日本時間ではもう深夜3時だというのに、お腹が減る。そこがなんか面白い。ドルトムントの駅からメイン通りに入り、少し行ったところにあったのがこちらのASIA WOKでした。メニューを見る限り、ラーメンはなかったんだけど、焼きそばがあったので、これを食べおうと思い、お店に入りました。結構広めの簡易食堂。いわゆるジャンクフード・ファストフード店なんだけど、それなりに豪華な感じでした。が、これが実に安く、メイン料理でも500円程度。やはりジャンクフードやファストフードは500円くらいが適正価格なのかもしれない。
僕が注文したのは、店頭に写真も掲載されていた「Gebratene Nudeln mit Eiern, Knuspirigen Ente und Gemuese(焼きそば、卵、フライドダッグ(鴨肉のから揚げ)、野菜付)」です。これで、580円ですからね。
写真通り、焼きそばとフライドダッグがどかーんと盛られていました。こりゃ、旨そうです。思わず、興奮してしまいました。このフライドダッグが激ウマでした。ジャンクジャンク。一人で食べきれないくらいの肉がどかんと乗っていました。焼きそばは、まぁ、なんというか。欧州の焼きそばって感じです。薄味になっていて、後で「チリソース」を加えて、味変を楽しむというスタイル。なんてことないけど、これがまぁ、ジャンクフード大好きな僕の心を満たしてくれます。スープがないのが難点かな。ただ、1ユーロ出せば、スープは飲めるわけで、それを注文すればいいわけで。
単純にアジア人ならみんなこういうの大好きなんだろうな。屋台の焼きそば屋さんの竜田揚げ付焼きそばと思ってもらえれば。まぁ、食通の人がわざわざドイツまで来て食べるようなものじゃないかもしれませんが、でも、実は一番僕らが欲する味でもあるわけですよ。というわけで、早速一軒目にして、麺料理を堪能してしまいました。
お肉たっぷり♪
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それから思ったのは、やはりラーメンの価格って、600円~700円が妥当なんだろうな、ってことです。ただし、「ジャンクフードとしてのラーメン」という限定付で。ドイツでも、いわゆるジャンクフード店とそれなりのレストランの「壁」があります。ドイツのレストランでは、普通に1000円超えします。でも、ケバブはどんなに高くても500円ほど。このASIA WOKのメニューも、一番高くて7.50ユーロ。750円です。
日本では今、ラーメンの1000円超えが叫ばれていますが、それは食材の問題ではなく、ジャンルの問題なのかな、と思います。レストランと簡易食堂と分けてもいいかもしれない。簡易食堂はやはり1000円は超えてはならない。客層が違うと言ってもいいかも。ラーメンを提供するレストランであれば、1000円以上でも何も文句など言われないはず。ただし、ラーメン以外も提供してこそですが。いわゆる「ラーメン屋さん」であれば、そのカテゴリーは「ジャンクフード店」「ファストフード店」と並びますから、1000円超えは難しい。そういうことなんだろうなと思いました。
ドルトムントにて。