ラーメンに限らず、もともと食べるのが好きな僕。
この10年、本当によくラーメンを食べてきた。
人によく、「ラーメンばかりで飽きないのか?」と聞かれるが、
一つとして同じラーメンというのはないので、飽きることはない。
が、最近、もう少し間口を広げたいなと思うようになってきた。
ラーメン以外のものも、きちんと調べて行けば、
本当に美味しい食べ物と出会えるのではないか?
ラーメンだって調べなければ、外れが多い。
同様に、他の料理だって、調べなければ外れは多いだろう。
最近、手に入れたのが「味の地球儀」という一冊の本だった。
この本は、都内の世界のレストランを紹介している本で、
この一冊で、全世界の料理を見聞きすることができる。
その本に紹介されていたのが、「四川料理 川菜館」だった。
このお店は、創業3,4年くらいで、割と新しいお店だ。
が、既に知名度は抜群。予約を入れないと厳しいかもしれない。
都内でも人気の本格四川料理店である。
ラーメンフリークなら誰でも知っている「麻辣(マーラー)」は、
まさに四川料理に由来するスパイスのことだ。
麻辣を極めるためにも、こちらのお店は知っておきたいところ。
こちらのおススメはなんと言っても麻婆豆腐。
素敵な器(?)にのって運ばれてくるその瞬間、
誰もがきっと麻婆豆腐に釘付けになってしまうだろう。
美しく、そして、赤い。。。
超濃厚で、味も辛さと痺れをほどよく感じさせる。
とろみが強くて、ラー油の辛さと花椒の辛さが舌を刺激する。
豆腐も、日本の豆腐よりも固めで、歯ごたえが全然違う!
それから、絶対に食べるべきは、〆のタンタンメン。
正直、これほどまでに突き抜けたタンタンメンは初めて。
ヘタに辛くもなく、痺れもない。けれど、辛い(苦笑)
辛いけれど、そこはかとなく旨い。
辛いと言うよりも前に、旨いと言ってしまうのが凄いところ。
牛のひき肉の旨みが存分に出ているせいか、
辛さ以上の旨さをはっきりと感じることができる。
あと四川といえば、袋茸!
袋茸はまさに中国ならではの食材で、食感がとてもよい。
こちらの「袋茸と四川唐辛子漬けの和え物」は、
これでもかっていうほどにたくさんの袋茸の和え物だ。
チャーハンも他と違う美味しさがあった。
ここのチャーハンはいわゆるパラパラ系ではなく、
どっちかというとベチャっとしたチャーハンになっているが、
そのベチャっとしたところが最高に美味しく仕上がっていた。
どれを食べても刺激的な味わいであった。
きっと好き嫌いは分かれるだろう。
唐辛子やラー油が苦手な人は絶対無理。
がゆえに、はまる人はとことんはまる味の料理ばかりだ。
自家製ラー油(500円)も魅力的だ。
新御茶ノ水にこんなに素晴らしいお店があったなんて・・・
また一つ、世界が広がったように感じる。
麻辣の魅力をまたさらに深く理解できた気がした。
おススメです!!