Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

大明酒家@Berlin(Europa center) 驚愕の「担担面」が登場だ!

今回の訪独の目的はたくさんあるのだが、
その裏の目的の一つがベルリンで最も有名なラーメン店COCOLO訪問だった。
日本のラーメンに衝撃を受けたドイツ人店主さんが、ベルリンにて、
屋台のラーメン屋を始めたが、その後、遂に独立したというお店で、
開業当時は相当話題になった。TVでも紹介されたくらい。

ドイツとラーメンをこよなく愛する僕としては、
必ずや行かねばならないラーメン店だった。

が… オフィシャルHPや他のサイトで掲載されている住所の場所に行ったが、
その場所にCOCOLOはない。「KUCHI」というお店があるだけだった。
隣のお店に入り、この近くに「COCOLO」というラーメン屋はないのか?
と尋ねたが、聞いたことがない、と。
さらに近所のファストフード店に入り、聞いてみたが、やはり分からない、と。
いったいどういうことなんだ? 

*次の日、再び行ってみたら、そのKUCHIの隣にCOCOLOはあった。
が、年末はずっとお休みらしく、結局行けなかった(涙)。
この通りは本当に夜は真っ暗で周りがよく見えない。
ま、ともあれ、つぶれたわけじゃなかった!よかった。

そんなわけで、とりあえずこの場所は撤退し、
徒歩と電車でZoologischer Gartenに戻り、
ヨーロッパセンターにある「大都会」という日本料理店を目指した。
「ココロの傷を大都会で癒す」、という気持ちを込めて。

だが、その大都会はバリバリ日本料理店だった。
ラーメンなどとてもありそうな雰囲気じゃない。
メニューを見てもラーメンの文字はなし。
だったら、わざわざ日本食を食べる必要はない。
で、ふと見つけたのが、同センターにある「大明酒家」だった。
中国料理専門レストランだ。

なんとなんと、メニューに「担担面」の文字が… 
担担面ですよ!! やりました!

もう、端的に結論から言えば、
これまで食べてきた各種ラーメンのレベルをはるかに超える一杯だった。
日本を経由しないドイツの中国レストランの担担面、
日本人の味覚の影響を受けていない担担面は、
ゴマや味噌の味がしない辛いさらっとしたスープのラーメンだった。
マニア的に言えば、ゴマが乗った辛くてやや酸っぱい勝浦タンタンメンという感じ。
中国酢(黒くて酸っぱさ強めのお酢)を使用しているらしく、
すっとした味わいの中にラー油のピリ辛さがじわーっと広がってくる。
鶏、豚から取ったスープは濃厚さに欠けるものの、
しっかりとしたコクを生み出している。

麺もこのお店は例外的に美味しかった。
きしめんに近いタイプの平打ち麺で、
のびきらない程度にやわらかくてコシのある麺だった。
他のお店の麺とは明らかに違うタイプの麺で、かなり感動した。

さらに、ピリ辛の肉入りの青菜(高菜っぽい味わい)が、
味に重層感を与えていて、ダブルテイストっぽい仕掛けになっていた。
店員さんに聞けば、
「これは普通に中国で食べられている担担面です。ちょっと高級かな」とのこと。
日本の坦々麺は酸っぱいというよりは甘い。

こちらの担担面は、甘さは全くなくて、酸っぱさと辛さが際立つ味わいだった。

これだけおいしい担担面が食べられるなんて、本当に驚きだった。
昨日のチャーシューメンもそれなりによかったが、
こちらの担担面はお世辞抜きで本当に素晴らしかった。
これならフリークの人にも薦められるかな、と。

Restaurant Ming Dynastie/大明酒家
Europa-Center
Tauentzienstr.9-12 10789 Berlin
030-25 759 886

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