Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

紅蘭亭@熊本 遂に熊本の1930年代~のソウルフード「太平燕(タイピーエン)」を食す!

考えたら・・・

熊本にこれまで何度も来ているのに・・・

「太平燕」を食べてない!!!!

ってことに、気づき、、、

最も古くから太平燕を出しているとされる3店舗の一つ、紅蘭亭に向かいました。

(店舗の写真を撮るの、忘れました、、、涙)

このお店、とにかくすごい人気です。

変な時間帯に来たのに、15分は待ったかな。常に満員御礼状態の超人気中華レストラン。

ラーメンもありました。

が、ここは、まず太平燕。

この太平燕って、完全熊本のソウルフード(?)なんですね。

他ではほとんど提供されていないそうです。

ヴィジュアル的に、ラーメンフリークを引きつける感じではないのですが、凄かったです。

久々に、「おわ~~~~」って叫びたくなりました。

   

こちらが、太平燕です。

とはいえ、太平燕って、各店舗によって様々で、これが太平燕だ!というわけではないっぽいですが。

見た感じは、白濁でややこってりとしたタンメンという感じでした。

なんか、玉子が面白いです。

表面に小麦粉かなんかをまぶして、揚げているのかな?

味的にどうってことはないのですが、とても印象的な玉子でした。

この玉子が、太平燕の一つの大きな特徴らしいです。

そして、なんといっても、、、

ジャーン!!!

これっすよー。太平燕は、太平麺じゃないんですよね。

つまり、小麦粉+かん水というラーメンの麺じゃない。

麺が春雨なんです。これには、もう驚きでした。

しかも、これがなんとも、旨い。というか、3杯目なのに、するする食べられる。

やはりラーメンの麺というのは、ただでもお腹にたまるんだなぁ、と。

春雨の麺だと、なんかヘルシーそうで、迷わず食べられるんですよね。

味的には、タンメンとか、ちゃんぽんとか、そういうタイプの味でした。

***

聞けば、この太平燕のルーツは中国にあり、日本に入ってきたときに、熊本と長崎で運命が分かれたそうです。

長崎では、太平燕は、スープとして飲まれるようになり、「春雨スープ」になったそうで。

で、熊本では、スープとしてではなく、一つの主食として、食べる麺料理として提供されるようになったんですって。

一つの料理が二つの料理となって、全く別の形で広まっていったということなのでしょう。

いやー、面白いなぁ、、、と。

しかも、戦前から伝わる味、ですからね。

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