S.Q.Fが待望のミニアルバムをリリースした。オリジナル作品としては、前作より実に一年半ぶりの作品となる。
過激な曲はより過激に、甘い曲はより甘くなっている。彼ららしさが存分につまった一作となっている。MICHIの歌メロはそれほど抑揚がないものの、バリエーションは非常に豊富だ。一般受けはしないと思うが、コアなファンにはたまらないだろう。特に一曲目のI'm BEASTなんかは、これまでにないほどに過激だ。ライブハウスだと相当盛り上がるだろう! そして、二曲目は一気にクールダウンして、しっとりとした曲に変わる。この辺の急展開も彼ららしい。FLASHは従来のファンには嬉しい極上ポップ。
ただ、どの曲もどうにも突き抜けないのだ。MICHIの歌が生かされきっていないっていうか。。。どの曲もとても地味で、脳に残らない。決して楽曲が悪いわけでも、演奏力が低いわけでもない。ギターの音もシャープだ。なのに、何かが足りない、、そう感じてしまう。彼らへの期待が高いっていうのもあるけど、それを差し引いても、なんか物足りなさを感じてしまうのだ。
2人とも才能も実力もある。経験も豊富。是非リスナーの心に響く音を作り続けてほしいと願う。