ドイツ~オーストリアの旅で、また色んなバンドと出会った。
その中でピンときたのがアメリカのI AM GHOSTというバンドだった。
(アメリカのバンドをドイツで見つけるっていうのも・・・なんだかな)
このバンドは、5人組のロックバンドで、
自らのジャンルを「エピコア(Epicore)」と名付けている。
彼らによれば、「エモ」+「パンク」+「ハードコア」の融合形とのことだが、
サウンドを聞く限り、またファッションやスタイルをみる限り、
限りなくV系に近い世界観をもっているように見えた。
本作「Those We Leave behind」は、まさにエモコア+V系を
融合させたハードなサウンドを聴かせてくれている。
まぁ、アメリカのバンドなので、サウンドの基本は
あちらのメロコア~エモコアの流れを踏襲しているのだが・・・
でも、ギターのリフやノイズやメロディーなどを注意深く聴くと、
かなりV系の色が出ていて、カッコイイ。
(最近のエモコア系は限りなくV系よりになってきているが)
それもそのはず。
彼らのバンドのコンセプトは、どうも「漫画」から取り入れたみたいだ。
リーダーのSteve Julianoは、漫画とホラー映画と自分の幼少期の経験を
自分たちのバンドの音に反映させている、と言っている。
漫画=日本文化を少なからず摂取しているわけで、
日本的なスタイルを取り入れていることは間違いなさそうだ。
サウンド的には、LUNA SEAやMUCCやディスパなんかに通じるかな、と。
8のSo, I Guess This Is Goodbyeなんかはメリーっぽさもある。
メリーというか、デランジェというか・・・
ボーカルの声がアメリカ・パンクの声のままなので、
そこは好き嫌いが分かれるところだろうが、
それにしても、V系の音に限りなく重なり合う。
もともとV系もパンクの要素とハードコアの要素を兼ね備えていた。
ZI:KILLだって、最初はハードコア路線だったし・・・
30代以降の旧ヴィジュアル系ファンも、
10代~20代のネオヴィジュアルの子たちも、
是非一度はこのバンドのサウンドに触れて欲しいな、と思う。
10のBurn The Bodies To The Groundのリフなんて、
めちゃめちゃカッコイイし、COOLだから。
ちょい、CRAZE入ってるっていうか・・・
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