千葉のご当地ラーメンといえば、まずは竹岡式ラーメン。そして、この数年で一気に市民権を得た勝浦タンタンメン。この二つが代表的な千葉のラーメンですが、もう一つ絶対に忘れてはならないご当地ラーメンがあります。それがアリランラーメンです。
アリランラーメンは内房・外房を越境する房総半島のほぼ中央に数店、点在する幻のご当地ラーメンでもあります。このアリランラーメンを知ってこそ、本当の意味で、房総半島のラーメンが語れるんだと思います。(さらに、君津豚骨や、ホワイトガウラーメンや、舘山タンメンなど、局地的な地ラーメンも無視できませんが☆)
僕もこれまで、アリランラーメン(ないしはそれに近いラーメン)の食べ歩きを行ってきました。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/a44ef13f9720657d9b7004285ebe72e6
八平の食堂の記事
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/b5eb48bb3edb0fde5023e25def04bd00
そんな、幻の地ラーメン、アリランラーメンですが、その本店である「八平の食堂」が、昨年末に、大々的なリニューアルを行ったことはあまり話題になっていません。アリランラーメンも、ただ現状を維持しているわけではなく、さらに進化・発展しているのです。今回はその進化の現状を確認すべく、向かうことにしました。(また、千葉ラーメン女子のあっちゃんにこのラーメンを食べてもらいたく、向かったわけです)
八平の食堂HPはこちら
http://ariranramen.com/
お店に到着すると、たしかにリニューアルされていることに気づきます。かなり変わっています。まず、建物そのものはあまり変わっていないのですが、内装がかなり激変しました。大きさも変わったように思われます。 入口の場所も変わっていますし、店舗自体も若干コンパクトになったようです。いや、かなり変わりましたねー。
店内は、想像以上に混んでいて、昼時の時間帯とあって、満席状態でした。さすが、アリランラーメン本家本元。大盛況となっています。もちろん、店主さんもおられました。お弟子さん?も厨房にいました。
今回は、アリランラーメン、ラーメン、そして、ラーメンフリークの中でもなかなか食べていないと思われる「とろろめし」もいただきました。
アリランラーメンは、もう、僕からは申すことはございません。既に、アリランラーメンについては語りつくした感がありますので、過去ログをご覧いただければ、と思います。これぞ、アリランラーメンです。辛さ、そして、ニンニク、さらにニラなど、人間を奮い立たせるパワフルなスタミナ系ラーメン。これ一杯で、力100000倍は出てくるんじゃないかな、というほどに、エネルギッシュに満ち溢れたラーメンです。
これは、もうラーメンとしてのカテゴライズは不可能ですね。まさに、アリランラーメンとしか言いようがないです。このスープの個性、独創性は圧倒的です。そして、問答無用に美味い。病みつきになる美味しさなんですね。竹岡式ラーメンとも、勝タンとも違うホント独特な味わいのラーメンで、房総半島の底力が存分に発揮されています。野性的で、力強く、攻撃的。それでいて、くどくなくて、すっきりしていて、胸やけもしない。まさに、理想的なスタミナラーメンだと思いますね。
そして、ラーメンです。
うーん、なんというか、アリランラーメンと比べると、ちょっと平凡な中華そばかな、というのが正直なところの感想です。味わい的には、昔ながら、というか、昔の中華そばですね。ちょっとすっとする感じが、昔ながらっぽいんですね。僕的には、名「昔ながらの中華そば」は大好きなのですが、こちらのラーメンは、大衆食堂なんかでよく食べるような王道・ベタな味わいのラーメンでした。
卓上にある自家製ラー油をラーメンに入れると、びしっと味がしまりますね。
これはこれでありかな!?って思いました☆
そして、何気に待望だったとろろめしを頂きました。
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自然薯って、高いんですねー。こちらでも自然薯を購入することができますが、かなり高額な食材なんですね。ビックリでした。この自然薯をフルに使ったのが、こちらのとろろめし。ご飯と、自然薯のとろろ、それにお味噌汁が付いてきます。
ご飯が美味しかったですね。麦芽米かなと思うようなお米でした。お米だけを食べても、納得の味わいでした。みんなで、「こりゃ、御飯だけでも美味しいわ」、ということで、意見が一致しました。
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まぁ、総じて、このお店は、ブロガーやネット界の人間がどうこう言えるようなお店ではないかな、と思われます。もう、これがアリランなんですね。これで、アリランなんですね。もう、ここに来たら、あれやこれやと考えずに、無心でラーメンをすすりたいものです★