青山の交差点すぐのところに、ラーメン業界でかなり有名な「タイ料理ティーヌン」があることを知っているラーメンフリークはどれだけいるのだろう。
ティーヌンは、超らーめんナビでも4人の「達人」が星をつけるほどのお店で、アジアン・ラーメンのパイオニア的存在でもある。だが、もはやティーヌンはラーメン店ではなく、「おしゃれなタイレストラン」として認知されているようだ。
ティーヌン青山店は、青山らしいお洒落な店内になっている。お洒落な女性層をターゲットにしているように思われる。この青山店のみ、お昼のランチにブッフェがついている。カレー、スープ、サラダ、おかず(本日は目玉焼き)が食べ放題だった。
で、今回keiが食べたのは、「クェッティオ・ルア(クィッティオ・ルア)」(水上ヌードル)という、これまた今まで聞いたことのない麺料理だ。クェッティオ・ルアは、「豚の血ラーメン」とも言うらしく、タイでは人気の麺料理なんだそうだ(HERE)。
出てきたのは、細長い奇妙な器に盛られた不思議な麺料理だった。船をイメージしているのかな。それとも川?
このクェッティオルア、麺がとにかく極めて細い。これほど細い麺はこれまで見たことがないかも。そうめんの麺よりも細い。スープと呼べるようなものはなく、どちらかというとタレ、というか、ソースというか、そんな感じだった。薄切りの牛肉がゴロゴロとのっていて、結構迫力がある。もちろんパクチーも入っていて、アジアンテイスト抜群。
ただ、味わいとしては、かなり奇妙・・・ なんか生臭いというか、血生臭い・・・ もしかして、文字通り「豚の血」が入っているのかな? そんなに悪臭って感じではないが、なんとも言えない味わいの麺料理だった。何かの血を使っているとは思う。美味しいとか、不味いとか、そういう次元を超えた料理であり、何か痛烈なものを感じるヌードルだったように感じた。面白いといえば面白いが、おいしいとは素直に言えないかな。
そのままだとちょっと味がうすいので、お好みで卓上の調味料を入れる。砂糖や唐辛子など、タイ料理に欠かせないスパイスを少々入れると、少し食べやすくなったかな。とにかくデフォルトの味がかなり強烈であることは間違いない。チャレンジ精神のある人にはオススメかな。ただ、保守的な味覚の人には薦められないとは思う。
不思議な味わい、これ以上にない極細麺、なんともいえない外観、どれもインパクト十分と言えるだろう。恐るべし、ティーヌン青山店。
TINUN aoyama/タイ料理ティーヌン青山店
港区南青山5-1-25 B1F
℡ 03-5766-5811
11:00-23:00 L.O22:00(Holiday:12:00~)