Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

C4@クラブチッタ川崎 [Ultimate Counter] DESERT TOWNも!


C4のクラブチッタ川崎の無料ライブに行ってきた!

C4は、元Kill-SlaydのボーカルTOKI、元ラピュータのTomoi、元バザラ~JILSの舜(SHUNSUKE)、そしてベースのREN、4人のバンドで、今現在精力的に活動しているグループだ。こちらのアルバムレビューもどうぞ

今回のライブは、先日行われたC4の初ライブの続編ともいうべきライブで、また、その初ライブで表現し切れなかった部分をきちんと表現する、というリベンジ的な意味合いのあるライブであった。また、夏祭り的な要素も取り入れたライブとなった。

無料ライブということもあって、クラブチッタはほぼ満員状態。結構男性ファンが多いのがこのバンドのライブの特徴かもしれない。年齢層もかなり幅があって面白い。TOKIの当時のファンだったら、30代になっているはず。Tomoiのファンだったら、20代~30代が多い。SHUNSUKEとRENには、恐らく10代~20代のファンが多くいるように思う。このバンドのファン層は非常に広いのである。今日のライブもとにかく客層のレンジが広かった。

ライブは、最初メンバーの秘蔵映像からスタートした。Tomoiのラピュータ時代のお宝映像、SHUNSUKEのバザラ時代の映像、TOKIのキルスレイド時代の映像(さらにはそれ以前の超レア映像)が流された。その間、彼らの代表曲のカラオケ映像が上映されたのだが、ここで突然ホンモノのSHUNSUKEが登場し、熱い歌声を聴かせてくれた。(まだオーディエンスは静観状態だった)

そして、ライブがスタート。今回のライブは三部構成。

第一部は、かなり真面目、ガチンコライブ。一曲目は、前回のライブできちんと表現しきれなかったfogetis sky。CDだととてもいい曲なので、その「よさ」をどこまで生の音で伝えられるか、これはアーチストにとって大きな課題だと思う。とりわけこの曲はTOKIにとって思いいれの強い曲なので、感情移入しすぎると、歌いきれなくなってしまう。かといって、感情のない歌ほど聴いていてつまらないものもない。すごく難しい曲なんだろうと思う。でも、今回のライブではしっかり歌えていたと思う。すごく気持ちよく聴けたし。その後、彼らのオリジナル曲がどんどん演奏されていく。

第二部は、カバー曲タイム。TOKIのブログでも告知されていたとおりに演奏された。僕にとってはこの第二部を聞きに来たといっても過言じゃない(もちろん、カバー曲の発表前から行くことにしていたが・・・)。一曲目は、TOKIの歌うコンプレックスのBe my babe。ホント、吉川さんの声にそっくり。目を閉じて聴くと、吉川さんしか思い浮かばないほど。そして、SHUNSUKEのリクエストでHIDEのピンクスパイダー。この曲のリフが好きなんだよなぁ。SHUNSUKEものびのびとプレイしていた。

そ・し・て・ 彼らは「砂漠の街」といっていたが、その名のとおり、ZI:KILLのDESERT TOWNが演奏された。これを聴くだけでも来た甲斐があった。Tomoiドラムだし、相当しっかりとしたカバーが聴けるんだろうな、と思っていたが、想像以上に素晴らしいカバーになっていた。最初のギターのリフを聴いた瞬間に、鳥肌がゾクゾクしてきた。そういえば、ずっと昔、このクラブチッタでDESERT TOWNを聴いて、鳥肌立ったっけ。。。 TOKIもTUSKになりきっていたように見えた。やっぱりTUSKは偉大なのだ。あのTOKIでさえ、DESERT TOWNを歌っているときだけ、TOKIらしい動きを一切見せなかった。やっぱりZI:KILLは偉大だったんだ、と改めて実感。本当によい演奏だった。一瞬、自分があの当時のZI:KILLのライブに来ているかのような錯覚に陥ってしまった。本当に本当にかっこよかった。TUSKになりきっているTOKIもよかった!

あともう一曲カバー曲があったけど、放心状態で全然聴いてなかった(汗) ビートロック風だったな。

第三部は、DVD映像を撮影するシューティングライブ(?!)だった。それにしても、TOKIはよくしゃべるなぁ。ユーモアあり、おやじギャグあり、下ネタあり、あおりあり、メンバー紹介ありで、盛りだくさんだった。主に彼らのファーストアルバムからの選曲だった。最後ラスト2曲が圧巻。Kill-Slaydのフィロソフィア~complainerは超盛り上がりで、このライブ一番の一体感が生まれていた。

と、まあ、こんなライブでした。残念だったのは、PAが悪いのか、とにかく音が大きくて、耳が疲れました。ギターの音とプログラミングの音がすごくぶつかってて、あんまりいい音ではなかったと思った。でも、それはC4のメンバーのせいではないので、問題ではないが、あの音だとせっかくのライブもちょっとDownかな、と。

でも、ホントC4っていいバンドだなぁと思った。僕世代のリスナーたちにもっと聴いてもらいたいなぁ。あの世代と今の世代がみごとに合体していて、古さと新しさが両方兼ね備わっている。あと、どうでもいいけど、TOKIって、僕っぽい人かも。口では「おらおら系」だけど、実は結構照れ屋っていうか。。。メンバー紹介の時の彼の自分の紹介がとても陳腐で良かった。自分をアピールするところはするけど、でもちょっと遠慮深いっていうか。そういうところもTOKIの魅力なんだろうな。

また機会があれば、C4のライブに足を運んでみたい。

C4のオフィシャルサイトはこちら
TOKIのオフィシャルブログはこちら

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