もうすぐ3月も終わりですね…。
あっという間でした。
このブログも、ドイツ・オーストリア一色でした。
お付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
…
僕の2018年度もそろそろ終わりです。
その本当の終わりの終わりに、、、
この2月~3月に共にドイツに行った学生たちと最後のお食事会。
場所はもちろん、僕らドイツ語クラブのアジト、
バーデンバーデン
です!!
ドイツ語クラブができて以来、ずっとずっとお世話になっているドイツレストランです。
こういう「つながり」って、とても大事ですよね。
バーデンバーデンは、千葉を誇る唯一無二のドイツ・欧州レストラン。
老舗中の老舗店であり、そして無敵の美味しさを誇るブレのない名店!
シェフの河合さんは、僕の父とほぼ同い年。(つまり七十代中盤)
年齢を感じさせないパワーとスピリッツを備えたプロのシェフ。
2018年度の学生たちと最後に、河合さんの料理に酔いしれました。
河合さんオリジナルのドイツ風創作料理をご覧あれ!
(ブッフェスタイル、5品、一人2000円のおまかせコースです)
今回の「目玉」は、なんといってもこれ!!
10年以上、バーデンバーデンに通っていて、初めてみました。
バーデンバーデン風チキンのピカタ
です!!
Piccata(ピッカータ)with 野菜ソテー
ピッカータは欧州では、仔牛の肉で作るみたいですが、日本では入手困難なんですって。
ウィーンで仔牛のシュニッツェルを食べましたが、日本では難しいみたいです。
でも、仔牛に負けないくらいに柔らかくてソフトなピカタでした。
ケチャップソースというのが、もうたまりませんよ、、、
洋食屋のピカタって感じで、もう涙モノでした。
野菜ときのこのソテーがそこに添えられていました。
こちらも、実は初登場じゃないかな??
今回の河合さんのプチサプライズ、ですね。
Danke schön!!
で、こちらが、超絶品の「ローストポーク」!!
もう、これ、ラーメン屋さんの人に食べてもらいたいですね。
こんなローストポークをのせたラーメンが食べたい!!
お肉が信じられないくらいに柔らかいのに、食感もしっかりあって…。
肉汁から作ったソースも絶品で、お肉の旨みが炸裂していました。
こんなの、ドイツでも食べられないぞ、、、(;´・ω・)
それから、お肉の下に添えられているのは、
クリーム入りのマッシュポテト!
これが、もうヨーロピアンなテイストで、うっとりさせられました。
マッシュポテトの中には、ニンジンとグリンピースが入っていて、
「洋食店らしさ」みたいなものも感じました。
そしてそして!!
学生たちも、本場ドイツで食べてきた南ドイツの名物料理、
ケーゼシュニッツェル
が登場です!!\(^o^)/
シュニッツェルは「ドイツ風パスタ」と言われているもので、
当然ながら、麺は河合さんの自家製、オリジナルであります!!
これほど本格的なシュニッツェルが稲毛で食べられるんですから。
もっともっと多くの人に知ってもらいたいですね。
そこに加わるのは、
レバーのステーキ
です!!
とっても豪華なコンビネーションに、みんなうっとりしていました。
もちろん、お味もしっかりしていて、レバーの臭みもなく、美味しく頂きました!
まだまだ続きます。
ドイツといえば、なんといっても、、、
ソーセージ=ヴルスト
ですよね!!
自家製ザウアークラウト付きです!!
こちらは、「THE定番!!」で、みんな喜んで食べていました。
マスタードがとってもヨーロピアンで、あまり辛くなくて、食べやすいんですね。
そして、最後のトドメは、、、
海鮮ドリア
です!!
ラーメンを除き、僕が一番大好物なのがドリア。
ここのドリアは、それこそ僕の理想のドリア。
それをでっかい器で心行くまで食べられる幸せ…。
ホワイトソースとライスのコンビネーションの素晴らしさといったら…。
とにかくこのホワイトソースが本当に美味しくて美味しくて(;;)
2018年度の締めくくりに相応しいメモリアルなドリアになりました。
河合さん、ありがとうございました!!
最後に、みんなでパシャ!!
このメンバーで、11日間、ドイツ~オーストリアを駆け巡ったんだなぁ…。
もはや、懐かしい…(;´・ω・)
全員、何事もなく無事に帰国できたし、みんなの仲もぐっとよくなった。
今の時代、なかなか「みんなで一つになって」という経験がしずらい。
内々の小さな仲良しグループで盛り上がることはあっても、
「垣根」を超えて、それぞれ「違う人間同士」がつながれなくなった。
似た人間同士がかたまって、その中で差異をごまかして仲良しごっこ。
そうではなく、「異なる人間同士」が「違い」を自覚して「みんな」になっていく。
そういうプロセスが本当に、ますます大事になってきているように思います。
それはもちろん、僕自身もそう。
いわゆる括弧付きの「先生」を演じて、それらしい「仲間づくり」はできる。
でも、それって、ステレオタイプ的な「仲よし地獄」の入り口でしかない。
そうではなく、他者と他者がお互いに差異を認めながらつながっていく「グループ」。
そこに、河合さんや奥様も入ってくださり、一つになっていく。
それを、僕は「学びの共同体」と呼びたいし、「真のグループ」とも呼びたい。
…
もう、このメンバーで、全員そろって、というのは難しいだろう。
でも、それでいいんだ。真の人間関係は、完成したと同時に壊れるもの。
…
先日、卒業式の後の自分の心境を述べたけど、あれはあれであの時の僕の本当の気持ち。
でも、それとは別に、「先生としての喜び」もちゃんと感じているのも事実。
(上辺の、立場をわきまえない、礼儀のない人間には、僕は無の存在でいい)
最後の最後に、学生たちがとても素敵な記念品を用意してくれました。
見せたくないけど、見せちゃいます(苦笑)
この一年を一枚にまとめてくれました。
「ドイツ語クラブ」の文字のところは、画用紙を三枚重ねていて、とても綺麗!!
これはこれで嬉しいんだけど、もっと素敵なものも頂けました(;;)
もうね、、、
こういうのが欲しくて、「先生」、頑張ってるのよ、、、(苦笑)
学生全員からのお手紙。
もちろん表面的な文言はなくて、どの学生の言葉も「心」がこもってる。
そういう心のこもっている「言葉」じゃなければ、もらっても嬉しくない。
でも、そういう心のこもった言葉をもらうためには、こっちも死ぬほど頑張らなければならない。
教師と学生(生徒)って、いつでも「ガチンコの戦い」だから(勝ち負けはないけど)。
…
でも、僕もただもらうだけじゃない。
こっちもこっちで、学生一人ひとりに「お手紙」を書いてやった(笑)
学生から色々もらえる人気の先生はいるけど、、、
でも、僕を慕ってくれた学生には、こっちからも手紙を書いてあげる。
多分、うちの学生で、先生から手紙をもらえたのは、「君たち」だけだろう。
(字は汚いし、読みにくいし、封筒も古いもので、ちょっとあれだけど…)
前の記事で誤解されたくないんだけど、別に僕は学生から見返りがほしいわけじゃない。
感謝されたいわけでもないし、チヤホヤされたくもない。
ただただ、成長してもらいたいと願っている。(メイヤロフ流のケアね)
上っ面の「感謝」なら、されないほうがマシ。
同じように、僕自身も、心から「おめでとう」と言える学生だけに、言いたい。
「卒業おめでとう!」、と。
「君たちに幸あれ」」、と。