Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

冠生園@広島・胡町 元「すずめ」店主関上さんが作る絶品中華そばがあった!

二日目、二杯目は、

冠生園

です!

ここは、ラーメン専門店というよりは、中華料理店。

店主さんの名前は「柏木さん」。

いい名前じゃないですか(苦笑)

実は、、、

このお店では、、、

なんとなんとなんとなんと!!!

今年4月に惜しまれながら閉店となった

すずめ

の店主さんが、ラーメンを作っているんです!!

詳しくはこちら

もう食べることのできない「すずめ」のラーメンが食べられるんです!

「しまい」「陽気」「すずめ」を食べてこその広島ラーメンですからね

もう、終始、僕のテンションはマックスです。

だって、僕の目の前で、「すずめ」の店主の関上さんがラーメンを作ってくれているんですもん!

(といいつつ、店主の柏木さんと語りまくっていたけど、、、(・_・;))

メニューです。

こちらのお店のメインは中華料理。

どれも自慢の逸品だそうで、、、

(こちらも食べたかった、、、)

でも、初志貫徹。

中華そば(すずめ)、600円を頂きました。

念願のすずめの中華そばとご対面です!

(広島の人からすれば、「何を今さら…」って思うかもしれませんが…)

ジャジャーン!!

こちらが、冠生園で食べる「すずめ」のラーメンです

ヴィジュアル的に「すずめ」のラーメンと比べると、、、

ずいぶんとすっきり、シンプルになった気がします。

ネギの量も減ってますね。

より現代的な感じになっています。

さて。。。

スープを口に入れると、ふわ~っと豚骨×醤油の味が広がります。

「いやー、食べやすくて、美味しい!」

「しまい」よりは濃い目だけど、「陽気」よりは上品な味わい。

なるほどー、、、

「すずめ」が広島で最も愛された理由も分かった気がします。

一番、味のバランスがいいんですねー。

なんというか、、、

これぞ、王道、広島の豚骨醤油ラーメン!」という感じ!?

と言っても、関東人にはあまり経験しないタイプの味わいで、

さすがは、隠れたラーメン王国であります。

麺はこんな感じです。

食感のよいつるつるタイプの麺でした。

すずめ時代を知らないので何とも言えませんが、王道的な麺でした。

(広島のラーメンの麺は、どこもオーソドックスな感じがしますね)

***

たまたま、お客さんも少なくて、すずめの店主さんとお話ができました。

また、店主の奥さんもおられて、、、

「ここで出しているラーメンは、すずめ時代と同じ作り方をしている」とのこと。

つまり、

ここに来れば、すずめのラーメンがそのまま食べられるんです

これには、驚きました。

復活情報についてはこちら

ただ、現地の人は、複雑な心境のようです。

何人かの人が言っていました。

すずめの店主の復帰には、みんな憤っている。今年のあの「すずめ閉店」の騒ぎはいったい何だったのか? 広島では、ものすごい大騒ぎになったんだ。閉店間際には、大行列もできた。みんな、すずめの閉店を悲しんだ。なのに、閉店して半年もしないうちに、復帰するってどういうことなんだ、と。広島のラーメンファンは、とても複雑な気持ちなんだ」、と。

恐らく、広島には、そういう複雑な心境が広まっているんだと思います。

言っていることは、何か分かる気がします。「閉店する」と宣言しておきながら、また、次世代の人にバトンを渡しながら、すぐに復帰する、というのは、確かに、単純に喜べる話ではない。

けれど、「お店をもつ」、「人気店を維持する」、というのは、(作り手側からすれば)とても大変な仕事だと思います。それこそ「すずめ」ですからね。「店主として働く」というのは、単にラーメンを作るだけではありません。その他の色んな仕事をしなければなりませんし、仕入れや店の管理など、雑務も多いです。

今のこのお店での状況は、「人気店の経営者」としてのプレッシャーもなく、「自分の好きなラーメン」をただただ作れる状況なんですよね。それが、どれだけ「気楽」か。冠生園の店主さんの用意するステージで、ただ純粋にラーメンを作れる安心感たるや…。きっと長年、広島を代表するラーメン店主としてのプレッシャーを追い続けてきた関上さんにとって、どれだけ幸せなことか…。

もちろん食べ手側からすれば、色んな思いもあるでしょうけど、「すずめ」としての関上さんは「引退」されたんです。それで幕を引いたんです。今は、どうしても関上さんの作るラーメンが食べたい人や、僕みたいに食べたくても食べられない人のために、「間借り」的にラーメンを提供するだけ、それでよいのでは、と思うんです。

僕みたいなヨソモノからしてみれば、「広島の伝説のお店のラーメンを食べたい」ってやっぱ思うわけで、たとえ「すずめ」でなかったとしても、そのすずめの店主さんがこういうかたちでラーメンを作り続けてくれるのは、とても嬉しいことです。

それに、もう「すずめ」は、「めじろ」となって、その伝統を受け継いでいます。名店「すずめ」は、「めじろ」となって、今、そしてこれからの広島のラーメン界を牽引していくことでしょう。

自由になった関上さんのラーメンは、「すずめ」のラーメンではなく、「関上さんのラーメン」として受け止めて、味を楽しみたいところです。(きっと、だからこそ、ラーメンのヴィジュアルも変えたのかな、と思ったりも、、、)

次回、また広島に来られたら、今度は柏木さんの絶品中華料理を存分に味わいたいですね☆

素敵なお店でした!!!

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