Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■Acute■KAVACHI@木更津■ キュートでグロい不思議な世界観をもつガールズバンドだ!

僕が今やっているNEW BAND『NEIN!』のボーカルASUKAの「相方」(?)で、長年のバンド仲間である「とくよ死氏」率いるバンド、Acuteのライブを見に、木更津までやってきました。

Acuteは、若干20歳の若いスリーピースのガールズバンド。結成は、二年半前というので、2011ということでしょうか。結構、千葉で精力的に活動してきたらしく、スタジオペンタのとあるポスターにもその名が刻まれていました。

こんな記事もありました。
http://ameblo.jp/otemoyan-1207/entry-11554406462.html 

とくよ死氏の名は、ずっとうちのボーカルから聴いていました(よほど好きなのでしょう(*´∀`*))

一目置いているような感じでした。で、この秋、学園祭ライブの時に、見に来てくれて、さらに、千葉心音会Dr.keiの時には、突然のゲストということで、一曲歌ってもらいました。とにかく歌が上手く、また味のある声で、そして表現力もとても高いボーカルだなぁ、と思いました。そして、抜群のヴィジュアル。その辺のアイドル顔負けの美人さんでした。それでいて、どこか「不思議ちゃん」で、独特な世界観をもっている子でした。女版「HYDE」さながら、という感じで。

そんな不思議なとくよ死氏率いるAcuteですが、2013年12月13日のこのライブをもって、ドラムのひこにゃんが脱退するそうです(そういうわけで、自分のバンドの練習後に駆けつけたわけですが…)。その理由も、切なくて、なんていうんでしょう。「辞めたくはないけれど、行かねばならぬのじゃ!」的な感じで。ま、バンドですから。色々ありますわよ…。

ま、その辺はさておき。

Acuteのライブですが、見事なスリーピースバンドでした。さりげなく、ライブはスタートしました。(うちらNEIN!が仰々しいSEで始まるのとは大違い)

ボーカルのとくよ死氏もさることながら、ベースのめっこ氏もこれまたキュートで、、、 指弾きベーシスト。そして、さりげなく、歌も歌い、その声もとても素敵でした。とくよ死氏の毒々しい歌声をさわやかにする効果があるようです(苦笑)。で、ベースのプレイもかなりなめらかでお上手でした。このめっこ氏、かなりの存在感を醸し出していました(同じ20歳なのかな??)

もちろん、とくよ死氏がこのバンドの要だと思います。ギター&ボーカルですからね…。まず、とにかくその圧倒的な存在感は、さすがでした。演出なのか、地なのか分からない病的なか弱き乙女っぽさが、とにかく印象的でした。

30分程のライブで、7,8曲はやってたかな。MCもほとんどさらっとしていて、淡々と曲が続いていきました。

サウンドとしては、、、

一言で言えば、「暗い女子パンクバンド」ですかね。とにかく曲は暗い、っていうか、どよんどよんしています。僕的には、椎名林檎ちゃんをもっとパンクにした感じっていう感じですかね。あるいは、清春(黒夢、SADS)にプロデュースしてもらった椎名林檎?!

楽曲的・演奏的にもパンクな感じで、若さがみなぎっていました。その若さがバンバン出ていて、気持ちよかったです。そして、曲、メロディーがしっかりしています。基本的に難しいことはやってないし、曲もシンプルで、ストレートでした。でも、世界観があって、独特な「気持ち悪さ」もあって。。。 聴きやすいけど、近づきにくい、という感じかな。ポップだけど、ひねくれてる、というか。

とくよ死氏は、とにかく美人さんで、かつ変態的なオーラが出ています。美しさとグロさを兼ね備えている、という点で、かなり凄いです。黙ってたら、きっとそこらのアイドルよりも断然にかわいいと思います。が、いかんせん、毒々しい…。歌いだすと、かわいいどころか、おどろおどろしい…。人間椅子女バージョン的な… 

歌詞がうまく聞き取れなかったのであれですが、きっとグロいことを歌っているのでしょう(推測)。アイドルの真逆を行きそうなところが、カッコいいです。

僕個人的には、やはりスリーピースよりも、4人、5人のバンドで、彼女の歌が聴きたいなと思いました。あえて言えば、ギターは弾かないほうがいい。もちろんギターを弾いている姿も素敵なのですが、「神秘性」が損なわれる。ただ、林檎ちゃんを考えると、こういうスタイルもありなのかな、とも。

最後の曲で、とくよ死氏はギターを置き、マイクに集中していました。

雰囲気あるでしょ?!

血糊の衣装が、なんともおどろおどろしいです。人間椅子というか、ラムール?!(落葉氏にしか分からないか…(´Д`;))

とにかく、このまま埋没させるには惜しすぎるボーカリストだと思います。

Acuteとしての活動が今後どうなるのかは分かりませんが、是非彼女の今後の活動には期待したいと思います。このブログでも、彼女たちが活動再開したら、また紹介したいと思います。

***

残念ながら、このライブで、ドラムは脱退…。惜しいです。なかなか渋いドラマーでした。手数こそ多くはないですが、無駄のないプレイで、ちょこちょこっと小技を入れていたり。それより、なんていうか、「頑張って!(ハラハラ)」って感じで、父性本能がくすぐられました。

いつかまたこの3人でAcuteを再開させてもらいたい、そして、一緒に対バンしたい!って思っています。(ドラマーに困ったら、僕がしゃしゃりでてやる~)

はい。今回のライブで、すっかりAcuteに魅了されました。

いつか、NEIN! VS Acuteのライブをやりたいです。ガチのボーカル対決になるんじゃないかな。かつての清春 VS HYDEみたいな。黒いASUKAに、白いとくよ死。ある意味での「宿命の対決」的な。。。

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