今回の祐はすごい!ぶっとんでる・・・
まさか今年、二度も、
スラットバンクスの新作がリリースされるとは想像さえしてなかった。
だが、それはリアルに現実となってしまった。
前作『極!SHOCK!』に続く5曲入りミニアルバムが、
先日、12月6日にリリースされた。
本作は、前作同様、原宿、大阪(2店)の3店舗のみ限定発売CDだ。
(今のところ、通販は未定みたいです、、、詳しくはこちら!)
前作の極!SHOCK!も驚愕の作品だったけど、
今作はよりクオリティーアップ、バリエーション多様化している。
上にも書いたが、今回の祐のキレ具合はたまらない。
1.METAL MIND
しょっぱな出だしからぶっちぎり。アクセル全開って感じ。
これぞ、スラットバンクス!って感じの元気のよい曲。
しかも、前作よりも演奏全体がまとまっていて、
そして、うねりにうねっている。そこがとにかく気持ちよい。
サビもメロディアスでポップではじけててちょこっと切ない。
そして、石井さんのギターソロもかなり凝っててカッコいい!
二度目のサビ以降のドラムのクラッシュ連発も爽快で快感だ。
2.狼狽
「やんなっちゃった~ ダメんなっちった~」
ホントやになっちゃう~っていう・・・
祐が壊れてます。本当に壊れてます。祐・・・
解散前の祐よりもぐっとぐっと表現力がupしてるし・・・
サウンド的には従来のスラットバンクスのB級作品っぽいという感じ。
でも、弐代目HONEY Bee GARDENがすごい頑張ってて、
おかずたっぷりのドラミングもすごい聴いてて心地よい。
やっぱサウンドがすごいうねってる。バンドパワーを感じる一曲だ。
それにしても、やんなっちゃう曲だなぁ~~(苦笑)
「やられちゃった」って、、、何をやられたんだ~・・・っていう。
(変な妄想してしまうような曲のような・・・)
3.悪魔の棲むステージ
なんだなんだ、この爽快なナンバーは・・・
祐の歌じゃなければ、超爽快・軽快なR&Rナンバーだろうな、と。
でも、そこに祐の歌が入ることで随分と印象が変わる。
ある意味、15年前のZIGGYの曲って言っても通用するかも・・・
それくらい王道のR&Rナンバーなんだよな~
サビなんて、森重さんが歌っても全然おかしくないし。
ライブじゃ、みんな気持ちよくノリノリになれそうだなという曲。
歌詞はすごいポジティブ。
「行くべきところは一つさ 自分の意志でゆくのさ~」
うん。僕も自分の意志を見失わずに理想の場所に向かいます!!
4.爆音だらけ
これは現役時代のボツ作品(?!)だったような。。。
一昨年の復活の時に発売されたミニアルバムに収録されていた曲。
なんだけど、今回はそのリテイクバージョン。(前作は当時のままだった)
これ、ライブでやったらいったいどうなっちゃうんだろう?!?!
ただでもとんでもないライブをやるバンドなのに、
こんな曲出しちゃったら、みんなおかしくなっちゃうのでは!?!?
ゴリゴリでハイパーチューン、ぶっとんでるスピードナンバーだ。
ある意味、他のどの曲よりもスラットバンクスっぽい曲になっている。
祐の凶暴ぶりも聴きどころのひとつだ。後半ラストは狂ってます☆
5.庇痕に口づけを
やばい、超切ないバラードだぁぁぁぁぁ。。。。。
なんか高見沢さんが作りそうな曲、というかKYON2のあの曲?!
泣けてくる切ない祐の歌が心にぐっとくる。
かつてZI:KILLが好きだった人に是非聴いてもらいたい!!!
スラットの曲だけど、すごいZI:KILLっぽい!!
いや、スラットのデビューアルバムっぽいというべきかもしれない。
どちらにしても、すごい祐にぴったりと合った切なく物憂げな曲なのだ。
やっぱり祐にはこういう曲が一番合っている!!!!!!!
もちろん心音会こそ祐なんだけど、この曲は別格!別格!
何気にドラムの六連のところが大好きで、そこばっか聴いてしまう~(汗)
最後のギターのアルペジオのところがぐっとくる。
そして、「お前がすべてさ~」、と。。。
【総評】
やっぱ祐ってすごいボーカリストです。それだけです。
こんな深~いボーカリスト、他にはいません。本当に。
この人の声には、何かがあるんだ。何かがとり付いている。
かっこいいとかSEXYとかそういう次元じゃない何か。
人間の深い深い奥底をえぐるような魔力が祐の声にはある。
そして、歌の表現の多様なバリエーション。
2と5が同じボーカルだとは絶対に思えない!
もちろん彼の言葉へのこだわりもちらりほらりと感じる。
前作のグラビアの少女もぶっとんでたけど、
今回の狼狽はさらにその上をいくぶっとび具合だ。
さらにバンドの演奏力、グルーブ感も断然に増した気がした。
石井さんの破壊的なギターとDUCK-LEEさんのうねうねベース、
それにHONEY Bee GARDENの暴走的で爆音のドラム。
技術を凌駕するほどの熱い演奏がぎゅっとつまっている。
こんな凄いアルバムが三か所でしか買えないなんて間違ってる!!
THE SLUT BANKSという強烈なバンドコンセプトの中で、
さらにその枠を超えるような個性あふれるナンバーが5曲。
全然物足りないけど、またそのストラテジーがなんとも憎い。
やっぱり祐の歌は最高!最強!最狂!!
さ、来年はスラットバンクスの最狂ライブで盛り上がろう!
2010年、まさかまたスラットバンクスと出会えるとは!!!
僕も「幸せもんです」。祐同様にね☆