The Underneathのセカンドフルアルバムがリリースされた!
(D'ERLANGERとDEAD ENDと同日なんて・・・涙。。お金が・・・)
The Underneathは知る人ぞ知るベテランV系バンド。
もうベテランと言っていいだろう。
90年代のV系ブームの末期に登場したのが、
彼らの前バンド、Transtic Neaveだった。
故hideにかわいがられ、認められ、デビューした。
が、時代があまりにも悪すぎた。
飛びぬけたバンドセンスをもちながらも、
V系衰退という波の中で必死にもがき続けた。
当時のV系ブームの最中に生まれたバンドのほとんどが、
今や、このシーンに残っていない。
GLAYやラルク、LUNA SEAといったビックネームはさておき、
当時のインディーズシーンで頑張っていたバンドのほとんどが、
90年代末~00年代初頭に姿を消した。
だが、Transtic Neaveはその逆境の中、
地道にライブ活動、音楽活動を続けた。
そして訪れたネオ・ヴィジュアル系ムーブメント。
カリガリ、ムック、メリーといった00年代初期のレトロブーム、
そして不死鳥の如くに蘇ったディルの魂を受け継いだバンドマンたち、
または、LUNA SEAを愛してやまないナイトメアのブレイク、
さらには、シドやガゼットやアリスナインといった若手たち。
その他、ディスパースレイ、ギルガメッシュ、リンチ、摩天楼オペラなど。
活動範囲もグローバル化されて、今やV系は国際音楽になった。
その流れの中で、Transtic Neaveは新たな世界を求めて、
バンド名を変えて、というか、別形態で新たなバンドを結成した。
それが、The Underneathなのだ。
彼らは、自分たちの看板を捨て、新たな名前で再出発を果たした。
メンバーチェンジなしにバンド名を変える、というのは、
なかなか大胆なことだ。(最近花少年バディースが同じことをした!)
(ただ、ラーメン界では結構あることなんだけどね。。。)
本作はUnderneathにとってもある意味重要な作品となる。
前作はいわゆる「名刺代わり」のアルバムになっていて、
Underneathの特徴があまりはっきりと伝わってこなかった。
なんというか、寄せ集め的なものが多かった。
がゆえに、今作では、Underneathの個性が問われてくる。
1. Ghost in the mirror
一曲目からなんともマニアックな曲を・・・(汗) 決して聴きにくい曲じゃないんだけど、これをバンドでやるというのはホントすごいな、と。サビ後のバンドのグルーブ感は半端ない。サビは中期ラルクっぽい突き抜けたメロディー。Underneathって、ラルクとネオV系を混ぜた感じなんだよな~~ ヘビーで聡明な一曲だ!
2. Rain
これは好き☆ 90年代の香りが残るカッコいい曲だ。Transtic Neaveのテイストを感じる一曲だ。ただ、サウンドは明らかに現代風だ。ギターは現代的なヘビーディストーションとクリアなアルペジオ系。アルペジオの曲ってなんか90年代を感じるんだよな。今のV系の子って、アルペジオしないでしょ。シンコペーションもしなくなったし。ま、それが進化なんだろうけど。クリアなアルペジオってあると綺麗なんだけどな~。ま、それはさておき、このRain、かなり王道サウンドになっています。BメロがDie in Criesっぽくて好き。
3. BRAVE NEW WORLD
これはオフィシャルHPでも聴ける曲。一応、看板曲になっているのかな。2にも通じる曲で、結構ゴキゲンなナンバー。最初は結構重々しく感じるかもしれないが、だんだん爽快な8ビートナンバーに変わっていく。ちょっとサビが弱いかな。いまいち、ガツンと脳?心?に響かないんだよなぁ。演奏はすごく凝っているんだけど。。
4. Frontier
5. 蝶の声 - The scream of the butterfly -
6. Dolls
7. 太陽
8. ASH - ashes to ashes, dust to dust -
9. インソムニア
10. A day of a stranger
11. R.P.G.C - Red Phoenix G Crushers -
12. アリア