Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

そごう千葉店【東京麻布 永坂更科】の太兵衛ざると天重セットでご満悦!

長年、先生をやっていると、嬉しいこともあります。

その一つが【卒業生との再会】です。

毎年、めっちゃたくさんの学生と出会い、そして別れていきます。

ほとんどの学生とは、「それっきり」の関係で終わってしまいます😢

でも、毎年数人の学生とは、その後も続くんですよね。奇跡的に。

先日、5年ほど前の卒業生Dさんと2年ぶりに再会しました。

このDさんは、僕には想像もできないくらいの途方もない哀しみや苦しさを経験しつつも、それを受け止めて、社会的養護の必要な若者たちと(ギリギリのところで)向き合い続けている卒業生でもあります。

先生の僕が言うのもなんですが、将来の【マザー・テレサ】にもなれるんじゃないかって思っているくらいです(言い過ぎかな?!(;^ω^))

そんなDさんと研究室で色々語った後、向かったのが、、、

東京麻布 永坂更科
布屋太兵衛

というお店でした。

そごう千葉店の10Fにあるお店です\(^o^)/

麻布永坂更科本店のHPはこちら
永坂更科布屋太兵衛のHPはこちら

前々から、その存在が気になりつつも、行けていなかったお店です。


「永坂更科 布屋太兵衛」は、江戸前三大そば(更科、藪、砂場)のひとつ、更科の流れを汲む老舗のそば屋です。現在の永坂更科の始まりは昭和24年、堀井清右衛門(布屋太兵衛)の子孫・堀井松之助と妻きん、永坂更科の初代・小林勇が「麻布永坂更科 総本店」を設立したことから始まります。

その後、昭和34年には株式会社「永坂更科 布屋太兵衛」が設立され、本格的に営業が始まりました。今日では麻布総本店のほか、神奈川や千葉、北海道など全国各地に支店があります。また永坂更科では、名物・御前そばや太兵衛そばの乾麺、こだわりのそばつゆの缶のネット販売も行っています。

引用元


なるほどなるほど…。

こちらのお店は「そごう」に入っているお店だけあって、なかなかエレガントです。

なお、このお店、成田空港の第一ターミナルにもありますね

この文章にあるように、寛政の時代(江戸時代の1789年~1801年まで、光格天皇の代)に登場したお店ということで、超超超レトロな歴史あるお店です!

創業寛政元年、二百二十余年続く老舗の蕎麦店。のど越しの「御前そば」、太めの十割「生粉打そば」、八割で打つ「太兵衛そば」などが味わえます。そばつゆは、甘口と辛口をご用意。お好みに合わせてブレンドもお楽しみください」(引用元はこちら!)

そうそう、日本蕎麦って、ラーメンと違って明治以前から存在する古い料理なんですよね。

松尾芭蕉の晩年の門人で蕉門十哲のひとり、森川許六は1706年に「蕎麦切といっぱ、もと信濃国本山宿より出て、普く国々にもてはやされける」と書いているそうです(参考元はこちら)。

蕎麦の人気が高まってきたのは、18世紀の半ば頃だそうです。


蕎麦の人気が高まってきたのは18世紀中ごろで、中期から後期にかけてです。/この頃になると江戸にそば屋は数えきれないほどあり、逆にうどん屋の数は激減してきました。/理由としては二八蕎麦の誕生により、蒸すから茹でる調理法がとられるようになって、本来の美味しさを味わうことができるようになったからです。

引用元はこちら


ラーメンと比べても、はるかに歴史の長い蕎麦。ラーメンも中国大陸の食文化史を考えると、相当昔からあったとは思いますが、日本ではやはり「蕎麦文化」や「うどん文化」がまずあって、そこから「ラーメン文化」が生まれてきたんですよね。

お店の人に「オススメは?」と尋ねると、僕をじっと見て「ほろ酔いセットがおススメですよ」と言ってきました😨。

え? そんなにお酒好きそうに見えるのか?!?!Σ( ̄ロ ̄lll)…

外でお酒を呑むことって、このコロナの影響で全然できていない…

でも、もう緊急事態宣言もまん防も解除されてる…

じゃ、お言葉に甘えて、、、(;^ω^)

ジャーン!!!

まさかまさかの

ほろ酔いセット(1533(税込1686)円)

です!

まずは、ビール🍺と板わさと合鴨スモークと玉子焼きの盛り合わせ!!

どうやら、この板わさと合鴨スモークと玉子焼きがおススメなんだそうです。

気持ちを江戸時代以前モードに切り替えて、、、(苦笑)

Prost!
Trink auf dich!

板わさはかまぼこにわさびを付けたもので、これが🍺にめっちゃ合う🎵

かまぼこにわさびを付けて、醤油ダレでパクっと食べる。一瞬の恍惚…。

そして、合鴨スモークもまた超一級品で、マスタードを付けて食べます。

かまぼこと合鴨スモークだけで、🍺はぐいぐい呑めますね~。

そして、しっかりと調理された玉子焼き!!

この美しい玉子焼きには醤油かけの大根おろしが付いています。

いや~、いいっすね~~😂

そして、永坂更科の主役中の主役!

こちらが自慢の「太兵衛そば」(ざる)であります✨

スープが二つもついています!!

このお蕎麦は、二八そばになっているみたいです。

こちらのお蕎麦はネットでも購入できるみたいですね…

やはり大手のお店とあって、ネットでの販売にも強いんですね~。

こんなお蕎麦もしっかり販売されているんですね~。

あま汁とから汁の二種です。

あま汁の方はあまみのあるそばだれで、から汁の方は濃くてしょっぱいたれになっています。

おすすめは「あまからブレンド」らしいです。

(ふと、岡山の「あまいからい」を思い出しました…。岡山にもまた行きたい…)

あま汁に、から汁…

まずは、あま汁から!!

二八そばの香りを楽しんでから、あま汁に蕎麦を投入します。

あま汁とあって、甘くてそしてダシの旨みがぐわっと感じる極上の甘いつゆ。

いや~、一日の仕事の疲れがぶっ飛ぶな、これは、、、(;^ω^)

ラーメンも美味しいけど、そばもやっぱり旨いなぁ、、。

もともと「ダシ」が大好きな僕としては、そばのこの「ダシの旨み」にはもう笑ってしまいます。(卒業生Dさんも、一人で勝手にそばに感動する僕を、苦笑して見ていました…💦。こんな先生でごめんなさい…)

そして、から汁で食べると、今度は醤油のあの強い香りがぐわっと迫ってきます。

おお、これぞ「Edo Style!」って叫びたくなる醤油感に驚くと共に、🍺が更に美味しくなります。

量的には、それほど多くないので、僕の場合、わずか2分くらいで全部食べてしまいました。

た、た、足りない…(;'∀')

そして、あっという間に「そば湯」が登場…

え?! もうおしまい?!Σ( ̄ロ ̄lll)…

そば湯って、つけ麺の「スープ割り」の原型ですよね。

そば湯があったから、つけ麺にもスープ割りが当たり前のように出されるようになりました。

ラーメンのスープ割りとは違って、「そばを茹でた後の茹で汁」そのものです。

なので、そのまま飲んでも、…なんとも言えません…。

あま汁とから汁が混ざったおつゆにこのそば湯を入れて薄めて飲みます。

いや~、極楽極楽~~🎵

しかし、これじゃ圧倒的に足りない、、、

というわけで、、、

ここからがメインディッシュ!!!

このお店のイチオシメニューを頂かねば、と。

そう何度も来るお店ではなさそうですし、人生「一期一会」でありますから。

そばメインのセットだと「永坂」と「蘭」がおススメだそうです。

そして、天丼メインのセットだと、「天重セット」だそうです。

既に太兵衛そば(ざる)を食べているので、天丼メインの方を食べてみたいと思います。

ジャジャーン!!!

きゃ~~~~°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

天重(2229円)

です!!

僕は、天丼が本来「超大好物」だったんです。

外食に目覚めた時も、天丼が大好きで、「てんや」によく通っていました(当時の彼女さんと💓)

てんやの天丼って、チェーン店だけあってすごく安くて、お金のない10代の僕でも食べることができました。

ただ、ラーメンに目覚めてフリークになってからは、なかなか「天丼」を食べなくなっていました(っていうか、ラーメン以外の食べ物を食べなくなりました、か)。

久々に目の前にする「天丼」に、もう僕は失神しそうになりました。(卒業生Dさんは苦笑を超えて、若干引いてるように見えました…💦)

zoom up!

ご覧ください!! この完璧なヴィジュアルの天丼を!!

ああ、僕は「ラーメン」のために、どれだけの「犠牲」を払ってきたのだろう…。ラーメンの記事を書くために、どれだけ他のお料理を食べずに来たのだろう…。本当にこのままでいいのか?! ラーメンだけで人生を終えるのか? それが果たして僕にとっての「幸せ」なのか? keiよ…

脳内で天丼との「対話」が始まります(苦笑)

こういう素晴らしい天丼を食べることもまた、人生の悦びであり、人生の目的ではなかったか。

普段、本当にラーメン(そしてたまに洋食)しか外では食べないので、天丼を目の前にしたときに、僕はいったいどう立ち振る舞えばよいのか、まったく分からず、数秒間、この天丼を見入ってしまいました。

タレのついたしっとりとした海老天2種、ししとう、ナス、まいたけ…

その天ぷらと一緒にご飯を食べる恍惚のエクスタシーたるや…😂😂😂

もう、これ以上の悦びというのはあるんでしょうか?!、と。。。

しかし、これで終わりじゃない。更なる感動と驚きが待っていました。

ジャジャーン!!!

こちらはおつゆも温かい「太兵衛そば」です!!

もう、この美しいお蕎麦、見つめているだけで幸せな気持ちになります。

(既に🍺一杯で酔っぱらっていることもあって、このそばの中の世界に入り込んでいました)

これまで色んなラーメンを食べてきましたが、やっぱり僕は「和だし」を感じる「うまみ」の強いラーメンが好きだなぁってしみじみ思います。永福町系大勝軒のスープ(その影響を受けた海空土のスープ)は、まさに「中華そば」に「日本そば」のエッセンスを詰め込んだスープですよね?!

東京の超名店【春木屋】も、もともとは信州そばをルーツにしているお店だったはず。

今の日本のラーメン界の繁栄があるのも、やはりそれ以前に日本そばの伝統があったから、と僕は思っています。ぶっちゃけ、中国から伝来したスープヌードル(湯面)だけでは、ここまでのラーメン文化は築かれなかったと思いますし、まさに「そば」があったからこその「ラーメン」だろうな、と。

まさに、そんなラーメンの原型を感じるのが、こちらの太兵衛そばでした。

zoom up!

鰹節や昆布等で取ったダシに醤油を合わせた和風醤油つゆ。

この味わいこそ、日本人の心の奥底に刻み込まれた『共通感覚』なんだろうなぁって思います。このうまさ・美味しさが中国湯面に入り込んだからこそ、今のラーメンがあるって。

ただ、ラーメンじゃないので、油分はいっさいなし! ニンニクやら生姜やらの香りづけもいっさいなし! 動物系の骨髄のダシ感もいっさいなし!!

僕は「ラーメンには海苔が必要不可欠!」って信じているんですが、きっとそれも、こういう「そば文化」から来ているのかもしれませんね…。ラーメンだけじゃなくて、おそばにも海苔はやっぱり必須アイテムですからね☝

お蕎麦の主役と言えば、やはり「そば」!!

このおそばもまた、艶やかでなめらかでつるつるですごく美味しかったです。

ラーメンの麺とは違う「そば」の良さを改めて感じることができました。

ラーメンの麺は「コシ」や「弾力性」や「ねばり」がすごく大事になってきますが、そばの場合、そういうコシとか弾力性ではなくて、艶やかさやなめらかさが重要になってくるんだなぁ、と。

口の中でそばを噛むと、そのそばの香りがふわっと広がって、そして、あまり「噛む」という感じじゃなくて、口の中で溶けて消えていく、みたいな、、、?!

今の飽食の時代&ファットな時代だと、やっぱりラーメンの麺の方が引きつけられてしまう気もしますが、でも、この刺激性のよわい「やさしい食感」のそばというのも、今の時代には必要な気がしてきました。

Dさんが今回セレクトしたのは、、、

「なめこおろしそば」

でした!

こんな感じのおそばでした。

なめこおろしもすごく美味しそうだなぁって思いましたね。

僕だけだと、絶対に注文しないと思いますが、、、💦

Dさんも「おいしいおいしい」と申していました\(^o^)/

そして、最後に〆の甘味を、、、

くずきりもいいなぁって思いましたが、僕はやっぱり【わらびもち】が好き💓

わらびもち

です💓

きな粉とお餅の相性って、もうホント凄いですよね。

普段は洋菓子中心の生活なので、こういう和菓子の世界を味わうのもまた新鮮でした。

いや~、いつもと違う経験がいっぱいできてよかった…

***

というわけで、、、

そごう千葉店10Fにあります【東京麻布 永坂更科】の実食レポをお届けいたしました!

いや~、いっぱい食べた食べた(n*´ω`*n)

この二つを今回紹介いたしました!!

ほろよいセット+天重で、このお店のエッセンスはつかめるんじゃないかな?!

とはいえ、メニューがすごく多いので、何とも言えませんが…。

こちらの【海老天丼合盛り膳】もすごく気になったなぁ~…。

この御膳は、ミニ海老天丼になっています。

今回はフルサイズの天丼に惹かれたので、こちらは断念しましたが、次回は是非こちらの御膳を食べたいかなって思いました!!

ただ、そごう千葉店のレストラン街って、ホント素敵なお店がいっぱいだから、いったい次に来るのはいつになることやら、、、。更に、次々にお店って生まれてきますからね。。。

一品料理もいっぱいあります。

僕もそろそろ、和食がホントにいいなぁって思う年齢になりました。

もし奇跡的に長生きできて、ブログも続けられていたら、和食ブロガーになっているんだろうな…。

【おじいちゃんkeiの研究室】って名前に変えて…苦笑

若い時はやっぱりファットで味の濃い料理が美味しく感じられますが、歳を取る毎にあっさりで旨みのある料理が食べたくなります。

味覚にはおそらく、普遍的な何かってなくて、年齢や身体の状態や住んでいる環境によってバラバラなんだろうなぁって最近は強く思います。

今、自分が「おいしい!」と思うものがきっと「答え」なんだろうなぁって…。

そごう千葉店も営業時間がもとに戻りつつあります。

このお店も22時までの営業となっています。

ただ、まだ人は戻っていないように思いました。

まだまだ「外食はちょっと…」という人が多いんだろうな、、、って。

あ、最後の最後に気になったのがこちらの【鴨せいろ】!!

鴨肉大好き人間としては、「次はこれを食べたいなぁ~💓」って思いました。

合鴨のスモークもむっちゃ美味しかったから!!!

永坂更科、とっても落ち着いた素敵なお店でした。

窓がない店舗なので、このそごう10Fの美しい景色は見られませんが…。

でも、ゆったりとのんびりと会食をするのにはうってつけの場所だと思いました。

土日は分かりませんが、平日の夜はとても静かで落ち着いています。

さすがは大手。しっかりつゆも出ていますね。

こんなのもあるんだ、、、Σ(・□・;)

え!? マツコも?!

微妙にこのTシャツ、欲しいかも!?…

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