只今,電車中♪
電車の中は人間学の宝庫。
…ふと,思った。
「なんで人は電車の中で何かしていないと気が済まないのだろう?」
イヤホンを耳にあてて何かを聞く…(目を閉じて,寝ているような感じで聞いている人が多い 新聞や雑誌や本を読む… ケータイをいじる… 仕事の資料をながめる… 手帳を見る…
ほとんどみんな,何かをしているのだ。ボーっとしている人もいるがあまり多くはない。
なぜ人はじっとしていられないのだろうか?
なぜ人はただその場にいるだけで満足できないのか?
なぜ『何かしないと…』と思うのか。
模範解答として,退屈がいやだから,というのがある。
だがこれは答えになっていない。なぜ人間は退屈に耐えられないのか,という問いは僕の問いを抽象化しただけだからだ。
答えはともかく,この問いは,エーリッヒフロムの愛の技術にも通じる。
彼は,何もしないでじっとしていられない人は人を愛することはできないと言い切った。ミヒャエルエンデのモモも似たような問いを立てていた。
改めて考えると難しい。
なぜ人は『何もしないことに耐えられないのか』…
あるいは、 人を『何かしよう』という気にさせてしまうものは何か?
今の僕には分からない……