いよいよ、日本の政治界で最も重要な【衆議院選挙】の開票日が近づいてきました。
今回の選挙は、戦後の日本の政治史の中でも最も面白い選挙になっています。
何が面白いかというと、、、
最強無敵の自由民主党が圧勝するか、
新興勢力の立憲民主党が奮闘するか、
その二つに一つだからです。
一強多弱(自民だけが強くて他の政党はどこも弱い)の時代を終えて、二大政党制の時代を迎えているんです。
この二つの対立は、またもう一つの闘いを含んでいます。
宗教組織をバックにつけた自民党が勝つか、
共産党員をバックにつけた立民党が勝つか、
という仁義なき闘いにもなっているんです。
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こんなすっきりとした二項対立を示す選挙は、戦後初だと思います。
2009年に当時の旧民主党が自民党に圧勝しましたが、あれは、その前の自民党があまりにもおそまつ過ぎたから「風」がたまたま吹いただけで、まだ「二大政党制」の対をなしていませんでした。
「悪夢の民主党」という言葉がありますが、それは半分当たっていて、半分外れています。1955年以降、ず~~~っと自民党が権力を握り続けていたので、自民党じゃない政党が政権を取ること自体がなかったのだから、当然「悪夢」にはなります。誰もが未経験なのだから、失敗して当然です(むしろ、自民党だけしか政権を担ってこなかったこと自体が民主主義国家としては気持ち悪すぎたんです)。
でも、腐敗しきった自民党を下野させたということは、決して悪いことではありませんでした。細かい政策の話ではなく、「1955年以降続く、一党独裁国家を変えることができた」という成功体験ができたからです。
ただ、残念だったのは、自民党はその野党となった3年間で、反省して健全な政党になる努力をするのではなく、安倍さんを中心にどんどん視野の狭い政党になっていきました。<保守化><右傾化>を強め、一部での熱狂的な支持を集めた一方で、おおらかで寛容な自民党の雰囲気が消えてなくなってしまいました。
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どれも全部、<二大政党制>になるための準備だったんだと思います。
そして、遂にその二大(+二コア)政党制の選挙日を迎えているんです。
是非是非、みなさんも、この仁義なき戦いに参加してくださいね。構造は簡単です。自民党・公明党を支持するか、しないかです。
あるいは、その代わりとなる立憲民主党・共産党に日本の未来を託すか(今の日本を変えるか)です。
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今日も「期日前投票」が行われています。
明日、投票所に行けない人は是非今日、期日前投票をしてみてください!!
今回は、おそらく1000票差とか、2000票差とかと「超接戦」になる選挙区がいっぱい出てくると思います。そのスリリングな選挙(というイベント)に参加してほしいなって、今回は強く強く思います。
今回の選挙の結果次第では、来週以降の日本が大きく変わるかもしれません。
日本の「空気」も一気に変わります。
完璧な政党など存在しないので、いいことも悪いこともあるでしょう。でも、それは「自民党」とて同じです。どの政党もいいところも悪いところもあります。その特徴を理解して、一番フィットする政党や候補者を選べばいいだけ。
明日、もし自民党が圧勝すれば、これまでその恩恵を受けてきた人たちは「やれやれ」とほっとするでしょう。その恩恵を受けてこなかった人は、そのまま恩恵を受けることなく、変わらない日々が続くでしょう。
明日、もし立憲民主党が勝てば、これまでその恩恵を受けてきた人たちは「なんということだ!!利害が!利益が!金が!」と喧喧囂囂(けんけんがくがく)でしょうけど、その恩恵を受けてこなかった人にその恩恵が流れてくることでしょう。
それだけの話ってことなんですけど…💦
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この土日が最後のチャンスです!!
まだ選挙に行っていない人は是非投票所に行って、この戦後初となる<純正な二大政党制選挙>に参加してみてください。あなたの一票で、(今回は特に)結果が変わりますから。
この9年のアベスガ政権をジャッジするのはあなたです!!(岸田政権は何もしてないので無視でOK!)
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ちなみに、僕はもうとっとと期日前投票を終わらせてきました。僕はもうずっと一貫してアベスガ政権を評価しないので、非自民・非公明という立場で、残された選択肢を選ぶだけでした。ものの数分です。
今回の選挙でやることは三つ。
①近所の候補者(2~3名)から誰か一人を選んで、投票用紙に書く。自民・公明系か、立憲・共産・社民・れいわ系か、はたまたそれ以外か、の三つのカテゴリーで考えておきましょう。
②支持する政党の名前を書く。同じく、自民・公明系か、立憲・共産・社民・れいわ系か、はたまたそれ以外か、の三つのカテゴリーで考えておきましょう
③最高裁判所の裁判官国民審査をする。
これが難しいんですが、僕はこんな風に考えましたというのをお示しいたします。
東京新聞のリストです。
この中で、二つの視点に注目します。
①女性は2人。妥当か?
②夫婦別姓を認めるか?
です。
この二つの質問で、自民党寄りの裁判官か、自民党に忖度しない裁判官かを判断します(それくらいしか、分かりようがないので…)
①に対して「少なすぎる!」という人は女性の尊厳を大事にする人で、反自民の人。②に対して「違憲だ!」という人は多様性を認める人で、反自民の人、と考えられます。
そうすると、宇賀さんと三浦さんは、おそらくより公平公正な裁判官だと推測できます。あと、就任前の渡辺さんもおそらく良いのでは?(と推測できます…)。渡辺さんは児童虐待にも関心のつよい方みたいですし…。
…と考えました。
このお三方を残して、あとは機械的に「×」を付けるだけ。
ちなみに、この審査で信任が得られずに罷免された人はいままでにいません(哀しいことに…)
>詳しくはこちら!
ご参考まで!!!
…
というわけで、、、
選挙に行こう!
というメッセージでした\(^o^)/
こんなのもあるんですね、、、
選挙の教科書もありますね☝
政治学も学んでみると面白いですよ。
この本は本当に名著です!!!