Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■KEEL■Raison d'être et de sang■V系の魅力が詰まった一枚!

最近、めっきりV系バンドのCDレビューを書かなくなっていますが、、、

(その余裕がないんです…涙)

でも、日々、V系バンドの音源はチェックしています。

今も、どんどん若いバンドが登場していますよね。

「ヴィジュアル系」は、下火になっているとはいえ、まだまだ元気です。

で。

今、僕を一番熱くさせてくれるのが、

KEEL

というバンドです。

オフィシャルホームページはこちら

KEELを知っている人ってどれくらいいるんだろ!?

このバンドは新しいバンドですが、メンバーはキャリアたっぷり。

vocal : ryo [HOLLOWGRAM, TAG, DALLE]
guitar : aie [the god and death stars, gibkiy gibkiy gibkiy, THE MADCAP LAUGHS他]
bass : 愁 [girugamesh]
drums : Tomoi [C4]

この面子ですからね…。

ryoとaieのコンビネーションは、想像以上に凄いことになっています。

そこに、元Laputa~現C4のTomoiさんが加わるんだから…

まさに、世代を超えたモンスターバンド、、、

そんな彼らの新作がリリースされました。

ホント、ゾクゾクします。

今、活動しているバンドの中でも、僕が一番大好きなバンドになりつつあります。


 

【全曲コメント】

01-SWANS

ベースの短音から突然突き刺さるように蠢き始めるハイスピードチューンで、本作は始まります。前作よりも勢いとスピードを感じる凄い曲になっています。「これだよ!これが聴きたかったんだ!」って、思わず叫んでしまいました。ダークで過激でセクシーな一曲。ヴィジュアル系の世界観そのもの。でも、今の時代っぽく、曲の展開はかなり激しいです。ただ、イマドキのミクスチャー系とは違って、ちゃんと曲の世界観やコンセプトがあります。「誰一人君の名前も知らない… 気づかれぬように生きていたいと 白い肌を揺らす」っていう歌詞も、いいなぁ、、、と。

02-午後の射殺

続くこの曲も、勢いとスピードでガンガンに飛ばしていきます。KEELとしては結構キャッチ―なメロかな!? 「射殺」ってあるけど、一番シングルっぽい曲かも!? 何気にメジャーコードがキラリと光っています。サビの「時折歓声はなくなり…」ってところが、めっちゃカッコいいです。「その午後はもうダメ」という歌詞が謎チックで神秘的。前作も1,2曲目がずば抜けてカッコよかった。今回も最初の二曲で、脳ミソがKEELに染まってしまいました。

03-rain song

ここでちょっとミディアムテンポのタテノリのロックサウンド。ちょっとLUNA SEAっぽい感じも!? ヴィジュアル系ってもともとはこういう曲が得意だったんだよなぁ、、、って思わせる曲。イマドキのV系バンドだと、こういう、ミディアムテンポだけど、カッコよくてのれる曲ってなかなかやれないんだよな。で、aieの絶妙なギターカッティングがとてもセクシーでカッコいい。彼のギターはホント好き。どこか、ZI:KILLのKENのギターセンスにも通じてる。昔、J-BUSTERSでやってた大野君のギターもこういう感じだったんだよなぁ、、、なんて思い返したりも、、、

04-太陽より暑い夏

これまた、どこまでもけだるい曲。バラードっていうか、けだるい曲。タイトル通り、太陽よりウザいくらいにねっとりとした曲。ギターの音もそういう感じになっていて、考えられています。曲全体として、「味がある感じ」。キャリアたっぷり、経験豊かなメンバーだからこそできる曲かな、と。けど、それこそZI:KILLなんかも、こういう感じの曲、若くしてやってたし…。あと、こういうけだるい曲の場合、ボーカルの力量が問われますね。ryoだからこそこういう曲もできる、という点も無視できないかな。最後のあたりは、IMAGE~EDENの頃のLUNA SEAを思い出させてくれます♪

05-知りすぎた心臓

印象的なイントロのリフ。そして、詰めに詰め込んだ言葉のシャワー。ストレートでいながら、どこか捻くれている。音的にも、同期音を一切使っていなくて、ドラムとギターとベースのみ。ストレートでむき出しのV系ロックを響かせてくれています。サビの「わずかな愛とぬくもりとを少しだけ 後はなにもいらないよ」というフレーズが印象的。01-02のスピードチューン、03-04のミディアムナンバーときて、王道の極上ロックソング、か。出来過ぎだなぁ、、、(;´・ω・)

06-May your life be always fulfilled with love

ラストナンバーは、…めちゃめちゃキャッチ―です。「あれー?ここまでキャッチ―な曲をやっちゃうの??」っていうくらいにキャッチ―。どこか、LA'rc-en-cielみたいな雰囲気のある曲ですね。hydeが歌っても違和感がない。きっとメンバーの中に、ラルクファンがいるな…(苦笑) ラルクファンで新たなバンドを求めている人は、一度だまされたと思って聴いてもらいたいかも。最後のベースのラインがとってもキレイです。「TETSUか!」って突っ込みたくなりました。


KEEL。

今後、どうなるんでしょうね!?

メンバーはみんな他のバンドもやっているし、「メインバンド」にはならなそう。

でも、どのバンドよりも、未来の可能性を感じるんです。

単純に、「売れてほしい!」って思うバンドなんです。

お茶の間に出られるだけのキャッチ―さとセンスがあるんです。

是非是非、このアルバムを買って聴いてみてください!

amazonサイトはこちら!!!

最後に彼らの「代表曲」(?!)を♪

カッコいいですよー!

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