仕事の帰り道。
本千葉を通る家路だったので、途中下車しました。
移転?閉店?してしまった「いってんべぇ」の跡地に新店ができていたよな、と思い、、、
でも、まだ、オープンしていませんでした。
ガクッ、、、
…
さあ、どうしましょう。
万龍軒? やきや? あるいは武士道?…
で、ちょっと散策していたら、ふと、中華食堂みたいなお店を見つけました。
それが
であります!
一応、万龍軒と同じビルの中なんですけど、万龍軒のちょうど裏手にありまして、
駅からは全く見えません。ビルの中の小さな細い飲食店街の一角にあります。
こんな感じです。
なんか、いい感じじゃないですか!!
昭和レトロ感、超満載です。
なぜか、暖簾がひっくり返っています、、、苦笑
これもまた、昭和的?!
店内はかなり狭いです。
5人ほどで満席かな?!
シルバー世代のご夫婦で切り盛りされていました。
聞けば、このお店は創業30年ほど。
その前に、別の場所で10年ほど営業していたので、キャリア10年。
それ以前は、全国津々浦々の飲食店で修行されたんだとか。
いいですねー。
ラーメン類もありました!
なんか、こういうお店の場合、チャーシューメンがいい気がするので、、、
チャーシューメンを注文しました。
ドドーン!
こちらが、30年以上、この場所で作り続けてきたラーメンであります。
スープを飲むと、、、
これが、なんだか、じんわり旨い。
鰹節の旨みをほのかに感じる「昔ながらの中華そば」ですよ。
ダシは、鰹節×鶏ガラだそうで、王道、かつシンプルなスープです。
若干、しょっぱいですが、このしょっぱさがまたすごい良くて、、、
夏の季節は、若干、しょっぱめに作っているんですって。
季節に応じて、味を変えているんですね!
チャーシューは、もう、これぞ、昭和のチャーシュー!って感じで。
パサパサでかたいチャーシューなんですけど、これがレトロチャーシューでしょ!っていう。
麺は、昔ながらのシンプルな麺でした。
こういうラーメンには、こういう麺しかないだろ、と思うに至っています。
と同時に、こういうラーメンって、あと少しで消えてしまうんだろうか、、、と。
なんか、心配になりますね。
昔ながらのクラシックなラーメンがどんどん消えていっている気がして、、、
こちらのお店のご夫婦も、かなりいい年齢だと思われます。
なので、実際、あと何年続くんだろうか、、、と。
こういうお店のじんわりラーメン、もっと若い人にも味わってもらいたいですね。
きっと、「ものたりない」って思うとは思うんです。
でも、これが、本来のラーメンなんだぜ、と。
「美味しいラーメン」や「評判のラーメン」もいいですけど、、、
でも、こういうラーメンにも、ちゃんと触れておいてもらいたいなぁ、、、
***
偶然の出会いではありましたが、
なんか、いい雰囲気(昭和)のお店でした。
小さなお店、小さなカウンターの古いお店です。
けど、それゆえに、他のお店にはない「温かさ」が感じられたりします。
人のぬくもりを感じるお店、というか。
ほっこりしましたねー。