ZOMBILATION!!
ゾンビが今ロックシーンをにぎわせている！
ゾンビといえば、われわれにはスラットバンクスがいるが、
フィンランドで絶大な人気を博しているのがLORDIだ。
本当にゾンビのバンドで、ヴィジュアル的には最強レベルである。
最初にこのバンドを見たとき、ウゲッとなってしまったほどだ。
だが、音楽は、彼らの奇抜な井出達と非対称的に、
かなりポップでノリノリのロックンロールになっている。
そう、かつてのKISSのように。
結成は前世紀のようだが、主な活動は本世紀になってから。
既にアルバムやシングルを何枚もリリースしているので、
彼らはもはやロック界においては中堅バンドとなっている。
本作は彼らの６枚目のアルバムになっていて、
最近はなんと２CD’s＋LIVE DVDのベストアルバムもリリースしている。
01.SCG Ⅳ
緊張感漂う静かなSE。４，３，２，１のカウントダウンがかっこいい。
02.Girls Go Chopping
今の彼らの勢いを示すワイルドで男らしい一曲。
キーボードの入れ方とかがちょっとスラットバンクスっぽい？！
03.Bite It Like A Bulldog
聖飢魔Ⅱっぽいヘビーで重たい曲。
ロックフリークにはとても喜ばれそうなサビ～ギターリフだ。
04.Monsters Keep Me Company
ヘビーでラウドでメロウなミディアム曲。
05.Man Skin Boots
シンセを多用したパワフルな曲。勢いがあって気持ちよい。
ギターのリフが王道ハードロックでかっこいい。サビが超COOL！
06.Dr.Sin Is In
これまたバリバリ聖飢魔Ⅱ～♪ ヘヴィメタッている！！
サビはかなりポップで聞きやすいかな。
07.The Ghosts Of The Heceta Head
パイプオルガンっぽいイントロの音がすごく気持ちよい。
僕的にはこれがかなりオススメかな。ギターの音がとても気持ちよい。
ギターソロは絶対聴くべし！ソロ後のキメもすごく凝っててかっこいい。
08.Evilyn
うってかわって超退廃的なバラードナンバーだ！
ゾンビの叫びを黙って聴こう♪
09.The Rebirth Of The Countess
ピアノの音がすごく美しくてうっとりしちゃうなぁ～
10.Raise Hell In Heaven
本作で一番アグレッシブな曲！こういう曲がやっぱ大好きだ。
ヘビーでスピーディーでパワフルでつっこんでる！
11.Deadache
このアルバムの看板曲。R&R王道のサウンドだ。
でも、どこかポップではじけてるんだよなぁ～～
12.Devil Hides Behind Her Smile
わ、オペラ座の怪人！！！（汗）
13.Missing Miss Charlene
超王道のHRサウンドでとどめを刺す！
「光は消えてなくなるが、希望は消えない」というメッセージがいいなぁ～
メンバーの見た目からは絶対に想像できない音。
この違和感がすごく新鮮で、カッコイイ。
KISSが好きだったら、是非聴いてみてほしいな。
けれど、若いロックリスナーにとってもこのバンドは聴く価値大有りだ。
ハードロック～ヘビーメタルの王道を学ぶことができるだろう。
しかし、それにしてもゾンビ・・・
なぜにゾンビ？！と突っ込みたくなるが・・・
いずれにしても、今HR界で一番輝いているバンドであることは間違いない。
スラットバンクスは「早すぎるバンド」だったのかもしれない。
今、あの当時のスラットバンクスが出てきていたら・・・
世界進出も絶対いけてただろうな、、、と。
今、世界はまさにゾンビ化の道を歩んでいるのだ！
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