Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

金豚-gol ton-@神栖 クリーミーな豚骨ラーメンの新店!

神栖市で期待の注目の新店、のようです。
それが、雷神丸の店員さんから口コミで教えてもらった『金豚』です。
このお店、GOLTONと呼ぶそうです。ゴルトンですね。
名前からして、なんか期待できそうじゃないですか?

このお店、国道124号線沿いではなく、
そこから少し入ったところにあります。偶然見つけるのは難しい。
目印は、神栖のアルプス。アルプス横の細い道を入ったところ。
かなりマニアックな場所にある隠れ家的なお店でした。

このお店、夜しか営業していません。(17:30-26:00)
外観は、紛れもなくラーメン店なのですが、
店内に入ると、きっと知らなければビックリすると思います。
下の画像は店舗の外壁にどかーんと掲げられたものです。
どう考えても、ラーメン店ですよね??

こちらの店主さん、かなり変わった方でした。
「僕はラーメンが好きじゃない。食べ歩きもしない。
そういうラーメン嫌いな人にも食べられるラーメンを作る」
そう、語っておりました。

こちらでは「黒船」(現どてちん2)で修業されたと書いてありますが、
本人のお言葉ですと、「独学」だそうです。
想像するに、バイト程度の仕事としてやっていたけど、
独立するにあたっては、自分で自分の味を作ったんでしょうかね。

とにかくあらゆることをストレートには表現しない、
そういう店主さんなので、「仕掛け」もたくさんあります。

まず、このお店、ネット界でも、「ダイニング系」、「ラーメン居酒屋」、
「飲み屋風ラーメン」 …色んな表現方法で述べられています。
その通り、このお店、いったい何のお店なのかよく分からないのです。
で、お店の人に尋ねると、「お客様にそれは決めていただいております」、
という、わけのわからない回答(苦笑)。

いや、わけはわかるんです。
こういう茨城の極東南の片隅のお店であるわけで、
ラーメン一本でやっていくのはかなり厳しい。
お酒や色々な料理を出して、あらゆる客層のニーズに応じねば、
一軒のお店として営業していくことはとても厳しい。
しかししかし、なのにラーメンは一種類という…(汗)

このお店には、ラーメンとざるつけめんしかありません。
二種類のみです。すごいでしょ。この立地で二種類のみ。
それは、ラーメン学上では、最高の永遠法則なんですね。

「名店と呼ばれるお店では、ラーメンのメニューが少ない」

今回は、お初なので『金豚ラーメン』を頂きましたー。

出てきたラーメンは、イマドキとしては珍しい白いラーメン。
この白さは、かなり懐かしい感じです。
インスタントのマルタイラーメンみたいな白さです。

スープを飲むと、たしかに豚骨白湯ラーメンなんですが、
全然臭みがなくて、クリーミーでマイルドな味わいでした。
なんか、クリームチャウダー風豚骨ラーメン、みたいな。
あるいは、ポタージュ風豚骨? 洋風豚骨?・・・

麺は、とある製麺所と何度も意見交換をしてできた麺だそうです。
いわゆる博多風の細麺ではなくて、もっちりとした重たい麺でした。
この麺はなかなかいいなぁ、と思いました。
この手のスープには珍しいもっちりやや細い麺でした。

***

少しひねった豚骨ラーメンっていう印象が強かったです。
まさに「変化球の豚骨ラーメン」って感じですかね。
変化球って言っても、スライダーあたりかなー(?!)

普通に美味しいんですが、なんか微妙な印象も否めませんでした。
トッピングがありきたりなのかな。突き抜けてないなぁって。。。

なんか最近、kei、色々偉そうに書いてて嫌なんですけど、
でも、このお店がすごく気に入ったのであえて苦言を言えば、
すぐに飽きてしまう味っていうか、すごく弱いなぁ、と。
「洋風豚骨」って書くと、なんかすごく魅力的なんですが、
あんまり印象に残らない洋風スープっていう印象なんです。

それこそ、バターやミルクを使ってみるとか、
ホワイトソースを頑張って作ってみるとか、
キノコソースを加えてみるとか、バジルだとか、イタリアンハーブだとか、
そういうマニアックな豚骨ラーメンにしてしまえば、話題になるかな、と。

逆に、純粋な豚骨ラーメンで行くなら、
それこそ、もっともっと豚骨ラーメンを勉強しなきゃダメだと思いました。
豚骨ラーメンって、ただでもすごい難しいと思います。
白い豚骨って、インスタントでかなり悪いイメージが浸透してますからね。

いずれにしても、なんかまだどっちつかずかなと思われます。
もちろんまだ「新店」なので、これから方向性を見いだせばよいと思います。
せっかくこんなにマニアックなお店なのですから、
もっともっとマニアックに極めていって、とんでもないお店になってもらいたいです。

だって、看板にも、「新しいタイプのラーメン屋」って銘打っているんですから。
ただ新しいだけじゃなくて、新しい豚骨ラーメンで、
たくさんのラーメン好き、ラーメンフリークを唸らせてください!!!
僕も、ここで、心底唸ってみたいんです☆

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