばいいのだから。
平日の夜なので、どう考えても余裕で入れるだろう、と思っていたら、
どこから人が来るのか?と思うくらいにたくさんお客さんがいた。
本当の本当に人気店になっている!って感じだ。
今回は、石神本にも写真が出ている「すっぱくて辛い塩ラーメン」(630円)
を注文することにした。(支那そばと最後まで悩んだが・・・)
あのですね、、、
結論から言うとですね、
これがとんでもなく食べやすくて美味しいラーメンだった。
なんじゃこりゃって言いたくなるような・・・
ネギとザーサイがてんこ盛りのラーメンで、
お酢とラー油がほどよく効いたピリ辛塩ラーメンになっていた。
だが、辛さや酸っぱさが前に出てくることはなく、
実に旨味を感じるソフトなラーメンになっていて、
ジャンクさと荒々しさも感じさせる男気なラーメンだったのだ。
タンタンメンやスーラータンメンとも違う感じで、
梨の花のオリジナル創作ラーメンと言っちゃっていいだろう。
ま、スーラータンメンに近いっちゃ近いんだけども。
ただ中華料理の辛いラーメンっていうんじゃなくて、
こだわりのラーメン店が作る酸っぱくて辛いラーメンなのだ。
だから、ラーメンの範疇の中にギリギリのところで踏みとどまっている。
あくまでも「ラーメン」として酸っぱさと辛さを取り入れた一杯なのだ。
このアプローチには参った。
ヤミツキになりそうで、怖いくらい。
前回の豚骨醤油や魚介醤油、塩とは全然違う感じで、
個性という点ではこのラーメンが突出しているんじゃないかな。
麺は(昼に菜で食べたからかもしれないが)まぁ、普通かな。
もう少し改良できるだけの余地はあるかな、と。
I氏の食べた塩ラーメンもちょっと頂戴した。
前回同様、なんとも言えないって感じかな。
悪くないけど、イマイチ印象に残らないっていうか。
いや、美味しいのだ。
美味しいんだけど、地味で、
ゆずの味しか思い出せない・・・
あと、キャべチャ丼も食べた。
これは「超大当たり」だった。
ホンキで旨い。豪快。ボリューム満点。ワイルド。
ここのキャベチャ丼、ホンキで惚れた!
「また梨の花には来たいな」、とホンキで思った。
この辺鄙な場所で頑張っている梨の花だ。
この界隈に住んでいる人にとってはまさに「宝」だと思う。
「いいお店は都会」という固定観念を覆し、
いいお店は都会だけじゃない!と胸を張っていえるお店なのだ。
あと、テーブル席もしっかり用意されていて、
車椅子の相方にとってもすごくいい感じだった。
(入り口のちょっとした段差が改善されたら、すごくいいな、と)
ラーメンには厳しいI氏もすっかりご満悦のご様子。
彼はしっかり自分の舌で判断できる男だ。
そんな彼もここのスープをしっかり一滴残さず飲み干していた。
前回は心の底から「いい!」とは思えなかったが、
今日はホンキで「いいお店だ!」と思えた。
今後どんな展開を見せるのか、未知数ではあるが、
是非とも今後も応援していきたいお店となった。