HO LIN WAH@Berlin Zoo駅すぐ!絶品チャーシュー麺を発見!
久々!5年ぶりのベルリンだ! 最近は南ドイツ、オーストリア、スイスがメインだったから、ベルリンはすっかりご無沙汰だった。普段、大都市東京には見慣れているけど、それとは違うスケールのでかさを感じる。そして、当然、人がみんな怒ってそうで、せかせかしていて、あわただしく感じる。
Berlinには、品川にあたるモダンなHauptbahnhofと、東京にあたるクラシックなZoologischer Gartenの二つの主要な駅がある。後者のZoologischer Garten駅から徒歩7分くらいのところに、本格的なラーメンを出してくれる中国レストランがある。それが、HO LIN WAH(好来華酒棲)というChina Restaurantだ。Kurfuerstendamm沿いにある。この大通りを少し奥に入ったところにお店はある。
メニューは、ドイツ語、英語、中国語、日本語の四つがあった。そして、見つけました!ラーメン! ただし、中国語を見ると湯麺とあるので、これもラーメンの一種と考えてよさそうだ。ただ、いわゆる日本のラーメンとは違う中国の湯麺。(なんか、湯麺が日本に入ってきて拉麺になっただけのような気がしてきた… 中国の湯麺もいろんなバリエーションがあるし、いわゆるタンメンとは違い、ラーメンと同様包括的な概念のような気がしてならない)
今回は、お薦めの「チャーシューメン」を注文!
出てきたチャーシューメンは、もうとんでもないくらいに大量のチャーシューがどかんと盛られている。20枚は入っているだろうか。これだけどかんと入っているチャーシューメンはあんまり見たことがない。いや、喜多方ラーメンなんかはこれくらい入っているか。で、チャーシューの表面は、日本で見る赤色ではなく、ちょっと濃い黄色なのだ。一体どうやって色づけているのだろう? まだまだ不思議なことはいっぱいあるもんだ。
スープは、動物系の淡白な味。日本のラーメンと比較すると圧倒的に油が少なくて、塩分も控え目。スープの領域に留まっている。中国の湯麺を食べていると、日本のラーメンがラーメンに思えなくなってくる。どちらかというと、今の日本のラーメンのスープって、「ソース化」しているんじゃないか、と思えてくる。つまり、スープ料理というよりは、デミグラスソースをかけた麺料理、みたいな。いわば「ソース麺」だ。それくらい日本のラーメンのスープは濃くて、どろっとしていて、油が多くて、塩分もきつい。もはや飲むものではないのかもしれない。そんなことを考えさせるようなあっさりスープだった。
麺は、超細くて、わりと固めの麺だった。なんかビーフンみたいな食感だった。というか、これ、ビーフンじゃないのか?… でも、ビーフンよりは麺っぽいかな~。日本のもっちもちでみずみずしい麺と比べたら、貧弱そのもの。こんな麺を日本で出したらいったいどうなっちゃうんだろう? でも、逆にこういう麺も新鮮でいいかもしれない!?
チャーシューは、日本のチャーシューほどに脂っぽくないので、ぱさぱさした印象が強かった。が、これが本場のチャーシューだと言われたら、そう思うしかないかな。ただものすごくぱさぱさした肉で、味も結構薄味。こんなものなのかな?とも思うが、そうでもないような気がする。青梗菜が結構たくさん入っていたのが嬉しかった。
また来たいとは思わないけど、面白いチャーシューメンではあった。