年始はやっぱり古典に戻るのが一番の醍醐味♪
ヴィジュアル系の過去を遡っていくと、
エクスタシー系とFree-Will系に二分される。
(これを知らないバンドマンはもっと勉強せよ!)
で、Free-Will系の伝統の中で、
もっともいたずらっ子だったのが、しいもんきい~Red Tail CatのLUCYだった。
やんちゃっていうか、永遠のCHILDっていうか・・・
もちろんしいもんきいもすごくカッコイイバンドだったが、
それ以上に魅力的だったのがRed Tail Catだった。
Red Tail Catは、1992年に結成。
1995年にセカンドフルアルバムをリリースして、
その後フェイドアウトしていってしまった。
(最後のアイテムはライブビデオとしてリリースされたビデオテープ)
彼らのマスターピースは1stの『Girl』であろう。
演奏力は(今聴くと)かなり荒々しいけれど、
楽曲のクオリティーやバンドのカラーはすごく良い。
特にLucyの歌とセンス溢れるメロディーは今聴いても素晴らしい。
代表曲の「My Life For You」は、素材として卓越している。
大ヒットしてもおかしくないくらいによいメロディーであった。
で、それから3年後にリリースされた『Sixth Sense Balance』は、
前作と全然違うアプローチで攻めてきた。
より大人っぽく、しっとりとした曲が多くて、
落ち着いた感じの仕上がりになっていた。
所謂「ヴィジュアル系」とは違うイメージのバンドではあったが、
独特で、唯一無二のバンドであったことも間違いない。
彼らに影響を受けたバンドマンはそれほど多くないだろう。
だが、一時代を築き、新たな一石を投じたバンドであったことは確かだ。
RTCは、COLOR、かまいたち、デカメロンに続く第四のバンドとして、
今もFree-Will系の伝統の中に生き続けるバンドなのだ。
(Lucyは今何をしているんだろうな~ またあの甘い声が聴きたいな)