考えたら・・・
熊本にこれまで何度も来ているのに・・・
「太平燕」を食べてない!!!!
ってことに、気づき、、、
最も古くから太平燕を出しているとされる3店舗の一つ、紅蘭亭に向かいました。
(店舗の写真を撮るの、忘れました、、、涙)
このお店、とにかくすごい人気です。
変な時間帯に来たのに、15分は待ったかな。常に満員御礼状態の超人気中華レストラン。
ラーメンもありました。
が、ここは、まず太平燕。
この太平燕って、完全熊本のソウルフード(?)なんですね。
他ではほとんど提供されていないそうです。
ヴィジュアル的に、ラーメンフリークを引きつける感じではないのですが、凄かったです。
久々に、「おわ~~~~」って叫びたくなりました。
こちらが、太平燕です。
とはいえ、太平燕って、各店舗によって様々で、これが太平燕だ!というわけではないっぽいですが。
見た感じは、白濁でややこってりとしたタンメンという感じでした。
なんか、玉子が面白いです。
表面に小麦粉かなんかをまぶして、揚げているのかな?
味的にどうってことはないのですが、とても印象的な玉子でした。
この玉子が、太平燕の一つの大きな特徴らしいです。
そして、なんといっても、、、
ジャーン!!!
これっすよー。太平燕は、太平麺じゃないんですよね。
つまり、小麦粉+かん水というラーメンの麺じゃない。
麺が春雨なんです。これには、もう驚きでした。
しかも、これがなんとも、旨い。というか、3杯目なのに、するする食べられる。
やはりラーメンの麺というのは、ただでもお腹にたまるんだなぁ、と。
春雨の麺だと、なんかヘルシーそうで、迷わず食べられるんですよね。
味的には、タンメンとか、ちゃんぽんとか、そういうタイプの味でした。
***
聞けば、この太平燕のルーツは中国にあり、日本に入ってきたときに、熊本と長崎で運命が分かれたそうです。
長崎では、太平燕は、スープとして飲まれるようになり、「春雨スープ」になったそうで。
で、熊本では、スープとしてではなく、一つの主食として、食べる麺料理として提供されるようになったんですって。
一つの料理が二つの料理となって、全く別の形で広まっていったということなのでしょう。
いやー、面白いなぁ、、、と。
しかも、戦前から伝わる味、ですからね。