DIME(ダイム)という雑誌の今月号でラーメンの特集が組まれている。分量的にはそれほど大量ではないのだが、内容的に面白かった。
なんと石神師匠が、現ラーメン王(いつまで「現」なんだろう?)の青木誠さんと対談しているのだ。これは石神チルドレンとしては読まなければならない記事だろう(汗)。。。 かくいう青木さんも石神本を手にしてラーメンを回っていたのだそうだ。
ラーメン業界がこれほどまでに発展したのは、石神さんの存在が大きく影響していると思う。彼は、ラーメンにただ詳しかっただけではなく、ラーメンの魅力やすごさを世に広めた立役者であった。あるジャンルのものが世の中に浸透するためには、そのジャンルを象徴するHEROの存在が欠かせない。ヴィジュアル系だって、X japan以前からそのルーツが脈々と続いていたけど、XというHEROがいて世の中に浸透した。野球だって王さんと長島さんというヒーローがいて国民スポーツとなった。石神さんはまさにラーメンフリークの憧れの存在として、多くの人の心を打ったと思う。
今回の特集では、石神さんはどちらかというとご自分のルーツとなったラーメン屋さんを紹介している。もちろん師匠と仰いでいるくらいだから、彼が紹介しているラーメン屋さんはほぼだいたい把握している(すべて食べたわけじゃないけど・・・)。そんな彼にとって好きなラーメンとはどんなラーメンなのか。
僕が好きなラーメンに共通して言えることは、ダシがきちんと取れていて、塩がきちんと適切にきいていること、それだけです。(p.101)
ラーメン記事としての新しさこそないが、彼の原点が分かる特集となっている。ラーメンフリークの人にはオススメかな。(でも、この雑誌の性質上、ラーメンにあまり興味のない男性読者に対するラーメン入門編って感じがするな~)